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残留か離脱かで為替レートも乱高下の大混乱、30分で数%も動いている。

 昨日、イギリスでEUから離脱するかどうかの選挙が行われ現在開票作業が行われている。
 事前の世論調査では拮抗しているため、実際の結果はどうなるかは最終的に全部開票が終わらないとわからないような状況になっている。
 これを受けて、為替レートも大混乱の様相を呈している。
 イギリスがEUから離脱すると、経済的な混乱は避けられないというのは以前から言われており、まず直結するユーロへの不安は大きく、それを受けて日本円と米ドルの買いが進むため、円高が避けられない状況となっている。
 こういった大変動が見越されるために、事前の取引きが活発化しており、ドル円相場だけで見ても、ものすごい乱高下状況となった。
 今朝のスタート時点では1ドル=106円台にも達したかと思えば、いきなり103円台へ円高へ動いたりと、10分程度で1~2円が動くようなような状況である。
 選挙結果が出れば、さらに大きな混乱が予想され、中国にいる自分にとっても為替は経済的に大きな影響を与えるため、目が離せない状況が続いている。

 人民元相場

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250元の日本料理食べ飲み放題が4250円になった。

 先日の黒田バズーカ以降、恐らく決定者の意に反して急激に円高が進んでいる。
 今さっき確認したところ1ドル111円台後半にまで突入している。

 前回この為替レートに関するブログを書いた2月3日の時点では1ドル119円台であり、その間たった10日も満たない期間で8円、つまり約8%もレートが動いていることになる。
 黒田バズーカの一時的円安も含めれば約10日で10%も動いている。

 これだけ短期間にレートが動いていしまうと、貿易会社の人は大変であろうと察せられ、人によっては笑いが止まらないだろうし、人によっては真っ青になっているだろう。

 まあ、そういう急激な変化による影響はさておき、日本円と人民元のレート状態で言えば、1RMB=17円前後まで円が高くなってきていて、1RMB=20円を超える時期もあった頃から比較すれば15%ほど人民元が安くなったと言える。

 このレート状態だと、例えば日本料理店での食べ飲み放題の料金は、200元から換算すると、以前は4000円だったが今は3400円、250元でも以前は5000円相当だったのが、現在は4250円まで下がったことになる。

 まあこれでも個人的にはまだまだ人民元は高すぎると言った印象だが、上海での物価高印象も幾分かは溜飲を下げた状況になっている。
 以前から言うように個人的な理想は1RMB=12円というのが品質を含めたレートバランスなのだが、さすがにそこまで対人民元で円が高くなるにはドル円相場だけではちょっと無理があり、人民元の対米ドルの切り下げがなければ厳しい。
 現実的な数字で言えば、1ドル=100円程度、1RMB=15円程度がバランスの取れた数字であり、そこまでは是非円高が進んでほしいのである。
 1RMB=15円なら、200元のコース料理は3000円、50元のランチは750円と計算できるので馬鹿高い印象は弱まり、ほぼ納得できる数字となる。
 まあ日本経済にとって円高は苦しくなるとも言われているが、個人的には既に上海に点を移してしまっている以上、円安で重心が国内に揺り戻されるよりは円高傾向に進んでくれる方が助かるのである。
 為替レートは制御不能な経済の象徴のような存在で、良くも悪くも経済に対して暴力的であり、個人の小さな努力の積み重ねなど一発で吹っ飛んでしまう面があってここしばらくの円安にはだいぶ悩まされたが、再びの円高傾向に希望を託したい今日この頃となっている。

VISAインターナショナルの為替レート

 ここ数日為替レートを注意深く見ているのだが、為替と言うのは想像以上に細かく値動きをしているようで細かく上下に数字が動き、昨日から円高傾向に振れている。

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 貿易会社のように大きな取引をするわけじゃないが、個人が日本の口座から現金を直接引き出せる国際キャッシュカードや日本円引き落としのクレジットカードを使用する場合も、当然レートが関係して来るので、レートの動きにはよく注意する必要があるのである。

 ところで、こういった国際キャッシュカードの引き出し手数料の項目を読んでいると、

「VISAインターナショナルが定めたレートに4%を加算したレートにより円換算され・・・」と書いてある。

 今まで読んだことはあっても何となく流していたが、この「VISAインターナショナルが定めたレート」というのは果たして具体的にどうなっているんだろうかと、ちょっと調べてみることにした。

 すると、下記のようなページを見つけた。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1165284.html

 要約すると、ロンドンやNY市場などの為替レートを参考にVISAが独自に定めたレートを設定しており、前日のレートを参考に暦日単位で決定されるようである。

 つまりリアルタイムレートではなく、暦日単位のバッジ処理の固定レートが利用されていることになる。

 そこで実際取引に利用されているレートは下記で出てくる数字らしい。

VISAレート算出のページ

 まあ細かい計算方法までは流石に明らかになってないが、概ね各為替市場の数字と連動はしており、為替の中間値に1%程度を上乗せした金額がVISAのレートになっているようである。

 実際の取引時にはここにクレジットカード会社の手数料やキャッシュカード発行会社の手数料が上乗せされるので、我々がカードを使用した際に換算される実際の取引額はレート中間値に対して2.5~5%程上乗せになっている。

 ただ、ここで一つ気を付けたいのはVISAインターナショナルのレートは上述のように前日のレートを基準に独自レートが決定されており、しかもその決定機構はアメリカに存在しているようなのである。

 つまり何が言いたいかというと、例えば今現在リアルタイムの為替相場が円高方向に進行していたとする場合、VISAの現金引き出しやキャッシングにそのレートが適用されるのは翌日、しかもアメリカを基準にした時間であり、当然のことながらアメリカと日本や中国は時差があり、例えば中国の正午12時頃に急に円高に変化したとしても、アメリカが暦日上で翌日に切替わるのは中国時間の翌日ちょうど正午頃、つまり中国で見た円高進行は24時間後になってようやくVISAのレートに反映される状態になる。

 逆に今現在の円高に進行しているからと言ってすぐにお金を引き出したとしても、適用されるのは前日或いは前々日(午前中の場合はアメリカ時間はまだ前日のため)のレートということになる。

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 これを知らないで、目の前の為替市場で円高が進んだからと言って慌てて中国で現金を引き出してもレートは反映されていないのである。

 ついでに言うと中国の外国為替取引も、国家機構によって中間値は暦日で固定されているため、銀行ごとに通貨によって上下1~3%程度の変動幅は認められているものの、今起きているリアルタイムの大きな変化が反映されるのはやはり翌営業日以降となる。

 つまり大きな金額をリアルタイムで取引している為替トレーダー以外は、リアルタイムの値動きにあたふたしても仕方ないのが実情で、得しそうだなと思ってても翌日の午後まで待つ必要があるのである。