Tag Archives: 上海

中国はエアコンが安い?2万円台も!除湿はおまけ?

 会社のオフィスのエアコンが壊れた。
 修理の人に来て見てもらったが、直せなくはないがまたいつ壊れてもおかしくない状態らしい。

  製造時期を見ると2003年となっているから15年以上稼働していたことになり、そろそろ潮時だろう。

 エアコンの平均買い替え時期は購入から13年程度とのことであり、そこから考えれば十分働いたともいえる。
 で、結局事務所の大家と交渉し、大家の負担で新品に取り換えてもらうことになった。

 同僚の交渉経緯を聞いていると、間に入っている仲介業者が手配をし、次回の家賃から差っ引くということになった模様である。
  コストとして2000元程度とのことで、2~300元の修理代を積み重ねても仕方ないという結論になったらしい。
 

壊れたエアコン

壊れたエアコン


 
 私もエアコンの相場が気になって、京東(ジンドン)のショッピングサイトを覗いてみると、かなり安いエアコンが売られており、1300元程度の商品すらある。日本に換算すれば2万1千円程度である。

 今回買うであろう2000元クラスにしても、日本円で3万円ちょっとであり、随分と安いが中国ではこの価格帯が中心のようである。

 機能としては、インバーター制御とかタイマーとか、普通の基本的な機能は一応カバーされているので、不便を感じるような点はないようだ。

 それに対して、日本のエアコン価格をネットで調べて見ると7~8万円が低価格品の中心価格帯で、5万円を切るものもたまにあるが、3万円台は冷房オンリー機能のものしか見つけられず、ましては2万円台というものはありそうな気がしなかった。
 まあ出力能力の差や便利機能の差、省エネ度合の差とか細かく調べていけば、それなりの価格差の要因は見つけられるのだろうが、それでもこの中国市場での低価格ぶりにはびっくりである。
 
 もっとも日本の白物家電は東南アジアや中国製造が多いと聞くから、実はこの日中両国のエアコンは隣り合った製造ラインで作られている可能性もある。
 よって価格差は輸送コストだったりするのかもしれないので、つまり日本人は高いものを買わされている可能性があるのであり、もしかすると笑えない価格差とも言える。

 ところで、これらのエアコンは年々性能がかなり上がっているようで、消費電力の表示は600kw/h程度となっていて、私が学生の頃みた自宅のエアコンは1500kw/hとかそんな数字だと記憶しており、随分省エネが進んだものと驚いている。

 学生の頃、親からエアコンの使用はよほど暑い時だけと言われ、滅多にスイッチを入れない機械を恨めしそうに眺めながら過ごしたことを覚えている。
 しかしそんな時期も今は昔で、たまに実家に一時帰国すると、両親がエアコンのスイッチを入れることに以前ほどあまり躊躇していないことに驚きを感じるほど普通に使っている。

 そのくらいエアコンの省エネ性能が上がったということであろう。

 さて、あと1~2日で新しいエアコンが来ることになったのだが、機種選びは仲介会社まかせなので、やや心配な点がある。
 それは除湿機能がしっかりしているかどうかということ。

 以前からブログで書いている通り上海の方は高湿度に慣れているせいか、あまり湿度を気にしていないようであり、ネット上でのエアコンの性能表示でも除湿機能を重要視している機種は少なかった。

 大半の機種に一応除湿機能はついているようだが、どの機種も除湿に力を入れているようにはとても思えない表示となっている。
 個人的には、湿度さえ下がれば上海は過ごしやすいので、除湿機能に力を入れて頂きたいのだが、湿度が高いことに慣れて生きてきた方にとっては除湿機能の快適さをあまり理解しないのであろう。
 故に今のエアコンにとってはおまけ程度の除湿機能の存在のようであり、エアコン本体が安い場合は除湿機能さえ外されてしまう可能性があるのである。

 そんな心配をしながら、とりあえずは1分でも早く新しいいエアコンがとどかないものかと汗をタオルで拭きながらオフィスで過ごしている。

いまだに中国を甘く見ている日本人

 最近時々、以前に中国にいた日本人が中国に舞い戻ってこようとしているような情報を耳にする。
 それぞれどうして日本に帰国したのかは知らないし、何故再び中国に足を踏み入れようと考えたのかはわからない。
 ひょっとすると中国式に生活習慣が染まってしまったため、日本に戻っても馴染めなかったり息苦しかったりして中国に戻ろうと考えたのかもしれない。

 「ああ、あの頃は楽しかったなあ、中国ならまだ今でも何とかなるかもしれない」と。

 こんな感じで、中国に戻ってこようとしているような印象を受ける。

 しかしながら、中国、特に上海は経済の伸びが緩やかになりつつあるとはいえ、今もって変化を続けている街であり今や数年前の上海の姿とは違うものになりつつある。

上海の街並み

 もちろん人間はそう急には変われないし、まだまだたくさん粗(あら)を残す部分はあるのだが、上海は本質的には日本とあまり変わらない状況になりつつあり、外国人に対しても以前のような制度の緩さというか甘さは無くなりつつある。

 特に2年前に始まった新ビザ制度の影響は小さくない。

以前は、通常は取りにくい高卒の方でも地獄の沙汰も金次第でコネクションを通せば、労働ビザが比較的容易に取れたのだが、今はそういったコネクションルートというのはほとんどなくなり、基本的にルールに則った正規の方法でしかビザが取れなくなった。

確かに今でも高卒であってもビザが取れないということはないようだが、ハードルは結構は上がったようである。
またこれに関して税金の面でも制度対応が厳格になり、ビザ制度と連動してきっちり税金を納めないと、ビザが延長できないというルールになったようだ。

またこういった外国人に対する制度のほかに、中国人たちがかなり真面目に社会のビジネスルールを守りつつあるようになった。
まあ日本を訪れる訪日観光客のようにマナーの面ではまだまだ問題がある点は多いが、上海では行政側で身分証明書に紐づいた評価ポイントというかブラックリスト制度がつくられたことから、人々のお行儀がよくなった印象がある。

少なくとも違法行為に対する意識が変わった印象で、今までは「バレなきゃいいし、ばれたら罰金を払えば済む」程度だったのが、今では「バレたらヤバイ」になっており、かなり生活態度に影響を及ぼすようになったような印象である。

このように中国人の日常認識にかなり変化が起きているだが、日本人はいまだに訪日観光客のマナー的な部分を指して中国人たちを「ルールを守れない人々」というレッテル付けをして評価している面がある。

更に、先日あるメーカーの方とお話をした際に伺った話だが、中国の工業技術は本当の最先端の部分ではまだ日本に分はあるものの、一般的な工業技術の面ではとっくに中国に追い抜かれ、追いつけなくなっているとのこと。
技術が良い上に価格が安いことから今や太刀打ちできない状態のようだ。

その理由として、熾烈な中国国内の競争があるため技術の進歩が速いのだそうだ。
それに対して、日本国内はまだ認識が甘いというか中国から見るとスピードが遅く見えるらしい。

つまり以前のように中国へ日本人が来て大手を振って闊歩してビジネスを行っていた時代は既に終わっており、中国へ来れば何とかなる時代ではなくなってきている。

少なくとも日本でノウハウの面できちんとしたアドバンテージを持った人材や企業でなければ、中国ビジネスに取り組むのは難しい時代になってきているのである。

しかし、冒頭に書いたように日本人の中にはいまだに5年前10年前の印象で中国を見ている人もおり、現実に直面してあたふたする人が少なくないようである。

無いような、あるような上海と日本の時差

 ほとんどの人がご存じであろうが、日本と上海(中国)の時差は1時間ある。
 この1時間の時差というのは、何とも微妙な差である、

 スポーツの国際大会の中継でもわかるように、欧州や北米・南米大陸のようにはっきりと昼と夜がずれてしまうほどに時差が大きければ、「ああ時差があるんだな」と認識できるのだが、残念ながら1時間という幅ではそこまで時差を感じるほど違いがない。

 日本が昼間ならば、上海もほぼ昼間であり、生活時間帯の差もほとんど個人生活の差に吸収されてしまうレベルである。
 従って、飛行機で移動するにしても、出発日と到着日の日付がずれてしまうようなこともまずないのである。

 しかしである。

 やはり時差は時差であって、例え僅か1時間の時差であっても、両側が全く同時刻で進んでいるということではないのであって、時々その差を強く意識させられることがある。

 私がその時差の存在を最も感じるのは、日本のラジオ放送などを聴いているときであろうか?(テレビはほぼ見ないので気にならない)
 特に早朝や夕方、夜の番組を聴こうとする時はとても気になる。

 例えば日本の早朝6時からの番組であれば、上海では5時に起きなければならず、さすがにこの1時間の差は大きく感じる。
 同様に夕方の番組も19時開始なら上海では18時にラジオ(ラジコ)のスイッチを入れなければならないのである。

 この1時間の差をきちんと注意しないと、番組を聞き逃すことになるので、時差を頭に入れて、聴く準備をする必要がある。
 このため、実は私のパソコンの時計は中国側にいる時でも常に日本時間に合わせて表示するようにしてあり、日本の標準時を意識して行動している。

 これに対して外へ持ち歩くスマホは中国標準時表示を基準にしているので、スマホとパソコンで時差がある状態で生活している。

 まあ最近では、ラジコのタイムフリー機能があるので、聞き逃した番組でも1週間以内なら後から録音で聴けるようにはなっているのだが、機能に頼って油断していると結局聞き逃したりするので、なるべく日本の放送時刻に合わせて聴くようにしている。

 そういった意味でも日常から1時間の時差を常に意識している。

 ただ逆に、日本のラジオ放送を基準にして、現在の生活の曜日間隔を維持したりもしているので、日本と中国の時差が1時間しかなく、日単位で大きくずれていないことにも感謝もしている。
 このように、無いようなであるような上海と日本の時差の間で現在暮らしている。

上海地下鉄駅の時計