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涼しくなると蚊が増えてくる

 夏の暑い盛りにはほとんど見かけなかった蚊たちがまた舞い戻ってきたようで、9月に入ってからまた増えてきたような気がする。

 どうも8月の夜も30℃を超えてしまうような気温は蚊の生育条件に適さないようで活動も活発ではなかったが、最近のように昼間だけ30℃を超え、夜は25℃前後をうろちょろするような気候状態が蚊の活動に適しているようである。

 それ故に蚊に食われる回数も増え、日本から持ってきてキンカンが再び活躍している。

 日本では蚊と言えば夏のイメージが強いが、上海ではどうもその前後で活動を活発にする時期があるようなので、関東から来た私にはちょっと調子が狂う面もある。

 ちなみにウィキペディアによれば、蚊に刺されやすい血液型というのは俗説らしく、その代わりに蚊は温度が高く二酸化炭素の密度が高いところに向かう習性があるらしいようで、体温が高く呼吸回数の多い人が刺されやすい、つまり新陳代謝が激しい人が刺されやすいようなことが書いてあった。

 つまり私のように汗かきで新陳代謝の激しい人は刺されやすいとのことのようである。

 まあ、蚊に刺されただけならいいが、変な伝染病も蚊を通じて感染すると言われることから、なるべく蚊取り対策を行なって寝るようにしないといけないのが、この夏の前後の季節のようだ。

中秋だから名月?

 もう一昨日となってしまったが今回の中秋の夜は無事、満月をカメラに収めることが出来た。
綺麗に耀く中秋の月というのはやはり不思議な存在である。

 しかしながら1年に約12~13回満月がやってくるのに何故秋の月だけが中秋の名月と呼ばれるのかはちょっと不思議なのでその理由を考えてみた。

中秋の名月

中秋の名月

 まあ昨日の満月の事をだけを取り上げて言えば、今回の月は平均より月が地球に近い状態だったので、平均より大きく見える月であったとのことだが、これは必ずしも秋だけに限らないし、言われるほど月の大きさは人の感覚では感じられないような気がする。

 故に月が大きく見えるからというのはあまり中秋の月を名月足らしめるのにおおきな影響がないという気がしている。

 では何が中秋の名月足らしめるのか? 

 先日のブログでは、満月が登場する時間帯云々のことを書いたが、やはり月が登場する時間帯と季節というのが一つのキーポイントになるような気がする。

 中秋節にあたる旧暦の8月15日というのは、年によってズレはあるが大体は秋分の日前後2週間くらいが該当している。

 この秋分の日前後というのがミソで、暑さ寒さも彼岸までという言葉があるように、この季節にはちょうど暑さも収まり、過ごしやすい気候となり夜に空を眺めるのも苦にならなくなる。

 つまり夏のように暑すぎず蚊もほとんどいないし、冬のように寒すぎることも無い。

 また秋分の日の前後に日の入りや月の出が18時前後になるというのも夕食の宴の時間の余興としてもちょうど良いのではないかという気がする。

 空模様も台風さえなければ、比較的澄んだ高い空が見られ、霞みがちな春には無い大気の状態となり、月自体もくっきり見える。

 また虫の声の演出もこの季節ならではで、他の季節にはない月の鑑賞環境になり、他の季節にはない趣きである。

 このような様々な環境が重なって、中秋の名月と呼ばれるようになったのではないかと考えたが、まあどれもやや決め手に欠けてこれだと言う物には達していない。

 まあまだ納得する結論には至ってないのだが、もしかすると昔の偉い誰かが名月だと言ったから名月になったのではないか、そんな可能性も捨てきれないなという気がし始めている中秋の名月論議である。。

ハイウェイと書かれた田舎道

昨日は天気も良く新しいバス路線が出来たという情報に刺激され、ちょっと崇明島まで行ってきた。

とはいえ、申崇3線(区間)はというこの新路線は、以前にも乗ったことのある路線の区間運転という位置づけで、途中までのルートは以前と同じだったのでそれほど新鮮味のある路線ではなかった。

 本来なら申崇7線という新しい番号がついても良さそうなこの路線だが、許認可制度の面倒な中国ではこういった位置づけのほうが申請が通りやすいのだろうと思われる。

 さて、今回その申崇3線(区間)で辿り着いたのは堡鎮という街。

崇明島の堡鎮バスターミナル

崇明島の堡鎮バスターミナル

 まあ何の変哲もない田舎町だ。長江を渡るフェリーの港があり、島の玄関としてそこそこの商業発達はしているようだが、この街自体に何か特別な魅力を感じさせるものはなく、バスの乗るという目的は達成したのでとりあえず別の街へ移動することにした。

 そして乗ったのが「南堡支線」というバス路線である。この堡鎮からもうひとつの港町の南門を結ぶ。
以前来たときは、南門とのもうひとつの路線「南堡専線」に乗ったが、スピードは若干速いがあまりにも退屈な路線のだっため、今回は新たな路線を選んでみた。

崇明島の南堡支線バスの内部

崇明島の南堡支線バスの内部

 切符売りのお姉さんに「南門まで」というと、「このバスは遠回りだから時間がかかるよ」と言われたのだが・私は「可以(オッケーです)」と答えた。

それが目的だからだ。

そして案の定、バスは整備された幹線道路を越えて、どんどん田舎街に入っていく。
都会的な整った町並みよりどこか安心する農村の風景だ。
少なくとも前回の路線よりは楽しそうだ。

そしてある地点からバスは左に折れて西へ向かう道に入る。
道の名前の標識には「草港公路(caogang Hwy.)」と書いてあった。

崇明島の草港公路の標識

草港公路の標識

 Hwy!つまりこの道はハイウェイだというのだ。

ハイウェイといえば私はアメリカの綺麗に整備された高速道路をイメージしてしまう。あるいはアリゾナあたりの地平線までまっすぐ伸びた道路をイメージする。
 しかし、ハイウェイという言葉からイメージされる道とはこの道はおよそかけ離れていた。

 中央分離帯どころかセンターラインもろくにない、まっすぐな一本道である。
 どう見ても単なる田舎道である。

このギャップに思わず私は笑った。
まあこのあたりは文化ギャップのご愛嬌というところである。

崇明島の草港公路の風景

崇明島の草港公路の風景

そんなハイウィイをバスは走り出した。

ところがである。

この道は走ってみると意外と気持ちのよい道だった。

崇明島の草港公路の風景2

崇明島の草港公路の風景2

 どこまでも続く直線道路の両側には杉の並木が延々と続く。
 そしてその並木の幹に白い塗料が塗られ道案内をしてくれており、一瞬白樺の並木道かと感じてしまうほどそれが美しくもある。

 また並木の外側にはのんびりした農地風景が広がる。北海道の富良野や道東、茨城県南の伊奈あたりの風景に似ていてとっても気持ちが良い。

崇明島の草港公路の並木道

崇明島の草港公路の並木道

 道案内の標識やバス停は時々みかけるが、それ以外の商業的看板やコンクリの建物がほとんどない。ただただ畑や果樹園、林などが広がり自然と暮らす島民の風景のみがそこにある。

 雲ひとつない天気であったこともあり、色あせた葉にあたる陽が乱反射する光のモザイクもとても心地よい。
こういった風景はとっても目に優しく、心にも優しい。

崇明島の草港公路の風景

崇明島の草港公路の風景

どうやらこのバス路線を選んで正解だったようだ。

とっても心が洗われた気分になった。

崇明島の草港公路の風景4

崇明島の草港公路の風景4

 この路線、たぶん全線で1時間くらいの行程だったように思うが、いつまでも乗っていたい気分だった。

 あの風景はひょっとすると私の心の原風景かもしれないと、そんな休日のひと時を過ごさせてくれたハイウェイという名の田舎道だった。