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突然開通する高速鉄道

今月22日に上海虹橋駅と杭州駅を結ぶ高速鉄道が開通すると報道されているが、開通まであと1週間あまりとなった今日現在になっても、切符の販売どころかまだ時刻すら発表されていない。
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 平行する在来線の切符の22日以降の切符が発売停止になったらしいから、開通することはほぼ確定的なように見えるが、実際に切符の販売が開始され、実際に運行開始されるようになるまでは本当に開通するのか半信半疑なのが中国の鉄道開通である。

鉄道切符代理販売所

鉄道切符代理販売所

 日本人からすると鉄道開通のような重要な節目は、何ヶ月も前から開通日が決まり、時刻表の発表が行われ、一ヶ月前から切符を売るという入念な準備を終え、万全の状態で当日を迎えるのが当たり前であるのだが、中国の鉄道開通はそうではない。

 高速鉄道に限らず地下鉄の開通についてもいつもこんな感じで、新聞報道で数日前にちょこっと発表が行われただけで、突然開通する。

 もちろんその路線の存在自体は、建設計画が事前から報道され知らされているので、まったく何もないところから突然開通するわけではないが、実際の開通日を聞かされるのは数日前で下手をすると前日である。

 こんなんでは旅行の計画を立てようもなく、開通直後に利用客が少ないといった嘆きも当然のように思うのだが、この習慣は中国版新幹線と呼ばれる高速鉄道が開通する現在になっても改まらない。

 日本のように切符の発売が一ヶ月前からではなく、最大でも10日前からの発売だというのが原因かもしれないが、それにしても時刻表くらい早く決定して欲しいと思うのだが、安全上の問題なのか、直前まで何が起こるかわからないので発表しないという中国流危機管理なのかわからなないが、とにかくこれが中国の鉄道の長年の習慣らしい。

原文

地元では「上海ヒルズ」の名前は浸透してない

今年の夏にオープンした「上海環球金融センター」だが、日本の観光雑誌やパンフレットだと「上海ヒルズ」の通称で呼ばれているが、実は上海にいる我々日本人でさえこの名前はぴんと来ない。

もともとこの名前をつけようとしていたのは事業主体者である森ビルさん本人だが、上海市政府から認められなかったため、現在の「上海環球金融中心」の名前にになったとのいきさつを聞いたことがある。

 以降「上海ヒルズ」の名前はあまり主流ではなくなり、どちらかというと上海の日本人の間で通称で浸透しているのは「新森ビル」である。これは以前に森ビルさんが建設したビルがあったためでそれと区別されるためにこういわれる。

 「上海ヒルズ」の名称は公式サイトにも見当たらず、日本からガイドブックやパンフレットを見て来た人に言われて、ようやく思い出す程度で、我々にとってあの建物と「上海ヒルズ」の名前はすぐには一致しない。

そもそも六本木や赤坂と違って周りの地形は谷でもないので、ヒルズ(丘)をつくる必要も無く、その名前である必要がなく、また「ヒルズ」の名称は日本の六本木ヒルズのかつての印象が強すぎて、いかにも金持ち趣味のイメージでちょっと辟易してしまうのである。

それ故に「上海環球金融センター」や「新森ビル」の名前のほうが心情的にも受け入れやすい。

 まあ日本の観光客向けパンフレットには「上海ヒルズ」のほうがインパクトがあるので使っているのだと思うが、このままでは日本の日本人だけがこの名前で呼ぶようになり、日本と中国の日本人の間で概念を共有できない時期が来るのではないかとちょっと危惧している。というのは大げさすぎるが、まあ「上海ヒルズ」の名前はいずれ使われなくなるであろうというのが私の推測である。