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晴れない上海の冬

 例年のことではあるが、上海の冬の空は関東の冬のように晴れてはくれない。
 どちらかというと日本海側のごとく、曇った天候が続きぼんやりとした天候が続く。

上海の空

 気温も上がらず1ケタ台の気温が続くので、日照時間の少なさも手伝って毎日寒々しい思いで過ごさなければいけないのが、上海の平均的な冬の顔である。
 暦の上では既に立春を過ぎ、春節も過ぎ去ったというのに、春という印象からはまだほど遠い。
 この2週間ではっきりした青空が覗いたのは1日くらいしかなかったのではないだろうか。

 大気汚染という要因も確かにあるにはあるのだが、雨の日などは汚染物質の値は低く、視界の悪さは汚染物質だけではない要因であるようで、この地域の持つ気候環境がこの寒さや陰鬱さをもたらしているようだ。

 その割には以前「上海人はあまり脱がない」で書いたように、ストーブなどの暖房器具などをほとんど利用しないのがこの上海地域の特徴でもある。

 このような気候が続くと、当然行動力は鈍くなるし、気持ちも重く成る、

 医学の世界では冬季性うつ病という言葉もあるように、太陽光を浴びる時間が少なくなるこの季節は、うつ病に近い心理的状態になる人もいるようだ。
 そのための治療用ライト(照明)なども世の中にはあったりする。

 まあ私とて、底の底まで気持ちが落ちているわけではないが、やはり決して爽快な気分でこの気候を過ごしているわけではない。

 音楽などを聴いて意図的に気持ちを前向きに持ち上げたり、外出機会を増やして引きこもりにならないよう努めているが、やはり気持ちは重い。
 関東で育った人間にとって冬は寒いが、空は青いのが当たり前なので、この重い空は結構堪える。
 晴れた青空が待ち遠しい今日この頃である。


<目覚まし用ライト>

毎日歩いている。

 もう2月になったが、12月の宴会シーズンで完全で食べ過ぎを自覚し、かなり体重増になってしまったため、毎日歩くことを決めて歩いている。
 まあいきなり激しい運動もよくないし、時間がなかなか思うように取れないので、1日3㎞程度、30分強というレベルで始めた。

 流石にこの程度ではダイエットというにはちょっと物足りないのだが、運動不足解消には少し役立っている印象がある。

 始めたのが12月23日からで、残念ながら1日も休まずというほど勤勉ではなく、大雨が降ったら休み、仕事で忙しかったり体調がすぐれない時は無理をしないというスタンスなので徒歩の実施率はこの1ヶ月半のうち8~9割程度だという気がする。

 まあただ仕事で忙しい日は仕事でそれなりに動き回っているので、自分で想像している以上に動いているので、実質休んだのは大雨の日と体調を崩した数日である。

 ただ歩く時間帯はバラバラで、昼食前後か夜に歩くことが多くわざわざそのためにだけ出かける格好になっていて、真夜中なんかは警官に呼び止められない様にコンビニなどをターゲットとして万が一の場合に言い訳が立つようなスタンスで歩いている。

 この1ケ月半程度で眼に見えるような効果というのは特にないかもしれないが、昨年の冬のようにだるくて眠くて仕方ないといった体調不良はほとんどなく、歩いているお蔭でそれなりに健康回復に繋がっているのかもしれないという気がする。
 これから暖かい季節を迎え、真夏の暑い時期までは無理かもしれないが、せめて春くらいまでは続けたいという気がしている。
 

冬だけのうつ病

 先日、日本のYAHOOの記事の中に冬の時期にだけ起こる冬独特のうつ症状があるということが載っていた。
 冬の期間だけ、気分が落ち込んだり異様な眠さに襲われる、あるいは無気力になったり集中力に欠けるといった症状が現れ、春になると大体が自然に治癒するそうだ。

 こんな病状があるのだと知って、自分のこの冬を振り返ってみると、病気と判断される程重いかどうかはともかく、傾向として思い当たらないフシもないでもないかなと感じた。

 ここ数年冬になると、日中から眠気に襲われる度合いが異様に高く、仕事やその他の取り組みに対するテンションがやはり低かった。
 体格から来る無呼吸症候群かなと思ったが、どうもそうでもないような気がしていた。

 電話一本、メール一本の行動が、分かっているのになかなか腰が重く、体がだるくて次の一歩に対する行動が遅くなるのである。

 とくに非常に寒い日は、体温も上がらずこの傾向が特に強い。

 寒さに対する単なる怠け心とは、ちょっと性質を異にする状況で、やる気はあるのに頭と体が思うように行動できないのである。
 まるで体が熊のような冬眠状態の陥ったのではないかと感じるほどだった。

 こういう時は音楽を聴いたり、シャワーを浴びてテンションを上げるとまあそこそこの状態まで回復できるのだが、またしばらくするとその状態に戻される。

 最初はこういった症状を年齢的な体力の衰えから来るもの、或いは更年期障害の一部のようなものとも考えたりもしたが、どうも違っていた。

 今回この冬のうつ病の話を知って、自分のだるさの症状に対する一番しっくりくる答えのような気がした。

冬の上海の街中

冬の上海の街中

 治療には日光を沢山浴びたりするのがいいと言うくらいだから、冬の日照時間の減少とそれなりの因果関係がありそうで、3月くらいには治るというのも合点がいく。
 特に上海の場合は、東京よりも件の大気汚染などの影響でなかなか本当にすっきりした青空は見られず、日照時間としての実際の数字比較はわからないが、体感的には日照量がかなり少ない気がする。
 日本に帰った時に青空に感動するくらいその差があり、上海の空は常に濁りどこか重苦しいのである。

 体温が上がるとテンションが戻るというのも、冬の外気温の低下に伴う体温の低下も影響していると思われ、暖房費を気にせずガンガンと部屋を暖めて体を冷やさないようにしておいた時には、それほどテンションが下がらなかったのである。
 よって3月になると自然治癒するというのはこういう気温の面もあると思われる。

 現在3月がもう目前であり、気温が上がってきていることもあって、私自身も確かに楽になってきている実感があり、仕事に対するテンションもかなり戻ってきた。

 私の状況は、その重さはともかくこの冬に「冬のうつ病」的症状があったと考えて差支えないのではないかという気がする。

 まあこんな状況であったにもかかわらず、今年は特に大きな問題も発生せずきちんと脱出できそうだが、冬は毎年やってくるため次の冬にはどう備えるべきか、今のうちから対策を考えておく必要がありそうだ。