Monthly Archives: 10月 2010

鉄道切符、日本は運行日、中国は購入日が基準

 先日の話の続きだが、ようやく26日に件の高速鉄道が正式開通にすることになったと22日の報道で伝えられていた。
 実に4日前の発表である。切符もその日から発売になった。

 それでいて発売初日の発売は思わしくなかったとの翌日のニュースもあった。

 まあ、発売当日の新聞で初めて報道されたのだから、切符を買いに行く計画を立てようはずもなく当然の結果であろうに思うのだが、実に不思議なこれらのニュースである。
 
 ところで日中の文化の違いというべきか、この切符発売に関して表現に不思議な差異があることに気がついた。

 中国の場合、今日から○日以内の切符を販売という表現をしている。日本の場合は例えばJRの指定席券の場合は1ヶ月前の当日という風に運行日を基準に発売日が設定されている。
 期間の長さの問題はとりあえずさておき、この表現方法は実に日中のものの考え方の差異を如実に表しているように思える。

 日本の場合、列車に乗って行動する日という予定がまず決まり、それに従って切符の購入行動するというのが通常の行動パターンになっているが、中国のこのシステムはどうもそうではない。

 購入日を基準として未来何日間の切符が買えるという条件設定は、目的地に行くことは決まっているが、その時点で行動予定日は確定しない。切符を購入する日がまず先に決まり、移動する日は切符の状況しだいということになる。

 つまり鉄道を使って移動するという目的は同じでも、日本人は目的地へ移動する予定日が先に決まり、中国では切符を購入する日が先に決まるということになる。

切符売り場の表示

切符売り場の表示

 まず予定を決めてそれにあわせて行動していく日本人と、今現在を基準に行動してその結果に未来が出来上がる現在の中国人、鉄道の切符だけ見てもその思考パターンは明らかに違う。

 もちろん、この発売期間の長さも日中の考え方の違いを表している。まあたった4日前とか10日前からの発売で済んでしまう(済んでないのかもしれないが)というのは、中国特有の状況であるというか、まだ鉄道を取り巻く状況が完全に発展途上国並であることを表している。
 少なくともヨーロッパの先進国は軒並み1ヶ月以上の期間が設定されている。何度も言うようだが普通の都市生活者にとってはたった4日前とか10日前では行動の予定が立てようがないのである。
 しかもいくら政府発表の辻褄を合わせるためとは言え、事前発表もなく当日の新聞で切符発売を知るといった状況は愚の骨頂である。

 残念ながら今の中国人にとって一ヶ月も一年も先の予定を決められないというのが生活の現状であって、決めていいのがせいぜい1週間か10日であるのが中国の行動習慣であり、その表れが鉄道の切符の発売日であるように思う。

 カレンダーすら翌年の祝日カレンダーが前年の年末にならないと決まらない中国。日本は前々年の年末には決まる。

 利用客や相手のことを考えもせず朝令暮改で済ませ、ルールがルールとして機能していない中国の状況がこんなところにも現れている。

上海の気候がPCの寿命を縮める?

先日パソコンのカタログを見ていたとき気になる記述があった。

温湿度条件:温度5℃から35℃、湿度20%から80% (ただし結露しないこと、および35℃における湿度は65%以下)

なんと35℃のときは、湿度65%以下でなければならないというのだ。

んんー!?

 上海の真夏は確か湿度80%なんて状態はざらのはず。

もちろん気温は35℃を超える日もたくさんある。

まあパソコンを使うのは主に室内とはいえ、冷房の効きが悪い日は室内気温はかなり高くなっているし恐らく湿度はそんなに下がってはいまい。

 となると少なくともメーカーが設定した環境条件を超えた気候が上海の街の気候であり、そんな中でPCを使えば絶対にPCの寿命にいい影響が出るはずはないのである。

 うーん、そういえば私のパソコンも夏になるたびに調子が悪くなっていた気がする。
 やっぱり上海の気候がパソコンに悪影響を与えていたようである。

上海の夏の光景

上海の夏の光景

 ついでにiPhoneの動作条件も気になって調べてみたら、動作時の気温はやはり0°〜35℃と指定されていて35℃を超える条件下はあまり好ましくないようだ。

 ただ、さすがに携帯用端末だけあって湿度条件には強く相対湿度が5%〜95%の範囲内となっている。
 いずれにしてもパソコンも携帯も真夏の暑い盛りにはあまり使用しないほうがいいらしい。

 電子機器メーカー泣かせの上海の夏の気候であるが、この市場を考えたら湿度に強いことを売りにした電子機器が出てきても良さそうではある。

突然開通する高速鉄道

今月22日に上海虹橋駅と杭州駅を結ぶ高速鉄道が開通すると報道されているが、開通まであと1週間あまりとなった今日現在になっても、切符の販売どころかまだ時刻すら発表されていない。
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 平行する在来線の切符の22日以降の切符が発売停止になったらしいから、開通することはほぼ確定的なように見えるが、実際に切符の販売が開始され、実際に運行開始されるようになるまでは本当に開通するのか半信半疑なのが中国の鉄道開通である。

鉄道切符代理販売所

鉄道切符代理販売所

 日本人からすると鉄道開通のような重要な節目は、何ヶ月も前から開通日が決まり、時刻表の発表が行われ、一ヶ月前から切符を売るという入念な準備を終え、万全の状態で当日を迎えるのが当たり前であるのだが、中国の鉄道開通はそうではない。

 高速鉄道に限らず地下鉄の開通についてもいつもこんな感じで、新聞報道で数日前にちょこっと発表が行われただけで、突然開通する。

 もちろんその路線の存在自体は、建設計画が事前から報道され知らされているので、まったく何もないところから突然開通するわけではないが、実際の開通日を聞かされるのは数日前で下手をすると前日である。

 こんなんでは旅行の計画を立てようもなく、開通直後に利用客が少ないといった嘆きも当然のように思うのだが、この習慣は中国版新幹線と呼ばれる高速鉄道が開通する現在になっても改まらない。

 日本のように切符の発売が一ヶ月前からではなく、最大でも10日前からの発売だというのが原因かもしれないが、それにしても時刻表くらい早く決定して欲しいと思うのだが、安全上の問題なのか、直前まで何が起こるかわからないので発表しないという中国流危機管理なのかわからなないが、とにかくこれが中国の鉄道の長年の習慣らしい。

原文