Category Archives: 上海の街の風景

わがままな上海人女性を育てる躾の現場?

 先日、バスに乗っていた時、3歳くらいの上海人の女の子とその父親の姿のやり取りの姿を見かけて唖然とした。
 まず父親は娘だけを椅子に座らして、ソフトクリームを食べさせていた。

 この時点でバスの中でソフトクリームを食べさせること自体どうなのかなという疑問がまず沸いた。

 さらにこの父親は娘の脇で飛行機のCAの如く低く屈んだ姿勢で寄り添い、子供に垂らさないよう注意することなく、まるで召使のように娘の手を何度もふき取り、こぼしそうになる娘の手をサポートしていたのである。
 恐らくこの親子の間ではこういったやり取りが日常化してしまっているのだろう、父親がシュース飲む?と尋ねると「要らない」と一言拒否して会話が終わった。
 その振る舞いは父と娘ではなく、明らかにお姫様と召使の関係だったのである。

 私はこの風景を見て、こうやってわがままと言われる上海人女性が育っていくのだなぁと、人格形成の現場を見せられた気がした。

 これが日本ならまずソフトクリームをバスに持ち込むことはまずありえないし、子供だけ座らせることも、ケースとしては多くないだろう。

画像はイメージ

 もしそういうような状況になったとしてもこぼさないように、親はきつく注意するだろうし、こぼれそうになる前に子供から取り上げるのではないかと想像する。
 いずれにしても、バスの中で食べながら何度も手を拭くようなことはないような気がする。

 文化の違いとは言え、あんなに至れり尽くせりで育てたらそりゃわがままになるよなというのを納得させられた風景だった。


上海の町にシャッター街が誕生しそうな2017年?

 中国は旧正月である春節を直前に控えて、町が静かになりつつある。
 地方から出稼ぎに来ている人が帰省し、次々とこの街を去るからである。

 ところが、どうも今年は何となくいつもの年とはちょっと違う雰囲気になっているような気がする。

 というのは、この時期ローカルのお店が春節休みになって行くのは例年のことなのだが、どうも一時休業ではなく店を閉店して引き払っている姿を多く見かけるような気がするのである。

飲食店のシャッターが閉まる

飲食店のシャッターが閉まる

 店の中の主だった道具が運び出されて、新たな借り手を募集する張り紙が多くみられるのである。
 私が来たころからやっていたようなローカルの飲食店たちも次々に店を閉めていた。
 建物自体が取り壊されるのかなと思われる場所もあるが、そうでない場所でもかなりの数が閉店している。

建物が撤去されるための移転

建物が撤去されるための移転

 恐らくはン年前春節の時期に借りた店舗が更新の時期に来て、家賃の値上がりを言われたため商売の継続を諦めたようなケースが数多くあるのではないかと察する。
 まあ、ここ数年の上海の不動産価格上昇はその前にも増して激しいと言われる一方で、経済そのものは伸び悩みが言われ、不動産価格と実体経済のバランスが崩れつつあると言われる。
 飲食店経営者だって、売り上げが伸び続ければ家賃の値上げにも耐えうるだろうが、実体経済が追い付かない現在、家賃の値上げ程には売り上げが伸びないのだろう。
 故に、古くからある店舗も出ていくことになる。
 まぁ、大家とすればすぐに次の借り手が見つかれば何の問題もないのだろうが、町全体の様子をみていると、そう簡単に借り手がつくか心配になってくる。
 全ては春節明けの様子を見てみなければどうなっていくかは断定できないが、このまま借り手がつかなければひょっとすると上海全体の不動産バブルが崩壊し、上海の街のあちこちにシャッター街が誕生するかもしれない。
 そんな危惧を感じた上海の街の風景である。
 

上海ディズニーランドの半年間の入場者数は560万人?

 先日の中国のニュースで、2016年12月31日現在の上海ディズニーランドの累計入場者数は560万人と発表されていた。

 6月16日オープンだったはずだから約199日間半年の入場者数であり、日数で割ると1日平均約2万8千人という数字となる。

 季節要因があるので年間入場者数が半年の倍になるかどうかは単純には言えないが、仮に1日平均入場者数から推測すると年間1027万人となり、2015年のデータで比較すると世界のテーマパークの中でもトップ10に近いレベルの入場者数となる。

 この数字が正しいかどうかはともかく、どう評価するかを考えると、香港ディズニーランドの入場者数が年間680万、過去多かった時でも1000万弱程度だったことから考えるとテーマパークとしてはまずまず成功の数字と言える。

 但し、東京ディズニーランドとディズニーシーの年間合計入場者数が3000万を超えることから考えると、上海はたった3分の1に終わっているわけであり、大阪のUSJにも及んでおらず、上海ディズニーの運営側が満足しているかは難しいところである。

 しかも何度か過去にも上海ディズニーランドの周辺を見に行った時の状況は書いたが、内部はともかく周辺は賑わいには乏しい状況であり、とても上海にディズニーブームが来ているとは言い難い雰囲気である。

 さらに上記の公式入場者数の数字に目を向ければ、主要な足である11号線の混雑具合から推測するに、本当に1日平均2万8千人の入場客がいるかはちょっと疑わしい面もある。

 2万8千人といえば、そこそこ入ったプロ野球の球場とほぼ同等であり、それだけの人があの空間に入場し、帰宅の足として11号線を利用しているような雰囲気は余り感じられず、盛った数字ではないのかという疑いも出てくるのである。

 まあマイカー利用入場が多いのかもしれないが、相対的に本場の米・ディズニーランドの広告が地下鉄構内に目立ってしまい、どうも上海に本物のディズニーランドが出来たという実感を得られないのが街の様子である。

米ディズニーランドへの旅行広告

米ディズニーランドへの旅行広告