新しい地下鉄路線は乗る機会がない

 上海の地下鉄の延長が相次いでいるが、まあどんなに新路線が延長されようと自分の生活圏に直接関係のない路線はまず乗る機会がないなあという感想で最近のニュース等をウォッチしている。

 少なくとも今までは職場も2号線沿線であり、客先も同様に2号線沿線が圧倒的に多く2号線ばかり乗っている。あとは4号線と1号線にたまに乗る程度で、そのほかは滅多に乗る機会がない状況である。
 今後古北新区に駅ができるという10号線は開業すれば比較的乗車機会は増えそうだが、例えば私の家からだと乗り換えが必要になることを考えると、一本で行けるバスやタクシーの利便性と比較してどれほど乗車機会が増えるのかは未知数だ。

 上海の日本人の人口分布(感覚的なものだが)の多くは2号線沿線など特定のエリアに結構集中しているし、それに付随する日本人向けサービス業などもやはり日本人の多いエリアに集中している。

 故に、それらのレストランなどへ行くにしても特定の路線しか使わないし、地下鉄が便利になったとしてもタクシーの需要はそんなに減らないであろう。
 特に駐在員を中心に通勤にタクシーや会社の送迎車を使っている人も多く、新規に便利な地下鉄ができたとて安全という理由からタクシーから地下鉄に通勤手段がシフトするような状況もそれほど多く発生するとは考えにくい。

 そう考えると、上海の発展の象徴として語られる地下鉄の路線延長も我々上海に住む日本人にとってはそれほど多くの恩恵があるわけではないということになる。
 それだけ日本人が元々便利な環境に置かれているといってはそれまでだが、とにかく東京や大阪で新しい鉄道が開業したとき程、日本人にとって便利さが向上したというインパクトはない。

 まあ個人的なことを言えば、地下を走る地下鉄よりも地上を走るバスなどのほうが好きであったりする。もちろん地下鉄のほうが早くて確実なのだが、どうしても周りの見えない地下という空間は好きになれないし、特に中国の地下鉄は耐震性などの安全性にまだまだまだ不安が残る。故に日本人として地震のリスクが頭から抜けず、乗らなくて済むものなら地下鉄には乗りたくないというのが本音である。

 このように元々私は上海の地下鉄の乗る機会が少ないこともあって、これから新たに地下鉄が延長されたとしても、仕事上の必然性がなければあまり乗らないであろうというのが個人的見通しである。



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