Monthly Archives: 5月 2012

オリンピックの足元

 先日東京オリンピックの一次審査通過の話題がニュースに出ていて、社会資本基盤が評価されていたような話があったが、実は東京の社会資本は非常にヤバい状態であることが言われている。

 つまり前回の東京オリンピックの時点で急速に整備された道路や水道などの社会資本に相当ガタがきており、いまその改修コストが非常に問題になっているのである。

 その代表格が首都高速で、近いうちに再建設並みの維持コストが必要だと言われていおり、そのくらい東京の交通機関などの足元は実はヤバい状態なのが現状らしい。

上野動物園のモノレール

上野動物園のモノレール

 東京に限らず日本の税金の使われ方というのは建設費には予算をつけるが、それを改修するためのコスト、所謂マンション建て替え積立金のようなメンテナンスコストがほとんど考慮されていないのが実態で、実は金銭の面では呆れるほどの無計画性のもとで行政が進んできたのが実態のようだ。

 もっともこの無計画性はお役所に限らず社会全体同様のようであり、物を作ったり導入したりすることは熱心だが、維持することには熱意が乏しいのは共通という気がする。

 私のまわりにも新しいものばかりもとめて飽きっぽい人がいかに多いことか。。。
 ある人が言っていたが、例えば一つの建物を建てれば、その後毎年その建設コストの1割くらいは維持費などにかかるはずので、それを覚悟した上での予算組をしないと建物は維持できないといっていた。

 普通のビジネスも同じで、実は新しいことを始めるときに、どうすれば永らえて維持することができるかを見越して動かないと後々苦しくなる。

 2020年の東京オリンピック、決して反対はしないが本当に足元は大丈夫なのか?かなり心配な東京の一次審査通過である。

 

過去の怠慢の後始末

 ここしばらく過去の怠慢の後始末作業に忙殺されていた。

 まあ以前いた人はうちは凄いんだのようなことを言っていた気がするが、確かに過去に大量の実績を見つけるも、その実績がほとんど現在に繋がっておらずある転換期を境にして断絶している状態だというのが私の現在の感想である。

 本来はその転換期に相当の移行作業をやらなければいけなかったのに、対処療法でやり過ごし、手を抜いてあったような印象がある。

写真はイメージ

写真はイメージ

 これが一つの失敗。

 さらに、どうも好みで仕事をチョイスしていた形跡があり、本来当たり前のようにカバーされるべき領域がずっぽり抜け落ちている。

 ライバルが当たり前のようにカバーしている領域を、まあ勝負の勝ち負けはともかく、踏み込んでもいなかった印象である。

 10年前からなにも進歩していないような印象で、中国のこの大事な10年の中で何をみて何を学んでいたのだろうかという感想が残る。

  そして多くの作業が中途半端だった。

 勢い込んで新しい仕事を始めても、飽きっぽいのか息が続かないのか、途中で放置された仕事のかけらを沢山見つけた。

 それゆえに過去の仕事の実績が今にほとんど繋がっておらずポロポロと抜け落ちているのである。

 そんな過去の怠慢を埋めるべく最近かなりの時間忙殺されていた。

 自慢していたあの人たちはいったい10年間何をしていたのだろうか?
と、この怠慢の山の内をみて愕然している最近だった。
 
 まあその代わり苦労したお蔭で、不器用ながらも取りあえず一つの方法を見つけた気がしている。

策士、策に溺れる

 技術者や策士というのは自分の技術や策に自信を持ちすぎると、却って勇み足となり、蛇足となってしまうことが多い。

 仕事や日常生活の上でも、テクニックに自信を持った人間は、テクニックをやたら駆使したがる傾向にある。

 例えばパソコンや携帯の機能ツールなんかも、使わないと損だ思い込みが強いと、必要のない機能を付加したり、無理やり利用したり他人に使わせようとする。

写真はイメージ

写真はイメージ

 結果、そんなものを使わなかった方が実は効率的だったなとなどということがよくあり、まあ迷惑だとまでは言わないまでもコストパフォーマンスの上で決してプラスにならないケースがままある。

  まあ政治家なんかもその一種だ。

 あまりに策略に長けている人は、策に溺れてしまって本来その策が目指そうとしていた目標や本筋本質が本当の近道が見えなくなり、実に回り道ばかりをしているように見える。

 技術や策に自信があればある人ほど、実はその価値を自ら冷静に見つめ直すべきであろう。

 そう思わせる出来事が最近よくある。

原文