ゲームセンターゲームが中国では教育ツール扱い?

先日上海の某商業施設でカフェに入った時の事である、

エスカレータースペースを利用して、ある業者が大きなモニター画面とドラム練習用の器具を置いてモンストレーション展示を行っていた。

画面の中身をよく見ると、日本のゲームセンターで流行った「太鼓の達人」のリズム楽譜のような画面が流れている。

この画面の場合は縦にタイミングのリズム符が流れてきており、その音符に合せて目の前の椅子に座っている子供がそのドラム練習用セットのようなものをタイミング合わせて叩いていた。

中国版太鼓の達人?

中国版太鼓の達人?

この風景は恐らく日本ではゲームセンターの中で見られるような光景なのかと思うが、こちらではこのゲームのようなシステムが何と教育ツールとして紹介されていたのである。
つまりこの「太鼓の達人」のようなゲームを使ってリズム感を鍛えるというか教育訓練をしてもらおうというのがこのツールの趣旨のようである。

恐らく日本ではゲームセンターのゲームとしか扱われていないこのプログラムであるが、中国人の家父長たちに対しては、教育ツールという名目をつけてPRされている。

調べたところこの業者は有名な楽器企業のローランドの名をつけた音楽教育企業のようであるが、本家のローランド社と関係があるかは確認できなかった。
ロゴが違うので恐らく無関係な会社である。

ちなみに日本にも正規のローランド社の作った音楽スクールがあるが、HP上からは太鼓の達人のような画面を使っている画像は確認.できなかったのである。

いずれにしても日本ではゲームセンターのゲームであるものが中国では教育ツールとして売られており、このあたりさすが中国人の商売根性というか商売精神である。

中国でこのシステムがいくらで提供されているのか確認はしなかったが、中国人の親たちは一人っ子世代なので子供たちに沢山お金かける環境が存在しており、少々高いものも当たり前に買い与えてしまう環境がある。
よってせいぜい日本円で数10万円の範囲であればすんなりと買い与えてしまうのかもしれない。

市場文化が違うとはいえこういったゲームセンターでの遊びのツールっぽいものが中国では教育ツールとして真面目に売られてるところを見ると日本人の商売精神というか発想は中国にはかなわないなと感じるこの中国の商売精神である





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