Monthly Archives: 2月 2019

北海道知事選が面白そう

もうすぐ日本では統一地方選挙が始まるが、私自身は住民票がないのでどこの地方選挙にも投票できず、全選挙区とも高みの見物となっている。
(国政選挙は在外投票で投票できる)

この統一地方選の中で、面白そうな選挙の一つとして北海道の知事選挙がある。

 面白そうと言っては地元の方には大変失礼なのだが、久々にまともな政策論争の選挙戦が見られそうだからである。
 通常の首長選挙は現職がいて、現職対新人の構図になりそれまでの現職の実績と、新人による問題点の突きつけが争点になるのだが、今回は現職の高橋はるみ知事が退くので、有力候補者とされる二人の候補はいずれも新人となっている。

 もちろんそれぞれの候補にはバックに国政政党の応援があるのだが、それほど国政色は濃くない印象で、むしろ争点は国政の是非ではなく、北海道現状や将来に対する地元政策や行政手腕に注目が集まっている。

写真はイメージ

例えば与党側の候補とされる鈴木直道氏は、埼玉県出身で37歳と若いながらも再建団体に陥っていた夕張市長を務め、夕張市の再建に寄与したことからその実績を買われて、自公両党に推薦された。
 一方で、野党の統一候補とされる石川知裕氏は45歳とこれまた若く、かつてあの小沢一郎氏の秘書を務め、かの政治資金規正法違反事件で、有罪を受けた方ではあるが、北海道の足寄出身で衆議院議員経歴があり、経験としてはそん色がない内容で候補者となった。
 まあ行政実績があるという点では鈴木氏がリードするが、北海道出身で国政経験もある石川氏も知事候補としてひけはとらないだろう。

 よって少なくとも現状の人物評でいえば、どちらがどうと言うほどの差は無い。

 故に、2人を並べて道知事として相応しいかを考えるにあたって、いわゆる国政的なレッテルのイメージより、本人たちがどれだけ北海道のために尽くし、アイデアをもって行動する人間なのかが大事になってくる。
 JR北海道過疎化地震からの復興など北海道にとっては生活の基盤自体が揺るぎかけている現状に、新知事がどれだけ有効な手が打てるかに期待が寄せられている。

 そんな中で2人の候補者とも40歳前後と若く、行動力に対する期待値も高いので、あとはどんな政策を持っているが、そこが選挙上の争点となるはずである。
今回の北海道知事選は、デザインコンペ作品の提出を待つがごとく、非常に純粋に政策を見比べられそうな状態で、とても楽しみな選挙だという気がするのである。

上海地下鉄2号線が上海市内から上海浦東国際空港へ時々直通している

 春節前の1月末の頃だったろうか?
 上海の地下鉄2号線の威寧路駅にて、「浦東機場行き」と表示された列車が、中山公園駅方面へ出発するところを見かけた。

 「え、浦東機場(空港)行き?まさか?」

 そういった情報は把握していなかったので、市内から空港行きの直通列車があるとは俄かに信じ難かった。

 急いで、列車が走り去った後の列車接近情報のモニターを見てみたが、次の列車を含めて3本とも通常の広蘭路駅行きしか表示されていなかった。
 ひょっとすると先ほどの表示は誤表示だったかもしれないという可能性が頭をかすめた。

 ここ上海といえども列車の行先表示などは、時たま中国的な適当な表示も見られ、誤表示の可能性が捨てきれなかったのである。

 もともと2号線は広蘭路駅から市内側は8両編成空港側は4両編成という分断運転を行っていて、広蘭路駅で反対側のホームへと乗り換えている運営が行われている。

4両編成の2号線

 恐らく乗客需要の差異と、リニアモーターカーを守るため直通運転をさせないのだろうと言われており、直通列車の実現は難しいというのが多くの人の見解であり、私もそう思っていたため直通運転があるとは信じ難かったのである。

 たたやはり気になるので、早速ネットで情報を調べてみた。

 まず上海地下鉄の公式サイトをチェックしてみたが、公式情報としてそのような列車が走っているような情報は掲載されていなかった。
 この辺りは予想通りである。

 そして、百度(バイドゥ)でニュース情報を探してみたところ、一つだけ情報を見つけ、昨年末の12月28日より8両編成のままの直通列車が走るようになったとある。
 
 ただ、公式情報というより中国人記者の発見といったレベルの記事だったので、何分に1本が直通運転を行っているとか、何故直通を始めたのかとか5W1H的な情報は得ることが出来なかった。

 あまりにも信憑性を欠くような情報だったので、できれば自分で確認してみようという気になった。

 その後、2号線を利用するたびに上記の列車接近情報のモニターを見て毎回確認してみたが、なかなか浦東空港行きには巡り会えない。

 そんな日々がしばらく続いた後の、春節直前のある日、ようやく情報モニターに出現した「浦東機場」行きを発見した。

 「おお!」

浦東機場行きの表示

 その日は春節直前の週末で一応会社に行くことにしていたが、もう定時に出勤しないでも構わない状態だったので、そのまま浦東空港まで行ってしまうことにした。
 列車を見かけたのが中山公園駅だから空港まで1時間半ほどの行程である。

 ついでに証拠写真も残そうと思い、携帯電話のカメラ機能を起動し待ち構えていたが、残念ながらやってきたのは旧型の車両で、車両サイドに情報表示がないタイプのものだった。

 これでは写真を撮っても他の列車と差異がなく、意味が無いので撮るのを諦めた。

 そして、やってきた列車に乗車すると、そのまま列車は浦東空港まで何の特別なイベントも起こらず無事到着し、直通情報は本当であることを確認することができた。

 何だか張り合いのない道中ではあったが、敢えて特筆するべきことがあるとすれば、広蘭路駅では通常の折り返しホームではなく、朝夕しか使わないもう一方のホームに到着したことぐらいであろうか。
 このため、広蘭路駅で空港行きを待っていた乗客は乗れなかったのではないだろうかと察する。

 このような便利な直通列車であるにも関わらず、まだ試験運用なのか、今のところ運営サイドは一切特別なPRを行っていない。
 列車種別なども差をつけず、単に「浦東機場行き」としか案内されないのである。

 逆方向にも、浦東機場発淞虹路駅行きや徐涇東駅行きなどもあるようだが、やはり市内直通であっても特に特別なアナウンスはされず行先と車両数だけが表示される。
 直通の運行本数として、恐らく1時間に1本あるかないかの運用と察せられ、今のところ期待値が高まり過ぎるのを防ぐためなのか、積極的なアナウンスはする気が無いようである。

 ただ、このような直通が一部で始まったということは、今後時期が来れば直通の本数が正式に増えることも予想される。
 上海浦東国際空港と上海市内の間の道のりがより便利になる日が来ることが期待されるこの直通開始である。

誕生日を祝う意味

 今日はある友人の誕生日である。
 その友人は物理的にそばにいる人間ではないので、おめでとうのメッセージだけ送った。

 若い頃はともかく歳を経てくると、誕生日を祝われることを遠慮する人もいるが、やはり誕生日を祝うということは大事な意味があり、祝うだけの価値があるのだと思う。

写真はイメージ

 それは「生まれてきておめでとう」という意味より、今年も「無事誕生日を迎えられてよかったね、また来年も無事誕生日を迎えられるようにまた1年頑張りましょう」という意味があるからである。

 例えばその友人も、決して体は強くなく幾つかの持病的なものを抱えていることを聴かされており、まあすぐに命がどうのこうのではないものの、常に健康問題には悩まされている。
 またつい10日ほど前に友人の祖母が亡くなったということで、相当気分が落ちこんだ状態のようだ。

 さらに、飼っている犬も老犬でかなり弱ってきているとのことで、もうそう長くはないだろうと言われており、これも気持ちを悩まされている要因となっている。

 このように命がある時は当たり前のように感じてしまう存在も、やがてはいずれ去り行くものと考えれば、無事誕生日を迎えられたことは、貴重な祝うべきことなのような気がする。

 私自身の周囲でも、同級生など同世代の人間がこれまでの人生の中で何人か亡くなっており、私が無事に今生き残れているのは、幸運だと感じている。

 また、恐らく自分の人生の折り返し地点は過ぎていると考えれば、自分の残りの人生とてかなり限られたものであるわけで、その1年1年が無事でいられるかどうかは神様のみぞ知るところである。
 そういった存在の当たり前さが当たり前ではないと気づけば、やはり誕生日は祝う意味があるのだと思う。

 誕生日おめでとう!