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紛らわしい中国の10Aと16Aの三又電源プラグ

 上海滞在10年を超えて、最近ようやく気が付いたことがある。
実は、中国で使われている三又の電源プラグには2種類存在していたようである。
 見た目にはほとんど同じなので、気が付かなかったのだが、というか一方の器具に接する機会がほとんど無かったので、その存在に気が付かなかったのである。

 以前、「中国の電源コンセントは何でもアリ?」で全て勉強したつもりだったが、それ以外にもプラグとコンセントに別の電気規格があったのである。
 
この2種類は電気規格による種別が別のようで、10Aのものと16Aのものがある。
ぱっと見はほとんど形状が一緒だが、実際に差し込んでみると差し込めず互換関係がないことに気が付く。

16Aのプラグ

10Aのプラグ

 中国の百度で調べて見ると、10Aのプラグの歯の幅が約8㎜、16Aの幅は約10mmとなっている。
 また器具の規定値は250V /10Aは最大効率が2200wと、16Aが250V /16Aが 最大効率が3500Wとなっているようだ。
 普段家庭用に普及しているのは10Aの方で、私は長い間こちらの方しか知らなかった。

10Aのコンセント

 16Aも一応家庭に使われるが、エアコンとか電気温水器とか電気消費量が大きい家電用のプラグ仕様となっているようである。
 実は何年か前にも三又プラグの大きさが合わないことがあって、単に製造精度が悪いだけなんじゃないかと思ったことがあったが、今頃になってようやくあの時の不整合は規格違いであることに気が付いたのである。

16Aのコンセント

 それ故に、ネットショッピングなどでこれらの電源器具を買う際には、写真だけでなく表示上の規格をよく見てから買わないと無駄な買い物をすることになりかねないのである。
 日本人で自分で電源器具を買う方は少ないかもしれないが、ぜひお気をつけ下さい。


昭和とか平成とか

 今年は日本の元号が変わることが決まっているが、そのおかげで昨年から平成最後の○○などという言葉が沢山飛び交うようになった。


 既に中国に来て10年以上が過ぎているこちらにとっては和暦を使うこと自体が少ないので、平成最後といわれても実はあまりピンとこない。
 それと、自分自身が昭和生まれということもあって、根っこが昭和にある意識が強く平成という元号にあまり愛着を持たないというのもある。


 とはいえ昭和から平成に切り替わったのは私が高校生の時であるため、私の生きてきた時間の中では昭和より平成の時間の方が上回ってしまっている。
 また就職したのも平成の世であり、私が微力ながら社会で行動したのは完全に平成の時代ということになる。
 これが例えば私が作曲家などであれば、私が作った音楽は平成の音楽として扱われてしまうということになるが、それは自分の意識の中では結構違和感があることになる。

昭和の広告

やはり自分のアイデンティティの根っこは昭和にあると思っているので、例え古いと言われようが「あなたは昭和の発想だね」と言われた方がしっくりくるのである。
 こうやって考えていくと、かつて「昭和の○○」などと言われた人も、実は生まれた時代によっては意識の根っこは大正だったり明治だったりする可能性もあり、表に出てきた時期だけを捉えて評価をしてはいけないということになる気がする。

 確かに年代は○○時代と年号で区切っていくけれど、そこに生きていく人の人生は幅を持って時代を跨いでいくわけであり、必要以上に外から区切りをつけるのは意味がないのではないだろうか。

 そんなことを考えた改元を迎える年の初めである。

無人コンビニを体験

 上海虹橋国際空港の第2ターミナルに無人コンビニエンスストアが開店していたのを発見し、早速興味本位で入店してきた。

 場所は虹橋国際空港のT2上海虹橋駅を結ぶ連絡通路上の、地下鉄駅(虹橋2号航站楼駅)の真上に当たる3階レベルの一角。

無人コンビニ外観

 外観は普通のコンビニと同じような雰囲気で、入り口に自動改札のようなゲートがある。(現在はまだ案内係が立っており説明している。)

 また入り口の扉には、事前にスマートフォンにこのコンビニ専用のアプリを登録するか、WECHAT(微信)などで、公式アカウントをフォローすることにより、入場が可能になる旨の説明が書いてあった。

 そして、支払い方法を事前に設定する必要があり、この際に微信支付(WECHAT PAY)などを選択する。

 私は慌てて微信支付を選択してしまったので他にどのような選択肢があったか、はっきりは確認しなかったし、再設定もできる仕組みは見つからなかったが、恐らく支付宝なら設定は可能だろう。

 (APPもインストールしたところ、支付宝を登録できることを確認した。)

支払い方式選択画面

 で、実際の使い方だが、

①入店用のQRコードをゲートのスキャナにかざすとゲートが開くので入店。

②陳列棚から、商品を手に取り、そのまま手でも持ってもよいしカバンに入れても良い。

③商品を取り終わったら、そのままゲートを通過して退店する。

④すると、自動精算された通知がスマートフォンに届く。

商品別の金額内訳などもスマホの公式アカウントから確認することが可能で、金額があってない場合は問い合わせることができるようだが今回は正確な数字が記載されていた。

購入明細画面

どうやら天井に設置されている多数のカメラなどで画像認識され、手に取った商品などの動きをつぶさに自動解析し、退店時に精算できるようにしているようだ。

今回棚から一回手に取って再び棚に戻したような行動も取ったが、その分が間違って加算されるようなこともなかった。

これらは恐らくあの物流のアマゾンが研究していた方式で、それを中国側の資本が採用したのではないかと思われる。

ただ一応利用上の注意事項もあるようで、スマホと人物を1対1で認識している都合上、商品を店内で他人に手渡しすることは禁止されているようだ。

また、スマホを持たない人を連れて複数人で入場することも難しそうで、子連れの親子などは入場が難しい可能性がある。

更に、購入金額に対して電子マネー残高が不足するような場合に、どういうことが起きるのかは説明が無いので、ややおっかないとも言える。

まさかいきなり金額不足で警察に捕まるということは無いと思うが、そのまま電子マネー上の信用度にマイナス記録が残るということは十分ありうるので、注意するべきかもしれない。

 また一見の外国人旅行者などは決済手段を持ってないので利用は出来ない状況の様である。

 いずれにしても、上記のような運用上の問題点がありそうにもかかわらず、とりあえずこんな店が稼働してしまうのが中国式突っ走り方のような気がする。