コロナ感染の報告はしていない

 現在上海にいながら当然のことながら日本のニュースを日々チェックしているが、ラジオなどで感染者数が報告されており、毎日増えたの減ったのの数字を耳にする。
 この数字に、ああまだ日本では毎日報告が行われているんだなということを改めて認識する。

 どうやって報告しているのだろうとかに頭を巡らせようと瞬間、自分は感染したときにどこにも報告していないことを思い出す。
 昨年暮れに、のどが痛くなり、抗原検査キットで検査した結果感染が分かったのだが、実はどこにも報告していない。
 決して意図的に隠したのではなく、中国人の友人に確認したところ、その時点でもう報告する必要がないルールになっていたので報告する必要が無い状況だったのである。

 その直前までのルールでは、感染が分かれば病院へ送られて隔離を余儀なくされる状況だったので、当然報告は必要だったのだが、私が感染したときはもう必要がなくなっていた。

 故に、その時期に日本のニュースで流れていた中国では7~8割の住民が感染したというニュースはあながち嘘ではないと言われながらも、実態が掴めないというのも当然だったのである。

 まあニュースで言われる感染率はSNS上で飛び交った感染報告から言えば、ほぼ妥当な見立てであろうと思われる。
 ただ死亡者数に関しては、実際にどうなのかはよくわからない。
 感染者自体が増えていたので亡くなった人はそれに比例して増えていた可能性はあったが、中国人の知り合いで身内がコロナで亡くなったという話も伝わって来ないので、日本のニュースで伝えられるほど社会はパニックにはなっていない。
 トータルとして見ればコロナ感染は一時的には猛威を奮ったが、死亡率から言えば日本のそれとそんなに差がないのではないか、そんな気がする。
 そして現在ではコロナなどはもう過去の出来事になってしまい、経済的影響を除けば日常生活には影響はほぼなくなっていて、通常の生活が戻っている。
 ただ経済的な爪痕は隠し切れない部分があり、閉店してしまって再開されない空き店舗物件が街のあちらこちらに見受けられる。
 ポストコロナの時代は果たしてどうなっていくのだろうか?





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