Category Archives: 生活のこと

上海地下鉄博物館は日本の地下鉄の存在をスルー?

先週の週末、ちょっと時間が空いたので、最近オープンしたという龍柏地区のショッピングセンターを覗いてきた。

 で、その途中に上海地下鉄博物館なるものを見つけて、ちょっと気になりついでに入場し見学してきた。
 この地下鉄博物館は10号線の車両基地に隣接して建てられており、展示スペースは3階レベルの位置にあるが、入場口は地上レベルにある。
 入場料は大人30元であり、入場ゲートは自動改札のようなものが設置されていたが、使われておらず、そのままスルーが可能で、すぐにエレベーターで展示スペースの3階に上がる構造になっていた。

上海地下鉄博物館 エントランス

内部の展示物の内容は、基本的には一番最初の1号線が完成するまでの歴史的経過の紆余曲折などの資料が展示されている。
また、それらに付随してトンネルを掘る技術や、鉄道としての信号設備などの紹介が行われていた。

 それらによると、上海の地下鉄が構想されたのは1960年代らしく、試掘なども行われたようだが、文革などが発生したため、実際の着工は1990年までずれ込み、開通したのは1993年とのこと。
 ちょうど私が大学生の頃であり、私の人生のそのころの状況を思い出しながらこれらの資料や写真を見ていた。
 
  上海の地下鉄は開通当初は映画館の招待券のような、長い券を使っていたようだ。

  ところでこのような展示の中の一環で、世界の都市の地下鉄のような展示があった。
 ニューヨーク、パリ、ロンドン、マドリッド、モスクワ、メキシコなど欧米の主要都市が紹介されているものの、何故か日本の地下鉄は全く紹介されていなかった。
 アジア代表として、北京が掲載されていたが東京や大阪は全く触れられていない。

世界の地下鉄紹介コーナー

 ウィキペディアなどによると、アジア初の地下鉄は東京で、あの三球照代さんの「地下鉄の電車はどこから入れたの?」で有名な銀座線が、昭和2年開通となっている。
 従って世界の地下鉄を語るならば、東京の地下鉄の存在は無視できないはずなのに、ここでは全く触れられていないのである。
 まあ、日本だけでなくアジアごと抜けているので、アジアは取り上げなかったという理由は成り立つが、アジア初という東京の地下鉄の位置づけを考えると、日本の地下鉄を取り上げたくないからアジアごと外したという穿った見方もできなくはない。
 結局、詳しい理由は闇の中だが、とにかく東京の地下鉄は取り上げられていない。
 こんなところに見えない日中の溝の影響があるのかもしれないと考えるとちょっと寂しい展示という気がする。
 

上海地下鉄博物館

上海地下鉄博物館


「健康で文化的な最低限度の生活」というマンガ

 最近、「健康で文化的な最低限度の生活」というマンガを読んでいる。

 いわゆる自治体窓口のケースワーカー、つまり生活保護の窓口担当の女の子の奮闘を描く話となっていて、この主人公を通して社会の底辺の側面が描かれている。

 何故この漫画を読み始めたのかというと、日本国憲法の条文をそのまま引用した刺激的なタイトルに惹かれたというのと、この作者の柏木ハルコさんが実は母校の先輩ということもあり妙な親近感を覚えていたというのもある。

 柏木ハルコさんは学年的には近いので、在学時に学校内で顔を見ていた可能性もあるが、残念ながら面識はないし、ネット検索で出てくる本人らしき写真を見ても記憶には残ってはいない。
 ただ彼女の作品を読んでいると、他の漫画にはない私の母校独特の話法リズムというか、かつての雰囲気がなんとなく漂っているから親しみがわくのである。

 この「健康で文化的な最低限度の生活」以外にも柏木ハルコさんの作品は読んでいるが、彼女の作品は赤裸々な性描写が多く、一歩間違うと単なるエロ漫画家の誹りを受けてしまいかねない作風となっている。

 しかし個人的には柏木ハルコさんの作品は性を通して社会のタブーに切り込んでいるというか、一人の人間が抱えている様々な内面を切り出して、漫画として分かり易く伝えているのだと評価している。

 この「健康で文化的な最低限度の生活」という作品も、生活保護受給者というやはり社会から誹りを受けがちな底辺の人々の生活や人生を、主人公を通して一つ一つ丁寧に掘り出して描かれており、いろいろな学びを与えてくれる。

 自分も生活保護こそ受けたことは無いが、お金には常に苦労している口なので、描かれている人々の不安や苦労はよくわかり、あまり他人事ではない。
 まあ作品自体は漫画なので、恐らくそれなりに演出的バイアスがかかっていると思うが、社会の現実を知る上では良い教材と言える作品だとは思う。

 社会では生活保護の風当たりが強くなっており、受給者を批判をする人々の心理も良くわかるが、切り捨てることでは解決しない問題であり、そこをこの作品は教えてくれるので、是非皆様にも手に取ってもらいたいという気がする。

YAHOOがダメなので検索はGOOを使う

 昨年の秋から中国のインターネット規制が厳しくなって、日本のYAHOOに繋いでの検索が難しくなっている。

 具体的な理由は分からないものの、YAHOOはリアルタイム検索が可能、つまりツィッタ―などでつぶやかれた情報を拾うことが出来るので、そこがネックになって規制されたのではないかと察する。

 そもそもツイッターに繋がらないように規制している中国当局にとっては、その情報に触れられるYAHOOの検索エンジンツールは好ましくないのだろう。

 Googleもはるか以前に中国から撤退したので、日本の二大検索エンジンは両方使えなくなったことになる。
(まあYAHOOも検索エンジンはGoogle系なので厳密に言うと規制は一つだが)

 で、残るBingというマイクロソフト系の検索エンジンは今のところまだ中国でも使えるが、どうもgoogle系の検索結果に慣れた私にとっては、フィーリングがマッチしない検索結果しか出ないので使いずらいのである。

 また、MSNのニュースは産経新聞系のニュースが供給されているが、かの新聞は日本政府のヨイショ記事ばかりなので、どうにも信用が置けないので読む気が起きず、結果トータルとしてBingは使い勝手が悪いというのが私の評価になっている。

 このように私にとっては使い勝手の悪い環境になってしまった中国のネット環境であり、これまではVPNに繋ぐしか手が無い状況となってしまっていた。

 ところが、ある友人からちょっといい情報をもらった。

 日本のGooならサイトに繋がるし、検索エンジンも使えるというのだ。
 https://www.goo.ne.jp/

GOOのTOPページ

 早速試したところ、パソコンからは無論のこと、スマホ(アンドロイド)からもうまく繋がって検索も出来た。

 残念ながら速度は速いとは言えず、かなり遅いが、GooもGoogle系の検索エンジンを使っているので検索結果としては、ほぼ同様のものを得られる。

 故に当面はGooをブックマークして手段の一つとして使おうと思う。
 ただやはり遅いと言えば遅いので、VPNが使える環境の時はVPNを使って接続することには変わりは無さそうである。