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上海はジワリと値上げの春

 毎年のことだが、上海は物価が年々上昇を続けており、今年、じわじわとあちらこちらで値上げが行われている。
 今日もコンビニで買い物をしてきたのだが、先月まで14.9元だった弁当が15.6元に値上がりしていた。
 飲料類も、サントリーの烏龍茶(500ml)が3.8元から4.2元に、その他の伊藤園のおーいお茶などが4.2元から4.5元に値上がりとなった。

 リポビタンDの150mlも確か9元だったものが9.5元に値上がりとなった。

4.5元になったおーいお茶

 こういった値上げの波は近所の食堂にも及んでおり、8元だった牛肉麺が10元になってしまった。
 いずれにしてもこの春をきっかけにあちらこちらで値上げの波が起きている。

日本はここ25年ばかり値上げという言葉を忘れてしまったかのように物価水準がほとんど変動していないため、中国で安易に値上げが行われている状況を見ると、非常にドキッとしてしまう。
 しかしよくよく考えると、中国のように徐々に価格が動く方が経済としては正常というような気もしないでもなく、どちらがいいか悪いかということは一概には言えない。
 しかし、賃金の伸びが一定水準に抑えられている一方で、物価が値上がりしていると生活は当然苦しくなるのであり、その度にドキリとさせられるのである。
 上海の春、のどかな天候とは裏腹に、あちらこちらで物価が容赦なく値上がりしている。


古着屋の増えた日本

  昨年久しぶりに訪れた日本で感じたのは古着屋(リサイクルショップ)が異様に増えたということ。

 実は実家に帰った途端に両親に連れていかれたのが古着屋で、とにかく安いから一度覗いてごらんなさいということだった。
 まあ、これまで人生の中で古着屋なんぞ一度たりとも足を運んでみたことのなかった私なので、古着屋という言葉のイメージは決して良くなかったが、とにかく行ってみた。

 行ってみると、以前は靴屋かおもちゃ屋チェーンか何かが入っていた建物をそのまま利用したものらしく、私の中の古臭い古着屋のイメージとはちょっと違った。

近所の古着屋の店内

 店内広しとラックに非常に多くの服が吊るされ、普通の衣料品店舗とあまり変わりのない印象を受けた。

 それぞれの商品の値段を見てみると、確かに両親の言う通り200円・300円・500円と普通のお店で買うよりはるかに安い。

 もちろん中古品なので、新品に比べれば見劣りはするが、それなりに状態の良いものが並んでいる。

 故に、気に入ったものがあれば非常にお得であり、外出用のお洒落着を求めるのでなく、日常の普段着を取り揃えるには十分なのだとも言える。
 ただ普通の衣料品店と違うのは、古着は全てが一点ものであり、サイズや色のバリエーションなどの取り揃えはありえず、デザイン的に気にったとしてもサイズ違いで断念するケースは少なくないようである。

 この点はフリマ(フリーマーケット)と一緒である。

 またこういった古着屋は女性物の服が多いのが特徴のようで、品物の8割から9割は女性物が占めている。
 これは恐らく男性より女性の方が服の扱いが丁寧であるので傷みにくく、古着用に生き残る確率が高いからではないかという気がする。
 そうでなくても男性は、スーツやツナギなど制服姿で仕事をするケースが多く、普段着を着る機会が女性より圧倒的に少ないのが日本社会で、扱いも比較的雑なので古着市場に回る確率が低いのだと思われる。

 そんな古着屋の中で、その日は1点だけ購入した。

 それはマフラーで、店内価格150円のところこの日は日替わりセールで半額75円!だった。

 何とも馬鹿馬鹿しいくらいの価格である。

 こんな値段で、このお店は成り立つのかなぁと心配であったが、仕入れ値がほぼタダ同然であることを考えると、それなりに成り立つのかもしれない。

 ちなみに仕入れは、どんな服でも受け付けてくれ、状態の良いものをキロ何円という形でポイント還元するようで、それ以外はポイントにもならなでいゴミ或いはリサイクル資源になってしまうようだが一応無料で引き取ってくれる。

 まあゴミ処理代がかかるこのご時世に、責任をもって引き取ってくれるだけでもありがたい。

 で、こんな古着屋はうちの近所だけかもしれないと思っていたところ、帰国中出歩くうちに県内各地に何軒もの古着屋(リサイクルショップ)を見つけたのである。

 以前はドラッグストアだったりレンタルビデオ屋だったりしたようなプレハブ店舗の建物が、今は古着屋さんになっているのである。

 恐らくこの傾向は、日本の少子高齢化などの社会状況と密接に繋がっていると思われる。
 つまり少ない年金で暮らしていかなければいけない私の両親のような高齢者世代が生活防衛のために普段着は新品を買わずリサイクルショップでなるべく済ますようになったため、かのような業態の成長を後押ししているのだと推測される。

 まあフリマを含めて、こういった中古品のやり取りが活発になるということは地球資源の保全という意味では非常にいいことではあるが、一方で新品販売のシェアが落ちることも意味している。

 つまりこういった古着屋などの中古品取引が増えてしまうと、資源消費を基本とする経済に対してはあまりプラスにはならないのであり、日本の経済力が落ちたと言われる原因の一つを、この古着屋増加に見た気がする。

 ただ、逆に経済力だけが幸福ではないという価値観で考えれば、この古着屋の増加は地球に優しい先進国として理想形なのかもしれず、誇れるべき社会変化だととらえることも出来るのである。
 「しあわせは自分の心がきめる」とは相田みつを氏の言葉である。

地下鉄駅の好徳(ローカルコンビニ)

上海公共交通カードへの現金チャージならローカルコンビニが便利!

昨年12月から上海の100駅もの多くの駅で、現金による上海公共交通カードへのチャージ取り扱いがなくなった。

基本的には充値機(チャージ機)に切り替えられたのだが、このチャージ機というのがちょっとは厄介もので、現金によるチャージが出来ない。

上海公共交通カードチャージ機

上海公共交通カードチャージ機

 中国の銀行発行の銀聯カードがあり口座にお金が入っていれば事足りるので居住者にとっては概ね問題ないのだが、口座のない短期滞在者などにとっては、現金チャージが出来ず結構不便なのである。

 また長期滞在者であっても、駐在者の付随家族などの立場で自分の口座を持っていなければ、いちいち家族に頼まなければいけないことになり、非常に面倒くさくなった。

 このように中国で電子決済が進むことは大変便利であると感じる一方で、電子マネーでなければ決済できない場合があり現金を手にしていても平等なサービスを受けられないというサービス格差が生じつつある。
 つまり現金が手元にあっても、役に立たないことがあるのが中国の現状である。

 その象徴の一つがこの公共交通カードのチャージ機である。

 しかし、どうやらそのような不便さを感じていたのは我々外国人だけではないようで、中国のニュースサイトにおいても今回機械化された駅周辺を中心に現金チャージが出来るスポット一覧というものが紹介されていた。

 その中心となるのがローカルコンビニチェーン及び銀行などである。

地下鉄駅の好徳(ローカルコンビニ)

地下鉄駅の好徳(ローカルコンビニ)

さすがに面倒くさいので全店舗の紹介はしないが、チェーンブランドを挙げると
好徳
可的
良友
聯華OK(スーパー)

などであり、確実に全店舗かどうかわからないが概ね現金チャージ可能なようだ。
そのほかは
浦東発展銀行
郵便局
なども対応できる模様。

上海の郵便局

残念ながら日系のコンビニ(ファミマ、ローソン、セブン)などは対応不可であり、台湾系のC-STOREなども含まれておらず、中国系のコンビニからはじき出されたような格好になっている。
まあやや不便になった上海公共交通カードだが、現金チャージに困った時は駅を出て、ローカルコンビニを探してみれば解決する可能性があるようである。
ぜひご参考に!