Monthly Archives: 7月 2016

中国人は火事より泥棒が怖い?

 中国に来たての日本人にとって、中国の住宅地域を歩いていると目に入ってくるのが、各家の窓枠にはめられた鉄格子である。

鉄格子のつけられた中国の住宅

鉄格子のつけられた中国の住宅

 これは当然防犯用に作られているわけで、外部からの侵入を防ぐために設置されており、どの窓も頑丈にガードされ、まるで檻のようである。

 日本人的感覚で言えば1階や2階の低層階だけならこの警戒心も分からないではないが、5階や6階の部屋まで同様の鉄格子がはめられ防犯対策が行われているのにはちょっと驚く。

 恐らく中国ではスパイダーマンのようにビルを外壁から登る泥棒も少なくないと見え、高層階でもこのような鉄格子がはめられるのだろう。

 しかし、よく考えるとこの鉄格子は防犯対策として外からの侵入を防ぐのに有効だとしても、一方で防災対策としては非常にまずい対応だという気がする。

 つまり外から容易に入れないということは、逆に中からも容易に出られないことを意味し、万が一の火災の際などには素早く逃げられないということを意味している。

 また地震の無い上海とは言われるが、万が一地震が起きた際には、やはりこの鉄格子は脱出を難しくするだろう。

準備中の鉄格子

準備中の鉄格子

 少なくとも日本の建築基準から言えばこの鉄格子は消防法的にアウトで撤去を求められる気がするし、そういった法律がなくても日本人は火災や地震などの災害を意識して生活するので、万が一の際に脱出するのが不可能な構造の家屋に生活するのは非常に嫌がるであろうに思われる。

 まあそこがお国柄というか生活習慣の違いで、木造家屋文化の中で生きてきた日本人と違い、中国人の生活文化は昔から石造りの住宅の文化であり、家の中で火災が起きるリスクと言うものをあまり感じずに生活しているのだろうかと思われる。

 或いは火災など起すはずがないなどという自信もあるのかもしれない。

 地震に対する意識も同様で、常日頃地震と向き合っている日本人と違って、滅多に地震の来ない中国、特に上海では地震に対する心構えなどが全くないようである。

 故に鉄格子のなかにいても脱出できないというリスクを感じていないような気がするのである。

 寧ろそんな災害より中国人達が恐れるのは、やはり自分たちの財産をつけ狙う泥棒であり、よく家を長時間空けるの怖いと言う中国人がいるように、火災などの災害より泥棒と言う人間の方を恐れているのが中国人の実態ということになるかもしれない。

 まあこういった中国人達の泥棒に対する警戒心はよくわかるが、一方でガス爆発や火災で逃げ遅れる人のニュースも時々目にするようになり、鉄格子はやはり両刃の刃であるような気がする。

 しかし、やはり彼らは鉄格子をつけたがる。

 何が生活の一番の脅威か、日本と中国で同じように暮らしている市民であっても、その考え方の基準がだいぶ違うようである。

ポケモンGOに見る世界同時流行現象の理由

 日本で先週末からポケモンGOの配信が始まったと話題になっており、日本だけでなく世界を席巻しているとのニュースになっている。

 残念ながら私のスマートフォンはポケモンGOには対応していないようで、インストールできなかったのだが、機会があればちょっとは触れてみたいという気にはなっている。

 ただ、ベースとなっているシステムがGoogleということもあって、中国国内では当面サービスは提供されないかもしれない。

 その代わり似たような紛い物が出回っているとの噂を耳にしたが、まあどんなウィルスが入っているかも分からないので、とりあえずそっちは手を出さないで置こうと思っている。

 ところで、改めて気づいたのだが、ここ数年こういった世界同時多発の流行のような事象が増え始めているという気がする。

 こういった世界中で同じものが同時に流行すると言ったことは、少なくとも私が若いころにはなく、かつては流行の発生が始まった場所からタイムラグがあって世界に広がっていったような状況だった思う。

 FACEBOOKやLINE、ツィッターなどSNS関連も今現在は世界中で使われているが、一挙に爆発的に会員数・利用者数が増えたというよりも口コミでじわじわ増えたという印象が強い。
 ところが最近は世界同時に流行するものが出てきており、自撮り棒ポケモンGOがその代表例である。

 これら二つは国籍や世代などに全く関係なく世界中の人が使っている。

 こういうニュースを聞きつけると、地球上の世界各国というのは実は一つに繋がっているのだなと実感できるし、逆に世界の狭さも感じさせる面もある。

写真はイメージ

写真はイメージ

 とにかく、世界中の人々が同時に一つのことに夢中になる大流行というのはインターネットの無い時代から生きてきた私にとってはとても奇異な風景なのだ。

 しかし、それが現実に起きている

 どうしてこういった世界同時流行が生まれるようになったかを考えると、やはりスマートフォンという共通プラットフォームが世界に行きわたったことが大きいのだと言える。

 当然スマートフォンの代名詞となっているiPhoneの登場が非常に大きく影響しており、iPhoneが切り拓いたスマートフォン市場そのものが、同時に世界共通のヴァーチャル市場のプラットフォームの構築に役立っているのである。

 そういう環境の中、満を持してというか、GoogeleMapのグローバルな世界とリアルな世界を結びつけてエンターティメントしてしまったのが、ポケモンGOという存在だということになる。

 これまでは国家や言語圏などのエリア単位で行われていたマーケット開拓が、スマートフォンというグローバルプラットフォームが準備されていることにより、一挙に世界市場戦略を進めることが可能になったのである。

 もっとも今回のポケモンGOの場合、GoogeleMapという広大なインフラがあっての流行爆発とも言えるので、一般企業のマーケット戦略にはそれほど参考にならないかもしれない。
 しかし、これからの時代の市場戦略は、iPhoneなどのスマートフォンを通じて世界同時進行の戦略プランが可能になったということを示してくれたのが、今回のポケモンGOの流行といえるのである。

再びwindows10にアップグレード

 先週の日曜日、とうとうパソコンのOSをwindows10に再アップグレードした。
 実は昨年の8月に一回アップグレードを実施してみたのだが、どうも思ったようにソフトが動いてくれなかったので、一旦はたった10日ほどで「結局WIN8.1に戻した。」のであった。

 その後コメント欄に書きこんでくれた人のアドバイスのお蔭で、不具合は解消できそうな見込みとなっていたのだが、なかなか再アップグレードに踏み出せずにいた。

 この間、何度催促のポップアップが画面上に表れていたのだが、自分が天邪鬼的なのか、催促されるままに誘導されてしまうのもどうも好かないし、かといって意地を張って変更しないんだという意気込みがあるわけでもなかった。

 結局は作業にまとまった時間が取られるのを嫌って、判断を先送りにして約1年間放置してきたというのが正直なところである。

 で、何故再びwindows10にアップグレードする気になったのかというと、同僚のパソコンもいつの間にかwindows10になっており、それほど大きな不具合なく使えてそうな様子を見たからである。

 YOUTUBEなどはわからないが、QQは問題なく使えていたのである。

 加えて、無償期間は今月29日に終了というポップアップに煽られ、どうもそわそわな気分になった。

 結局こういった状況に煽られ、一年の間に細かい不具合は修正されているだろうから致命的な不具合はあるまいという判断で、アップグレードしてもいいという気になった。

 こうやって先週の日曜日に実行となったのである。
  で、やはりというか予想通り2~3時間をかけての作業となり、再びwindows10のマシンとして現行PCを利用することになった。

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 再度使ってみた感想として、操作性については色々言われているが、むしろ8.1よりは使いやすく、処理効率が上がったのか、操作に対する反応も8.1の時より速くなったのではないかという印象である。

 さらに、前回不具合に思われたYouTUBEとFacebookについても、アドバイス通りに処理したところ無事稼働するものとなった。
 まあこの1年間は取り越し苦労だったのかもしれないが、なんとか滑り込みセーフでのwindows10である。

2020東京オリンピックまであと4年、次の都知事選も4年後

 2020年の東京オリンピックは7月24日の夜8時に開会式が行われるとのことで、昨日であと4年となったということになる。
 しかし、ネットの情報を見る限り4年後に迫ったという話題では盛り上がっていないという気がする。

写真はイメージ

写真はイメージ

 チェックしてないので詳しくは分からないがテレビの番組などで多少は取り上げられているだろうが、世間の話題の中心ではない印象なのである。

 その代わりオリンピック周辺の話題としてロシアのドーピング問題と、東京都知事選挙が盛り上がっている。
 このうち、ドーピング問題は何だかIOCによる灰色決着で、ロシア国外で検査を受けることでOKとなったようだが、国家間の政治的駆け引きと絡んで、これからもくすぶりそうで、次の東京大会への課題を残した印象となった。

 そして、都知事選であるが、あまりにも3候補に偏った報道ばかりで呆れている。

 確かに3候補以外は、下馬評的に当選の望みが薄いとは言え、蔑ろにされ過ぎるである。
 もしかすると、その候補の中に優れた人材や、或いは政策単位で優れたものを持っている方もいるやも知れず、そういった民主主義の芽を潰しているのが日本のマスコミだということが、今回の都知事選挙ではっきりした気がする。

 つい最近まで与党が報道各社に対して、偏向報道の批判を浴びせていて実際に降板してしまったキャスターもいるが、あれらの報道より今回の選挙報道のほうがよほど偏向だという気がする。

 まあただ旧態依然とした選挙活動方法にもやはり問題があるような印象で、街頭演説のような一方的な発信ばかりの選挙活動はあまり意味がないという気がする。
 演説で自分に都合の良い言葉だけを並べられても、それが本質的に実際の政治や行政に結びついているか分からないからである。

 そんな選挙演説より、私は候補者全員を集めた討論会を提案したい。

 討論会の司会は、候補者の中から抽選で数人を抽出し、1時間ごとの持ち回りで担当し、議題は司会者が決める。

 このような形で議論することによって、各候補者の認識をうかがい知ることが可能になり、勉強不足や思慮が浅い方、或いは他社とのコミュニケーション不足の方が浮き彫りになり、誰が都知事として相応しい見識と調整力を持っているのか分かるだろう。
 もちろん、参加に応じなくてもいいが、そういった候補者は必然的に有権者の評価が決まる。

 本来はそうやって、有権者が候補者を見極めていれば、舛添さんだってあの程度問題では揺るがなかったかもしれないのだが、知名度と組織力で選ぶような選挙がまかり通っているから、選ぶ時も選ばれた後も扱いが軽くなるのである。

上野の西郷さん像

上野の西郷さん像

 さて、今回の選挙だが、やはり旧態依然のままの選挙活動が行われ、しかもメディアの3者偏向報道により当選する確率があるのはその3者に絞られるが、事前調査から見ても恐らく小池百合子氏が次の都知事となるのはほぼ確定だろうと思われる。

 個人的にも他の二氏より、いい意味で政治家に必要な図太さを持ち合わせている印象なので、都知事としてそれなりの風格を感じる。

 さらに自民党という与党議員でありながら、中央の主流派と反目して距離を置く立ち位置も、下手な野党候補より面白い存在に映るのであり、人気を集めるという気がする。
 まあ、実際の選挙結果はどうなるか分からないが、とにかく今週の日曜日に新たな都知事が選ばれることになる。
 
 で、最初の話に戻るが今週末に都知事が選ばれるということは、実は4年後のオリンピックの開会式が行われている真っ最中あるいは直前に再び都知事選挙が行われることを意味する。

 オリンピック準備の緊張感の中でまた選挙となるわけであり、とんでもない混乱が予想される。

 本来舛添さんの辞任が秋になっていれば起きなかった問題であるが、冷静さを欠く今の都民の風潮によってそれが許されなくなり、50憶もの再選挙費用とオリンピック直前選挙が選択されたのである。

 もっとも、今の都民の風潮から言えば次の都知事も4年の任期が勤め上げられるか分からないのであり、何らかのきっかけによる炎上により新都知事が途中でまた辞任し、選挙が再び行われる可能性も多いに有り得るとも言える。

 オリンピックのことだけを考えれば、次の都知事の途中辞任は好都合とも言えるのだが、選挙費用や行政の安定性、首長の在り方、さらにはオリンピック準備を考える上では決してプラスとも言えまい。
 馬鹿な選挙を繰り返さないためにも、4年後までになんとか選挙活動とメディア報道がもう一歩成熟することを祈りたいものである。 

元力士が作った「おにぎりや」

 昨日、元力士が作った「おにぎりや」が出来たと聞いたので伺ってきた。
 まあ元力士といっても、昨年まで「照ノ谷」というお店を開いていたあの方であり、日本から新たに乗り込んできた方ではない。

 で、お店の場所は南京西路698号3階の最近出来たばかりのフードコートの一角。

 フードコートとしてはややこじんまりしている空間だが、近くにオフィスビルや上海テレビなどがあることあり昼時は結構混み合うようだ。
 ただ訪れた時は夜であり、アルコールなどを提供しないお店であるため人は疎らだった。

 早速「唐揚げとおにぎり定食」を頼み、出てきたのが下記の写真。

おにぎり唐揚げ定食

おにぎり唐揚げ定食

 大ぶりのおにぎり一個と唐揚げ(サラダ付き)、味噌汁、冷奴、卵焼き、きんぴら、漬物の組み合わせ。
 おにぎりは鮭、キノコ、海老などの中から選べるとのこと。
 これで通常は45元だが、今のところオープン特価ということでなんと30元ということのようである。

 尤も親方に伺ったところ、まだおにぎりの種類や使う米、また組み合わせるメニューの内容や器なども含めて現時点では全てが手探り状態であり、当面は流動的に縁化していく可能性が高いとのこと。
 つまり現時点では完成形ではないとのことらしい。

 で、実際食してみたところ、唐揚げは長年のお店を切り盛りしてきた親方の味ということもあって当然の如く非常においしい。
 で、おにぎりはこちらも味としては美味しかったが、どうも米の粘り気不足でポロポロしてしまうといった印象であり、この辺りが今現在試行錯誤中ということのようだ。

おにぎりや

おにぎりや

 そのほか、味噌汁と漬物は普通に日本料理屋の味で、やや雑然としたフードコートの一角で食べるにはちょっと贅沢すぎるくらいな印象である。
 で、おにぎり一個だとちょっと物足りなかったので、さらに2つを追加して食べた。

おにぎり

追加のおにぎり

 こちらも美味しいがやはりちょっとポロポロする。
 完食してみて、確かに美味しくお腹いっぱいになったが、もうしばらくは親方の試行錯誤を待つ必要がありそうなこのおにぎりやの誕生である。
 数か月後の成長に請うご期待といったところである。