Monthly Archives: 1月 2010

春節は中国の充電期間

 まもなく中国は2月14日に春節を迎える。国を挙げてのお正月というだけに、国定の休日も1週間ほど設定される。
 2月13日から19日までの7日間である。そういった意味では日本の年末年始とはあまり大差がないような印象を受ける。

 しかしである。

 実際の商売や仕事をする上ではどうもたった一週間の休みという印象では済まされないほど中国の経済が停滞するのがこの春節の前後の期間である。
 実際に多くの中国人は2月に入ってからそわそわし始めるだろう。田舎から出てきている出稼ぎ労働者は2週間3週間という長期休暇をとって田舎へ帰ってしまうのが通例であるので、大晦日といわず2月のはじめからぼちぼち田舎に帰り始める。

 また雇っている側のオーナーもこちらは優雅に海外旅行に出かけて骨休めをしたりする。つまり春節を含めた一ヶ月くらいの間は労使ともども休みを取ってしまうので、仕事が全く動かない。つまり約一ヶ月の間、経済がとまってしまうのが中国の習慣である。

 それが証拠に、営業の仕事に出かけても日系企業はまだしも、中国系企業はラオバン(社長)が春節休みをとって不在なので今は何も決められないから春節が終わったらまた来てくださいといわれてしまう。

 このあたりが、年末に駆け込むように仕事が忙しくなる日本とは大きな違いである。日本は全て年内に何とか終えて新年を迎えようと努力するのだが中国の場合は年が明けたら(春節が過ぎたら)考えようという発想で、年末(春節)が近づくにつれ動きが鈍くなる。

 そしてこの春節期間に活動するのは、春節客を狙った観光業など一部の特定の業種に限られる。

 最近でこそ、上海などの一部サービス業が年中無休を謳うようになり、休日出勤の3倍給与の支払いを覚悟で春節でも営業するようになったが、大方の企業やお店はやはり伝統的な休み方をする。

 まあ一ヶ月という停滞期間にはあきれるばかりだが、日本のように年末年始も普通に営業するお店が増えてしまった社会よりはまだ伝統的価値観を大事にする習慣が残っている中国がちょっぴりうらやましい気はする。

 日本も正月三ヶ日の給与は3倍増しだという法律でもできたら状況は少しくらい変わるのではないか?年中行事の習慣にメリハリがなくなったから日本は経済が停滞しているのではないか、伸びる力がなくなったのではないか?最近の日本の社会を見ていてそんな気がする。

 人間生きている限りどこかで充電が必要なのだと思う。
これから一ヶ月、中国は充電期間に入る。

お土産に煎餅が恋しくなった

 日本へ一時帰国する友人に何かお土産をリクエストしようと考えていたら急にせんべいが恋しくなった。

 友人は関西へ帰るので、関西のお土産を想像しているうちに、日本の会社にいたとき兵庫出身の女の子が帰省のお土産だといって持ってきてくれた煎餅を思いだした。
非常に美味しかったことは覚えているが、さすがに銘柄までは覚えていない。

 ふわふわした歯ごたえで、風味のバランスもとてもよかった。

 本当ならあれが食べたいが、まあ銘柄も分からないのでは頼みようがないので普通のせんべいを頼むことにした。

 上海でもせんべいを食べられないことはないが、普通に買うと高いし日本のように日常に気軽に出てくるようなことはあまりない。

 日本のものでも大体手に入ってしまう上海なので、食の面でホームシックになるようなことはまずないが、やはりピンポイントで無性に食べたくなったのに手に入らないものは存在する。

 今回の煎餅もそのひとつだし、以前はメカブが食べたくなった。

まあ友人に頼むのも手だが、自分も前回の帰国からまもなく1年が経とうとしているので、そろそろ自分で仕入れに行く次期を検討しなければならないかなと考え始めた今日この頃である。

開幕時に全部は間に合わないらしい

 会社の社員たちがお昼に噂していたのだが、どうやら万博は準備が間に合わず、5月1日の開幕時には全ての施設が揃ってオープンすることはできないらしい。
 数ヶ月前にバスの中から見た感じでは、テーマ館以外はほとんど何も出来上がっていない状態であったから、恐らく間に合わないだろうなぁと思っていたら、案の定間に合わない見込みのようだ。

 いかにも中国らしい話といえばそれまでだが、 もともと集団での連携プレーが苦手な中国人が、これだけ大きなイベントを行うにはまだ経験が浅すぎるように思う。
 マンションやホテルの開業ひとつ取っても満足に納期どおり成功させることができない人々が、これだけ大きなイベントを完璧に成功させられるわけがないのである。
ましてやこれだけ大きなプロジェクトになると納入される機械の部品のひとつひとつまで納期厳守を要求されるのだが、幾ら上で引き締めても元々の計画がタイト過ぎるのでほんのちょっとの狂いが全体に大きな影響を及ぼしてしまう。
 計画の根幹の部分はきちんと作っても、ノウハウがなければ枝葉の部分まで目が行き届かないので、結局思いもよらないところで足を引っ張られる結果になる。

 本来は、そういった不測の事態を見込んで計画を立て、クリティカルパスに影響が出ないように全体の計画に予備の調整日程を含ませるのが普通だ。
 しかし総じて甘い見込みを立てる中国人の気質では、そういった不測の事態を予想して調整日を含んだ計画を立てるという発想が生まれないらしい。
こういったことは実は経験によって学んでいくのだが、中国にはまだそういった経験が足りなすぎるように思う。
個人的にはこの万博開幕は5年くらい早かったのかもしれないと思う。
 まあ今回開幕に間に合わないのは仕方ないにしろ、とりあえず焦って事故など起こさないように安全面に注意を払っていただければそれで御の字である。

 こうやって考えると、開幕数ヶ月前に建物を完成させてしまった日本館はさすが優秀だなぁと思う。もちろんこれから内部のテストが始まるに違いなく、これとて全体計画からすればギリギリなのかもしれない。
 これを思うと開幕に間に合わない建物は、中身の調整まで行き届くわけがないので、オープンしたとしてもやはりトラブル続きになるだろうなというのが今の予想である。

新しい地下鉄路線は乗る機会がない

 上海の地下鉄の延長が相次いでいるが、まあどんなに新路線が延長されようと自分の生活圏に直接関係のない路線はまず乗る機会がないなあという感想で最近のニュース等をウォッチしている。

 少なくとも今までは職場も2号線沿線であり、客先も同様に2号線沿線が圧倒的に多く2号線ばかり乗っている。あとは4号線と1号線にたまに乗る程度で、そのほかは滅多に乗る機会がない状況である。
 今後古北新区に駅ができるという10号線は開業すれば比較的乗車機会は増えそうだが、例えば私の家からだと乗り換えが必要になることを考えると、一本で行けるバスやタクシーの利便性と比較してどれほど乗車機会が増えるのかは未知数だ。

 上海の日本人の人口分布(感覚的なものだが)の多くは2号線沿線など特定のエリアに結構集中しているし、それに付随する日本人向けサービス業などもやはり日本人の多いエリアに集中している。

 故に、それらのレストランなどへ行くにしても特定の路線しか使わないし、地下鉄が便利になったとしてもタクシーの需要はそんなに減らないであろう。
 特に駐在員を中心に通勤にタクシーや会社の送迎車を使っている人も多く、新規に便利な地下鉄ができたとて安全という理由からタクシーから地下鉄に通勤手段がシフトするような状況もそれほど多く発生するとは考えにくい。

 そう考えると、上海の発展の象徴として語られる地下鉄の路線延長も我々上海に住む日本人にとってはそれほど多くの恩恵があるわけではないということになる。
 それだけ日本人が元々便利な環境に置かれているといってはそれまでだが、とにかく東京や大阪で新しい鉄道が開業したとき程、日本人にとって便利さが向上したというインパクトはない。

 まあ個人的なことを言えば、地下を走る地下鉄よりも地上を走るバスなどのほうが好きであったりする。もちろん地下鉄のほうが早くて確実なのだが、どうしても周りの見えない地下という空間は好きになれないし、特に中国の地下鉄は耐震性などの安全性にまだまだまだ不安が残る。故に日本人として地震のリスクが頭から抜けず、乗らなくて済むものなら地下鉄には乗りたくないというのが本音である。

 このように元々私は上海の地下鉄の乗る機会が少ないこともあって、これから新たに地下鉄が延長されたとしても、仕事上の必然性がなければあまり乗らないであろうというのが個人的見通しである。

上海に渋谷タワレコ発見!??

実はこれは上海に良くあるDVDショップのお店。用事で移動中に思わず見つけたので写真を撮ってみた。

 まあ恐らく日本に行ったことのある中国人がネーミングしたと思われるが、よくぞこの名前を付けたなというネーミングである。
だけど日本に行ったことのない中国人には意味が分かるまい。
完全に日本人ターゲットということであろうか?

 東京にある本物のお店は「タワーレコード」だから商標的にはまあギリギリセーフかな?
 場所は日本人の多く住む古北新区のカルフールの北側にあって、数ヵ月後に開業する地下鉄10号線の駅と古北新区を結ぶ水城南路沿いにあり、非常に好立地だ。
 品揃えさえ本物並なら大ブレイク間違い無しなのだが、、、果たして?