Monthly Archives: 4月 2016

上海ディズニー駅

上海ディズニーランドの入り口まで行ってきた。

 昨日、上海ディズニーランドの最寄り駅が開業したというニュースを聞いて、たまたま昨日は時間の融通が利いたので、私はのこのこと見に行くことにした。
 私は元々特にディズニーファンでもないし、東京ディズニーランドにさえ行ったことがないのであるが、世間で話題のものには触れておきたいというやじうま根性に足を向けさせられてしまった。

 ニュース報道によると、上海ディズニーランドの正式開園は6月16日と報道されており、初日の入場券も先日売り出され即日完売したとのニュースが伝わっている。

 じゃあなんで鉄道(地下鉄11号線)の駅はこんなに早く開通したのかとの疑問が湧くが、恐らく駅の運営の習熟や内部で働く人の通勤の足として、早めに開通したのかなという気がする。

迪士尼駅外観

迪士尼駅外観

 で、早速到着してみると、駅の内装デザインからしてほかの駅とは一線を画している。 

上海ディズニー駅ホーム

上海ディズニー駅ホーム

 白を基調にし、案内表示の看板も通常の四角いものではなく、楕円形の和らかいものである。

ディズニーキャラクターのシルエット

ホームドアにディズニーキャラクターのシルエット

 そして駅のここそこにディズニーのキャラクターのもの思われるシルエットがちりばめられていてディズニーランドの玄関口であることが演出されている。

上海ディズニー駅のエスカレーター

エスカレーターにもキャラクターが

 エスカレーターを上がってコンコースに出てみると、天井が高く天窓から光が差し込む広々とした空間が広がっていた。

上海ディズニー駅コンコース

天窓が開き光が差し込む

 開園後はここが人で満杯になるのであろうと想定されるが、残念ながら11号線の輸送力を考えると果たして捌ききれるのだろうかという心配がもたげる。

 11号線は6両編成で1両150人と想定すると、列車1本あたり900人の輸送力となるのだが、週末の運転間隔は5分と発表されているから1時間当たり10800人しか輸送できない計算となる。
 東京ディズニーランドの休日入場客の1日8万人をそのまま当てはめると、11号線だけの輸送では8時間もかかってしまう計算となる。

 もちろんバスが輸送力を補完するとしても、かなり不安を覚える輸送力である。

上海ディズニーリゾートのバス

オレンジが基調のデザイン塗装

 それはさておき、この日雨が降ってはいたが、実際の上海ディズニーランドの入園ゲートの近くまで行けそうだったので、そのまま入園ゲートまで行ってみることにした。

徒歩5分程度ととても近い

徒歩5分程度ととても近い

 途中途中にはオープニングスタッフの方々が何をするでもなく、ニコニコと、ニィハオと手を振りながら挨拶してくる。
 全身着ぐるみを来たキャラクターこそいなかったが、手だけの着ぐるみ?をしたスタッフが大きな手を振ってくる。
 東京ディズニーランドを知らない私にとってはちょっと面食らうと言うか、照れくさいこれらのスタッフの対応である。
 

入場ゲート前のミッキーの噴水

入場ゲート前のミッキーの噴水

 さて入場ゲートこそさすがにブルーシートで覆われバリケードで塞がれていたが、ショッピングタウンとなっている外側のエリア部分は出入りが可能だった。

 

上海ディズニーランドの入場ゲート

入場ゲートにはまだ柵があった。

 この日の時点では流石にどのお店も開いておらず、中で研修やミーティングを必死に行っている姿が見えただけの状況であったが、雰囲気は十分であり、トイレなども普通に使えるようになっていた。

上海ディズニーのショップ

上海ディズニーのショップ

上海ディズニーショッピングタウンのレストラン

中で研修をやっているようだった

 街の雰囲気に関しては東京のディズニーランドに行ってないので何とも比較が難しいのだが、ヨーロッパの街並みというより、中国の古鎮の石畳の街並みに近いような印象を持ち、さすが中国ディズニーランドなのかなという印象だった。
 

上海ディズニーの石畳のショッピングエリア

石畳のショッピングエリア

 柵の向うにはロンドンのビッグベンを思わせる時計台や、シンデレラ城を感じさせる塔もかすかに見えるが、現時点では近寄れず、これらは開園してからのお楽しみということになる。

上海ディズニーランドの時計台

ビッグベン

上海ディズニーのシンデレラ城

シンデレラ城もかすかに見えた。


 まあ6年前の上海万博で開幕後も工事をしていたことがまだ記憶の片隅にある私としては、あと2か月で本当に開園が可能かはまだ疑心暗鬼だが、とりあえず準備が整いつつあり、開園が間近に迫っていることが実感できたこれらの風景である。

熊本地震の激甚災害指定への誤解

 先日起きた熊本の震災に際して、日本のマスコミが政府が激甚災害指定をしないのは何故かなど、対応を疑うような声が上がっている。

 また熊本県の知事も地震発生直後から早期の激甚災害指定を求めていると報道されているが、最初の地震発生から10日過ぎても指定されない状況から日本政府の恣意的な指定回避の意図を疑うような声も上がっている。

 しかしこれらの知事やマスコミの報道は、激甚災害指定の意味をほとんど理解ないで批判を口にしているとしか思えない気がする。

 まあ私は与党や政府の肩を持ちたいということではないのだが、この激甚災害指定に関しては先日官房長官が説明した通りであり、今現在の現場の救出活動に影響を与えるものではないと理解している。

 つまりひとたび災害が発生すれば規模の大小にかかわらず日本政府は人命救助などの災害救助措置を講じることには違いがなく、その災害が激甚災害指定が指定されるかどうかというのは全く関係の無い話なのである。

 では「激甚災害指定」とは何か?

 激甚災害指定とは大規模災害を受けた地域の復興に向けた国からの予算措置であり、地元自治体ではカバーしきれない復興予算を国が補助するための細かい予算認定を行う作業ということになる。

 例えば、どこそこの道路が壊れたとか、橋が壊れたなどを直すために必要な費用の一部を国が面倒見るといった予算措置であり、緊急の災害救助とは別物なのである。
 従って、これらを「激甚災害指定」として取りまとめるには被害状況全体の把握が必要になり、復興に必要とされる費用を積み上げて、全体で何十億何百億として予算化することになる。

 逆に被害が把握できなければ政府としても予算化出来ないので、例えば今回の熊本地震のように最初の本震の後にまた本震が来て、それによって被害が拡大してしまったような場合は、再度予算の積み上げをやり直す可能性が出てくる。

 さらに地震が収まらず長期にわたるような場合は、暫定的に第一段の予算措置を行い、必要に応じて、一定期間ごとに見直すような措置が取られる。

 このような積み上げの予算化作業をすることから、通常の災害では激甚災害指定を受けるまでに1か月以上かかるのが普通である。
 実際2004年の新潟中越地震でも激甚災害指定まで1ケ月かかっているのである。

 ただ例外もあり、東日本大震災のような広範囲にわたるような重大な災害の場合は、現場の自治体すら機能を失っていたような状態であり、目先の立替も出来なかったり全体の被害状況を把握するのを待てないことから、震災直後に目先の緊急対策に対して予算の裏付けを行い、第一弾の激甚災害指定を行ったという例もある。

 そしてその後定期的に新たな復興策ごとに予算化が行われたり、激甚災害指定の内容調整が行われ細部にわたり予算が充てられていくというような段取りとなっていたようだ。

 今回、熊本県知事が激甚災害指定を焦っているのは、東日本大震災の時に数日で認定されたというのが念頭にあるのだろうが、犠牲者には申し訳ないが政府としては今回の震災は東日本大震災程の規模に至っていないという判断なのであろう。(というか東日本の時が異常すぎるほど早かった)

 すなわち今回は地元の自治体も被災したとは言え、ある程度機能しているので、目先の対応は地元に任せ、国としては被害状況を積み上げた後に復興に必要な費用を予算化してからバックアップするという判断になったと思われる。

 従って、今後一か月程度で他の災害同様に激甚災害指定は実施されると見られるが、流石に10日やそこらで答えは出ないのである。

 こういった制度であるにも関わらず、激甚災害指定を焦る知事やマスコミの姿は、どうも制度への理解不足にしか映らないのである。
 マスコミに煽られて疑心暗鬼に陥る前にまずは激甚災害指定がどういう制度なのか理解すべきなのである。

中国の高速道路表示は下から読む!

先日、浙江省の方へバスで移動した際に、ちょっと面白い発見をした。

私は、この日ある団体の幹事的な役割りということもあって、バスのほぼ最前列に陣取り、運転手と同じ方向を向いて高速道路風景を眺めていたのだが、その時に奇妙なものを見かけたのである。

それは、道路上に書かれている行先案内の表示である。

そこで何を発見したのかというと、中国の高速道路では、路面の行先表示がなんとドライバーからの視点を考慮して、手前から奥へ読むように、つまり下から上への並びで地名が表示されているのである。

逆さの道路標示

逆さの道路標示

例えば「杭州」であれば「杭」が手前で「州」が奥となっている。

私はバスの最前列から眺めていて、初めは地面に知らない地名が沢山出てくるなとばかり思っていたのだが、よくよく見ると順番が逆さまだっただけで、よく知った地名が書かれていたのであった。

これは中国に来て初めて気がついた光景で、今更ながら軽いカルチャーショックを受けた。

慌てて、日本の表示をネットで画像検索して調べてみたところ、日本の場合は例え高速道路であっても、通常の日本語表記同様に上から下へとの表示になっていた。

日本の阪神高速の表示(引用元)

日本の阪神高速の表示(引用元

或いは横書きで、左から右への順番で書かれており、日常の表記と同じルールで書かれていたのである。

横書きの高速道路の路面標示

横書きの高速道路の路面標示(引用元

最近ではドライバーからの視点角度に合わせて手前の文字のフォントを縦長に崩し、読みやすいように工夫したものもあるようだが、いずれにしても上から下へ読ませる原則には変わりなく、中国のように逆転表示されている例は無いようである。

日本の道路標示(引用元)

日本の道路標示(引用元

まあ、私は中国で車を運転するような機会はないものの、この中国式表示にはとても慣れそうになく、ますます運転したくなくなったというのが本音である。

当地の中国の文章文化も、通常の縦書き表示はやはり上から下であり、この高速道路の下から上へ読ませる表示は中国人たちにとっても読みにくいのではないかと思うがはたしてどうなんだろうか?

今度一度訊いてみたいと思っている。

日中往復運賃5元という誇大広告

 先日、上海にある某旅行会社のダイレクトメールで
上海から名古屋中部往復 たった5元!
という航空券の宣伝があった。

 まあ、この手の大胆な広告には慣れているが、今回もどうもキナ臭い。

 早速メールを開いてみると、春秋航空利用で航空券は確かに5元のようだが、その他に必要な費用としてTAXとサーチャージで1280元と説明してある。

 「やっぱり、、、」

 まあ往復合計1285元であっても確かに安いが、5元という表示から受ける印象とはかなり開きがある。

5元航空券の説明

5元航空券の説明

 実際に日本を往復できれば詐欺とは呼べないかも知れないが、少なくとも広告表現としては誇大広告に近い内容という印象である。

 しかも春秋航空の日本版WEBサイトをよくよく調べてみると、日本円決済なら4月以降の日本発の春秋航空のサーチャージは廃止され0元となっていた。

 ただ中国発分に対してまだ280元が残っているようであり、往復なのに往復適用されないのかという疑問はあるが、それはさておき現在では日本円で買う往復航空券に対してはTAXが280元だけかかる状態であり、上記の1280元という金額はいつの金額設定なのかという程にこの航空会社のサイトの数字とかけ離れている。

  さらに、次にやはり春秋航空のサイトで決済通貨を人民元に切り替えるとまた別な不思議な数字が出てきた。

春秋航空の公式サイトの運賃表示

春秋航空の公式サイトの運賃表示

 
 人民元決済で運賃を調べると、日本発便が280元+税等133元などで413元、中国発便が570元となり、運賃以外に往復合計983元のサーチャージなどの費用が必要になる状態となっており、日本円での決済の場合と全く違う内訳構成なのである。
 
 まあこの違いについては、それぞれの通貨の国家の許認可に基づく設定なのであり得る話なのではあるが、一般ユーザーから見ると不思議な現象である。

 しかもこれとて、上記の1280元にはまだ足り無い。

 現在、春秋航空における日本行きの航空券は最低価格で片道9元程度のものがあるが、この運賃状況をもとに算定すれば片道150元設定の航空券X2枚に、上記のサーチャージその他中国空港建設費・TAX983元を乗せた金額が上記の1280元+5元にほぼ一致するという推測が成り立つ。

 ここから推測すれば、実は今回の5元航空券は広告用に内訳構成を変えて表現しているだけなのではないかという疑いが発生するのである。

 まあ利用客からすれば総額が変わらないということにはなり、何れにしても格安には違いが無いのであれば詐欺にはならないのかも知れないが、やはり看板の5元という表示とは食い違うという印象は否めない。

 もしDMで書かれるように実際に現時点で販売する航空券のサーチャージその他が1280元となるなら、航空会社の公式サイトとの差額を説明する必要がある。

 本来あるべき表示とは違う価格表示でお客の目を引くのは、どう考えても誇大広告であり、これを中国だからといって頭の良い商売と見過ごすわけにはいかない今回のDM表現なのである。
 

半馬交通管制の意味

 今日買い物に出かけたところ、バス停の情報モニターに「半馬交通管制」なるものの通知が出ていた。

 写真を解説すれば「半馬」のための交通規制が行われると言う意味の情報である。

バス停モニターの通知

バス停モニターの通知

 まあ「半馬」が何のことだ分からなくても、交通規制が行われる時間と場所の通知だけ読み取れれば事足りるのだが、それでは何ともモヤモヤしてしまう。

 この「半馬」という表現がいかにも分かりにくく、半分の馬と理解しようとするとまず本当の意味にたどり着けない。

 私も瞬間的には意味を飲み込むことが出来なかったのであるが、交通規制がかかるということから推測して、数秒後にようやく意味が分かった。

 この「半馬」とは、実は「ハーフマラソン」のことなのである。
 
 中国語でマラソンは「馬拉松」と書くのだが、これがハーフマラソンの場合は正式には「半程馬拉松」という表記になる。
 半分の距離のマラソンと言う意味である。

 そしてこの半程馬拉松を省略した表現が「半馬」となる。

 言われてしまえば、納得するこの省略表現かもしれないが、突然出てくると分かりにくいわけで、半分の馬の意味を探して迷走してしまいそうな表現である。

 ちなみにこの「半馬」を中国人にぶつけたところ、やはり私と同じように最初は首をひねっており、理解するまで非常に時間がかかってしまっていた。

 中国人だって「馬拉松(マラソン)」なら大方の人が理解できると思うが、「半程馬拉松(ハーフマラソン)」になってしまうと、その競技の存在すら理解していない人も大勢いると思われるし、ましてやその略語までは判断できないのは実際のところのような気がする。

 「半馬」とは何とも分かりにくい略語であり、その略語で交通規制を通知するのはどうもそぐわないと言った印象である。

 私は今年で上海滞在10年目になるが、長く中国で暮らしていてもこういった不可思議な省略表現に時々出くわし、中国語のその意味を理解するに時間がかかることが間々あるのである。