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上海浦東国際空港行きリムジンバスが路上で炎上して黒こげ

中国語のニュースを見ていたら先週の夕方に大変な事故が起きていたのを発見してしまった。

上海虹橋国際空港から上海浦東国際空港へ向かうリムジンバスの機場一線が、8月30日の夕方に、走行中に発火し炎上した事故を起こしていたようだ。

バス火災を伝えるニュース
引用元

幸いけが人はいなかったようだが、私も良く利用する路線だけに他人事ではない事故である。

記事によれば出火したのは虹橋空港側を出発した直後らしく、高架道路を走っていた時に突然発火したらしい。
そして瞬く間に車両は炎に包まれ。車両は骨組みだけを残して燃え切ってしまった模様。

火災を起こした車両の写真を見ると、窓すらない状態だった。
 恐らく窓はガラスではなく樹脂製なのか燃えてしまたのだろう。

 とにかく、もしこのバスに自分が乗っていたかと思うと非常に恐ろしい燃え尽き方である。

黒こげの機橋一線バスの車体

 実は中国では時々バス火災が起きる。

 昔、知り合いから聞いたところによると、中国のバスは掃除でシートなどを拭く際に揮発性が高く引火しやすい洗剤を使っているような話があり、気温が高いだけで燃えやすく、引火するとあっという間に燃えるようだ。
 さらに塗装の塗料やシート、さらにそのクッション素材などが燃えやすいらしく、日本のバスのように難燃性の高い素材は使っていないという話だった。

外観では日本の車両と同じように見える中国のバスは、思わぬところで差があるようで、今後はバスに乗車する際は気を許さず乗るようにしたいという教訓になった事故である。


中国の高速鉄道があの事故以来初めて時速350キロ運行へ

 中国の北京と上海を結ぶ高速鉄道が再び最高時速を350キロに戻し、来月の9月21日からその速度で運行を始めるとのニュースを目にした。

 ただ、当面はその速度が適用されるのは全ての京滬高速鉄道の列車ではなく、北京南駅と上海虹橋駅を結ぶ列車のうち7往復の列車限定の適用だということのようだ。
 まあ列車が速くなることはいいことのようにも思えるかもしれないが、ただこの350キロ化に関しては、私なんかはどうしても2011年の列車事故をが思い出されてしまうのである。

6年前の京滬高速鉄道の開通時の様子

 まああの事故の原因そのものはスピードが問題ではなく、信号システムと人為的判断ミスが原因とは言われているのだが、とにかく何らかの不備が原因で事故が起きたことには間違いないにも関わらず、原因究明もままならないうちに事故発生区間は数日のうちに運行が再開されてしまっているのである、。

 ただこの対応には庶民から批難の声が上がってしまったため当局側では一応、あの事故直後に中国の高速鉄道は全ての路線で減速が行われ、最高時速は300キロに抑えられることになった。

 その後6年が経過して現在に至っているが、私はあの事故の正確な事故原因を聞いた記憶が無く、その後の根本的な改善が行われたのかについては全く分からず、今回の350キロ化のニュースを聞いて非常に疑心暗鬼に陥っている。
 それも日本的に20キロずつアップとかではなく、一気に50キロアップというところがとっても怖い。

 中国としてはどうしても時速350キロを復活させたいのかもしれないが、個人的には航空機も非常に発達しているこの時代にそこまでして無理にスピードアップが必要なのか疑問を感じてしまう。

 まあ、聞くところによると中国の鉄道部というのは国の中でも一つの独立した派閥のような組織らしく、そういう組織風土からすれば、例えば航空機など他の交通機関に対してライバル心などがあるのかもしれず、それ故の強引なスピードアップなのかもしれないとも推測できる。

 しかし、やはり利用する側としてはあの列車事故の記憶は消えて無い訳で、個人的には不安しか覚えないこの再スピードアップである。

 まあ参考までに、時速350キロを体験したい人と、避けたい人のためにも具体的な対象列車の列車番号と発車時刻を紹介しておく。
 ちなみに運賃はGで始まる列車番号の場合は、スピードに関わらず同じ距離なら同じ運賃だとのこと。

 で、上海側からの350キロ列車はG6列車(上海虹橋発07:00)、G10列車(上海虹橋発07:05)、G2列車(上海虹橋発09:00)、G14列車(上海虹橋発10:00)、G4列車(上海虹橋発14:00)、G18列車(上海虹橋発15:00)、G6列車(上海虹橋発19:00)であり、いずれも4時間28分~34分で北京南駅に到着する。

 逆方向はG5列車(北京南発07:00)、G1列車(北京南発09:00)、G13列車(北京南発10:00)、G3列車(北京南発14:00)、G17列車(北京南発15:00)、G7列車(北京南発19:00)、G9列車(北京南発19:05)であり、こちらは4時間24分~34分で上海虹橋駅に到着するとのこと。
 みなさんどうぞご参考に!

上海浦東国際空港のリムジンバスでの死亡事故、ニュートラル走行の多い高速バス

 一昨日の朝9時頃、上海浦東国際空港へ向かうリムジンバスで死亡事故が起きた。
 上海市内の高架道路を走行中に、前方の作業車に追突したあと道路の側壁にあたり、その勢いで乗客2人が横窓から投げ出され高架下に落ち、この2人が亡くなったようだ。

上海浦東国際空港のリムジンバス

上海浦東国際空港のリムジンバス(写真は機場2線)

 このニュースではシートベルトの着用の有無に焦点が当てられており、亡くなった2人はシートベルトをしていなかったとされる。

 確かにシートベルトの着用は大事であり、命が助かるかどうかが左右されると言われるが、その差が如実に表れ明暗を分けてしまった今回の事故となっている。

 ただ個人的にはこの事故で気になっているのは、シートベルトの着用の有無もさることながら、中国のバス運転士の運転マナーの悪さというか悪い癖である。

 私も何度もこれらのリムジンバスに乗っているので幾度もその状況を体験しているのだが、中国のバス運転士は高速道路上で平気でクラッチを切ったニュートラル走行を連発する。

 自動車の運転教習をマニュアル車で受けた方はご存知だと思うが、マニュアル車のクラッチを切ってニュートラル状態で走行すると、エンジンに負担がかからなくなる分だけ燃費が節約できるのだが、逆にエンジンの制御がきかなくなるため、走行が不安定になる。

 結果、急ブレーキなどではタイヤにロックがかかり、車体がハンドルで制御できなくなるという危険が生じる。

 それ故、ニュートラル走行は安全上の観点から、クラッチ切り替えの際など最小限に抑えるべきであるというのが日本の教習所で教える運転マナーとなっている。

 しかし中国ではそういった危険性を意に介さないのか、燃費優先でニュートラル走行を連発し、場合によっては直線走行だけでなく頻繁な車線変更などもニュートラル状態のまま行われる。

 こういった中国の危険な運転方法を身を持って体験している自分としては、昨日のリムジンバスの事故についても「もしや」と感じるところがあるのである。

 まあ中国の交通事故の現場検証では、そういった運転状況までチェックするかどうかわかないし、もしニュートラル走行を確認できたとしても中国の運転慣例から言って問題として取り上げないかもしれない。

 しかし、乗客としては恐ろしいこれらの運転マナーであり、是非改善を望みたいが、当局が問題として取り上げないのであれば、乗客としてはやはりシートベルトで自己防衛せざるを得ないということろに帰結するのかもしれない。

 中国では我が身は自分で守れということなのである。