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ベトナム人少女殺害の現場は私の地元

 今朝、日本の我孫子市で起きたベトナム人少女殺人事件の容疑者が逮捕された。

 どうやら、少女が通っていた学校のPTA会長本人が容疑者ということで、非常に驚きの展開となっている。

 まあ、逮捕されたとは言えまだ本人は黙秘を続けているとのことで、容疑者を迂闊に断罪することは避けたいと思うが、少女が松戸市六実の児童であり、我孫子で死体遺棄されたこと自体は事実であり、このことに現在遠く上海に住みながらも驚きを隠せない。

 何故なら我孫子は私の地元であり、あの現場は実家から自転車で行けてしまうような場所であって、車なら10分もかからず行ける身近な場所だからである。
 さらに、少女が住んでいた六実についても実は私はよく知る場所なのである。

 昨年まで両親がその近くで働いていたこともあって、私や私の両親は常に我孫子と松戸を行き来きしており、例えば刑事ドラマの言うところの土地勘のある人間を洗い出せということであれば、私の家族は完全に該当してしまっていたのである。

 さらに言えば私の父親はその松戸の職場をリタイヤ後、あの現場のそばでアルバイトをしており、現地近くをよく行き来する状況となっていたため、あの現場もよく知っているはずなのである。

 従って、まあ私の父親のことなので流石にあのような所業をする人間とは思わないものの、運が悪ければ疑いを掛けられ冤罪で逮捕されるくらいのことは十分あるような条件は整っていたのである。
 もちろん人間に100%はありえ無いし、多くの犯罪者がそうであるように家族が想像だにしなかった人間の本性が突然現れるということはゼロではないので、この事件が報道されて以後、父親のことは信じているものの心の何処かにほんの僅かだけの準備はしていた。

 そして実際今回逮捕された人物はPTA会長ということで、誰もが「まさかあの人が」と思われる人だったのであり、直前まで普通に暮らしていた地域の隣人の一人だったわけである。
 しかも聞くところによると容疑者は私と同年代であり、これまで同じ時代を生き、もし私が今も地元に居れば逮捕の直前まであの容疑者も私と同じ視線が世間から当てられていた存在なのである。

 つまり訳の分からないまったく遠い国の人の話ではなく、私と等身大の人間があのような事件を起こしたらしく、今回容疑者として逮捕されたのであり、それゆえに衝撃は大きかったのである。

何が容疑者にあのようなことをさせたのかは分からないが、あのような普通の隣人が何かの拍子で一歩間違うとあのような犯罪者と化してしまうことがこの社会ではあり得ることを改めて知らされたこの事件である。

被害者の方のご冥福を深くお祈りいたします


てるみくらぶ破綻の上海への影響

  日本の中堅旅行会社である「てるみくらぶ」が破綻となって世間を騒がしている。

 まあ、被害者には申し訳ないが所詮旅行自体が遊びで、余剰金を使っての遊興であり、楽しみを奪われたり、お金が返って来ないということでは悔しいだろうが、命や生活には影響が無いことを幸いと思うほかないのだろうという気がする。

 ただ、上海に住む身としては日本の海外旅行会社の破綻というのは、上海の観光産業には多少なりとも影響があるのではないかという気がしている。
 私自身、今は全く観光業とは関係ないのだが、昔ちょっと旅行会社に絡んでいたこともあって、今回のてるみくらぶの破たんは、利用客側からの視点ではなく、運営側の視点で気になっているのである。

たかが旅行会社一社ではあるが、全体で3万6千件、人数にして8万人程度の旅行が飛んだとなれば、上海に来るはずだった観光客もそれなりの規模になるだろう。
正確な被害データなどは知る由もないが、日本人の全海外旅行者のうち中国旅行は6%程度というデータがあるので、これをもとに推測すると今回の被害者の内中国行きは4千8百人程度、そのうち1/3が上海に来る予定だったと仮定すると1600人程度が影響を受けて来れなくなったと推測する事ができる。
 1600人の需要が消えるとすると飛行機なら8~10往復分、ホテルなら200室のホテルが8棟/日程度分の稼働が飛んだことになる。
それぞれ少数のホテルや航空会社に集中していたら結構な被害額であり、営業にも影響があるだろう数字である。
まあ実際には被害は広く分散しているだろうから、見た目にはほとんど影響は分からないのかもしれないが、被害者にとっては遊び金でも受け入れ側の観光業にとっては大切な営業収入で、生活に直結するお金であるわけでもあり、ちょっとの影響でも小さくないという気がする。
 また今回の件で今後しばらくは海外旅行会社への不信感というのも生まれるだろうから、長期的な影響もありうるだろうに思う。

 もともと旅行会社という業種自体が手数料商売で、薄利多売産業であるから、どこかで歯車が狂えば今回のようなことは容易に起きる事業であり、実は破たん自体はあまり驚くことではない。

 ただ、今回影響があまりにも多くの人数に及んでおり、現地へ飛んでも泊まれないような事態が発生したというのはかなり驚いている。
 会社の破綻は仕方ないにしても、もう少し緩やかなソフトランディングは出来なかったのかなという気がするのである。

 かの会社は、本来は顧客からの前受け金に手を付けざるを得なくなった段階で手を打っていればここまでの被害者は生まなかっただろうに思うのであり、破産に至ってから経営者が記者会見で顧客のためを思ってやっていたと話しても、やはり結局は裏切りにしかならないのであろうに思うのである。

今回の件を受けて、どこかの記事で「経営者は未来永劫に続く会社や事業はありえないことを胸に刻み、会社を綺麗に畳む勇気を持つべきである」というようなこと書いてあったのをネットで読んだがまさにその通りなのである。
 諦めることもまた経営者の責任の一つなのであり、目先で従業員を解雇せざるを得ない状況が起きても、結果的にそれが一番被害の少ない方法なのかもしれないのである。

 過去の例を見てもわかるように山一も然り、シャープも然り、東芝も然り、盤石に見えた大企業も、消えたり生まれ変わらなければならない時が来るのであり、永遠は無いのである。

豊洲移転問題、実は土も入れ替えていないらしい。

 小池百合子新都知事就任直後に勃発した豊洲新市場予定地の地下の空洞問題だが、先日聴いた日本のラジオでさらに驚くべき情報を耳にした。

 件の安全対策として行われた土の入れ替え工事にかかわったというリスナーからの投稿だったのだが、報道されていないような証言が出てきたのである。

 どういう内容かというと、今回対外的には豊洲の予定地では土壌汚染対策のために2m掘り下げて新しい土に入れ替えたとされるが、実はその新たに入れたと思われる土は掘り起こしたものを薬品処理しただけのものを戻しただけだというのである。

 まあこの証言投稿をした人も、自分の身が可愛いので絶対匿名ということであったので、事実の真偽のほどは分からないが、もし事実だとしたらひどい話である。
 盛り土どころか、汚染土の排除すらも事実上行われていなかったということになる。

 この築地市場の豊洲移転問題は、私も当初からどうなのかなぁと訝しく見ていたが、何だか利権だらけの構造がたくさん露見してきており、ちょっと収拾がつかない状態になっている。
 まぁ850億円もの税金を費やしているが故に、ただ放棄するわけにもいかないのだろうが、このまま安全宣言を出されても移転は無理だろうに思う。

 今回の件で実際の安全性はともかく豊洲のブランドはかなり傷いており、築地のブランドを引き継ぐのはとても難しいと思えるからである。
 東京の人が考える以上に、築地の名前は世界に知れ渡っており、ここ上海でも築地を模した海鮮市場を構築しようと計画が持ち上がるほど、築地のブランドは日本国内外ともに信用が高い。

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 そんな築地市場を、移転前からケチがつくような場所に移転させるのはブランドを失墜させるだけで何のメリットもないのである。

 かつて私も豊洲のオフィスビルに短期間だけ通勤してた時代もあったため、豊洲の地名が悪く言われるのはとても心が痛いのだが、それを含めても厳しいと思うのである。

 故に、基本として築地市場は残し、立て替えで凌ぐほか仕方ないのではないかという気がする。

 まあ豊洲の建設費はもったいないが、利用するにしても築地立て替えの際の一時的な仮利用とし、その後は別の利用方法を考えるというのがせめてもの利用策かなという気がする。

 ところで、この問題について元大阪市長の橋本徹氏がやたらと小池都知事に噛みついている情報を目にするが、どうも部外者である橋本氏が絡んでくる姿が不思議でならない。
 この豊洲の地下空間の利権に一枚噛んでいるのか、あるいは大阪で同様の問題を隠しているのではないかと思えるほどの異常な噛みつきようである。
しつこいその姿に、東京の問題なのだから大阪の人にはもう少し静かにしていただきたいと思うのだが、どうして噛みついてくるのかちょっと不思議である。
いずれにしてもオリンピックが4年後に迫る中、いろんなことのタイムリミットが近づいてきており、早い解決をぜひ望みたいものである。