Tag Archives: ネットショッピング

ネットショッピングの最大の欠点

 上海に来てから結構ネットショッピングを利用するようになったが、いつも不便に感じているのは配達待ちの時間である。

 注文したはいいが、配達される時間がなかなかわからず、それに合わせて待機しなければいけないケースがしょっちゅうだからである。

am500_an014

 私の場合は概ね勤務先を配達先に指定しているのだが、業務上の都合でなかなかひとところに安定して滞在していないケースも多く、同僚も含めかなりの割合で外出してしまうので、事務所を空にしてしまうケースも少なくない。

 とはいえ自宅を配達先に指定するともっと滞在時間が短いのでさらに受け取りは困難であり、代理受け取り業な店が同じ住宅エリアにないわけじゃないが、預かり料を取られてしまうのと取りに行くのがやはり面倒なので、結局勤務先の方がまだ確率がいいことになる。

 アマゾンあたりだと概ね配達時間を指定できるのでまだマシなのだが、最近は品揃えの面で若干不満もあり、京東など他のECサイトを利用するケースが増えた。
 しかしこれらのサイトは配達時間に確約が無いので、ネットで運送状況を確認しながらの待機調整となるのである。

 しかもネットで表示される配送状況には嘘が多いというか、ごまかしも多いのが現状であまりにアテにならない場合も多い
 一例をあげると、商品を受け取ってもいないのにデータ上では配達済みのデータ入力が勝手に行われていて、既に受け取ったことになっていたりするので発送元に抗議してもきちんと聞き受けられないようなケースが時々あるのである。

 そうかと思えば、昼12時まで申し込めば当日夜19時までに配達しますといったような商品情報を信じて注文してしまうと、輸送追跡データ上は18時ころに配達開始となっているが、19時に配達員の携帯電話に連絡すると、今日は遅いから明日にしてくれなどと言われたケースもあった。

 宣伝文句で無理なことをPRするくらいなら、確実に配達してくれる日時を表示してくれればいいと思うだが、業者間のスピード競争や社内の時間管理が厳しくどうしても、実態に合わない無理な広告や虚偽報告が横行してしまうのだろう。

 こうやって考えていくと、配達待ちのイライラをなくすには本来は実在店に買いに行くのが一番いい方法なのだが、便利になった上海とはいえ、品揃えという点ではECサイトに全く敵わず、目的にあう商品を手に入れるにはインターネットで探す方がやはり圧倒的に有利なのである。

 この中国の状況を見ていると、日本の宅配システムがいかに優秀かがよくわかるのだが、そうは言っても私は今上海にいるのでこの環境に変わってもらうしかないのである。
 こちらネットショッピングがもう一段上の物流体制に代わることを是非期待したいものである。

最近、上海のネットが遅いもう一つの要因

 最近ネット速度が遅い理由について、昨日APECが原因なのではないかと書いたが、もう一つネットが遅くなるかもしれない理由について思い出した。
 それは11月11日の光棍節による、ネットショッピングユーザーのトラフィック大量集中という要因である。

 近年中国で11月11日は光棍節といって「1」が並ぶので、「シングルの日」つまり「独身の日」としてお見合いパーティなどが全国で盛んに行われている。

 またこれと並行するように、何故かインターネットのショッピングサイトではこの11月11日をターゲットに特売キャンペーンのバーゲンを繰り広げるのが習慣になりつつある。

京東網の広告

京東網の11月のキャンペーン広告

 何故11月11日にバーゲンなのか詳しくは不明だが、一つは光棍節が独身の日という事もあり、早く片付いて欲しいという意味で「在庫一斉処分」の意味があるのではないということ。
 また、中国の会計年度は暦年単位であるから12月に締めとなるわけで、売る側とすれば11月中に一定程度の売り上げを上げておきたいという狙いがあるのかもしれない。

 また12月にはクリスマスが有り、10月は国慶節やハロウィーンが有ってそれぞれ商機に繋がるイベントがあるが、11月はこれといったイベントがなく商機になりにくいために光棍節を利用した特売バーゲンが実施されるのようである。
 聞くところによれば、各ネットショップではこの11月のバーゲンだけで年間2~3割の売上げを上げてしまうとも言われ、各サイトは必死になって目玉商品を並べるし、それを必死になって買いあさるネットユーザーの姿があるのである。
 こんな時期だから、ひょっとするとそんなネットショッピングトラフィックが集中し、インターネット回線が重くなることは十分考えられるのである。

 さらに言うと、これらの中国のネットショップサイトは非常に重いページが沢山あることが、回線のトラフィックに拍車をかけている可能性がある。
 残念ながら中国のネットショップはページの作り方が上手とは言えず、非常に大きく重い画像データをどんどん並べるし、1ページに幾つもの商品を置いてなかなか開きにくいといったページ作りを平気でやる。

 こちらからすると。あんなに重たいページじゃ売れるものも売れなくなるだろうという気がするのであるが、中国のクリエイターはそんな顧客の事お構いなしに、大きいことは良いことだの文化そのままに、大きい画像を沢山貼り付けている。
 それ故に、ネットユーザーが一斉にあんな重いページを開こうとすれば、、そりゃネットのトラフィックが逼迫するのは当たり前の状況となるのである。

 今回のネット回線の遅さは、APECの規制が原因なのではないかと思っていたが、よくよく考えるとどうもこちらのネットショッピングのトラフィックに主要因があるような気がしてきたのである。

タオバオが生むゴミの問題

 ここ最近、タオバオやアマゾンでネット通販をする機会が増えたが、その際に気になるのが、商品の梱包材の問題である。

 壊れないようにとの配慮なのだろうが、例えばDVD1枚を買うのにマーガリンの箱のような大きさの中に緩衝剤が沢山詰め込まれ、更に袋で何重にも梱包され送られてくる、

 まあアマゾンなどは、比較的最小限の梱包で送ってくるが、自社便ではなくバイク便などで送られるタオバオの商品などは、輸送途中での毀損を避けるために、かなり頑丈に梱包され送られるのでゴミの量も多くなる。

 これらは商品を開封する時になかなか綺麗に開けることが出来ずに、結局破いたりしてしまうので、再利用はほとんど難しい状態になり、最後は捨てざるを得ない状況になる。

 そんな梱包材のゴミが最近毎回結構多く出る。

 地球の資源や環境を考えたら非常にもったいない話で、もっとリサイクル利用するシステムの設置が出来ないのかと感じる。

 例えば、梱包材を一回切りの使い捨てにせず、どこかのルートを使って回収し再利用する形はとれないものかという気がする。

 もちろん、購入する人の気持ちもあるだろうから、耐久性のリサイクル梱包材と通常の梱包材を選択できるようにして、リサイクル梱包はコンビニなどを通じて回収してもらい、改修に協力してくれた人にはポイント還元するなどしてリサイクルへ誘導政策を取る。

 このような政策を取れば、この通販のゴミは少しでも減らせるよう気がしている。

 そうでなくとも、中国では実体店舗が淘汰されネット通販化が進んでくる現状の中で、輸送のための梱包材需要がどんどん増えているはずで、それに比例して梱包材のゴミも増えているだろうに思う。

 こういった社会システムの変換の趨勢の中であるからこそ、考えてもらいたいこのタオバオなどの通販のゴミの問題である。

1階の買い物の支払いは3階で?

 先日、上海市内の某電気チェーン店でSDメモリカードを買った時のことである。

 まあ本来ならAMAZONなどネットで購入した方が割安でいい物が買えるのだが、プライベートで外出してきて、カメラにメモリカードを入れるのを忘れてきてしまい、写真を撮るのにどうにも内臓メモリだけでは不足するかなと思い、急遽購入することにしたのである。

 SDカード自体はすぐに見つかり、1階で店員にこれを買いたいと伝えると、すぐ購入手続きになった。

 値段にして99元である。

 で、店員はその商品コードをキーボードの手打ちでコンピューターに登録を始めた。

 今時のお店なら、通常バーコード登録による商品管理が一般的になっているにもかかわらず、この店では未だ採用されていないようである。

 IT家電などを扱う電器店にも関わらず全然進化の無い店だなぁと思いつつも、まあこれは以前からの事なので、特に驚くことではなかった。

 しかし今度は支払いの段になって、3階へ行ってくれとなった。

「3階?」

 どうやら3階に収銀台と呼ばれる支払いカウンターがあるらしい。

 中国の従来型の支払い形式を取る小売店では、出納責任者というか現金を取り扱う人間が限定され、店内の一カ所に支払い場所が集約されて置かれており、「収銀台」或いは「収銀処」の名で呼ばれている。

 つまりこの店は3階にその収銀台があるようだ。

 冷蔵庫など大型家電を買うわけじゃあるまいし、たかがSDカード1枚買うだけなのになんと面倒くさいシステムなのだろうと思ったが、渋々と3階までお金を支払いに行く。

 中国のデパートや薬局などでは、このような支払い形式を取っている店がほとんどで、結構小さいお店でも販売担当の責任者から伝票を渡され、収銀台でお金を払って来てくれと言われるのである。

 まあ販売員の不正や偽店員などの紛れ込み、商品の盗難を防ぐためにこういった方法になったようだが、買う側とすると非常に面倒くさく、随分不合理な販売システムであるような気がする。

 ただ中国には昔からあるシステムのようなので中国人達は慣れているのだろうし、やはりお金にまつわる不正というのが一向に無くならないのでこういった旧態なシステムを受容しているのかもしれない。

 しかし1階での買い物を3階まで支払いに行くようなシステムはもう少しどうにかなりそうなものである。

 今時はネットで自宅にいながら気軽に家電が買えてしまう時代であり、私も今回のような緊急な用でなければ、このような面倒くさい販売システムの店に足を運ぶことはないわけで、やはりどこかで進化をしなければこのようなお店は淘汰されてしまうように思われる。

 実際、こういった面倒くさいシステムである原因である故かどうか分からないが、土曜日にも関わらずこのお店はガラガラであり、他人事ながらお店の先行きに不安を感じるような雰囲気であったのである。

 中国ではネット販売店の攻勢に押され、書店を初めとする実体小売店が次々と淘汰されているが、実体店のこういった進化の遅れがさらに拍車をかけているのだなぁと感じさせるのに十分な今回のお店の状況であった。

日中のアマゾンショッピングにはまっている。

 最近、いまさらながらアマゾンでのネットショッピングにはまっている。

中国でネットショッピングと言えばタオバオが有名だが、タオバオは出展者が有象無象におり、商品の品質に問題があるものも少なくない。
 それに便利と言われれるアリペイ(発注者が納得してから販売元にお金が払われる仕組み)も、口座の開設やら何やらで外国人には意外と面倒なのである。

 その点、アマゾンの場合は多くの場合着払いでOKなので、発注から受け取りまで基本的に面倒がなく、着払い手数料も原則無料がほとんど。
 さらに商品の質の点でもアマゾンが中継したり、アマゾンが直接販売する物であれば品質にはほぼ間違いがないような信頼感があるし、品揃えも家具からなんとアダルトグッズまでありとあらゆる幅広いジャンルの製品が扱われ、その品揃えには今更ながら驚くばかりなのである。
 
 そして何よりも市内の実体店で購入するより値段が基本的に安く、発注から受け取りまでおよそ1~2日で、早ければ当日受け取りが可能なので買いたいものがすぐ届く。
 あまりにも便利なので、ここしばらくに必要だったものはアマゾンでほとんど購入するようになり、例えばプリンターなどは実体店で買うより3割も出費が抑えられたので、感激しており、それ故に最近ちょっと病みつきになりつつある。

 ただまあこういった通信販売の欠点を上げるとすれば、商品をネット上の写真でしか見てないので、例えば服など色合いは実物と違う場合もあるし、本などは中身を見てから買いたいので、必ずしもネットが絶対良いというわけではない。

 また配送の場合は配送予定時間に家(或いは会社)にいなければならないという面倒は有りいつ来るか分からないものを待たなくてはいけないのがちょっと苦痛と言えば苦痛だ。
 しかし工業製品のようにスペックの分かりきったものであれば、ネットで購入し配送してもらうのが全く便利である。

 と、いまさらながらアマゾンの便利さに驚き始めた矢先に、日本に一時帰国して日本のアマゾンを利用したらもっと便利だったことに驚いた。

 日本の皆様には釈迦に説法かもしれないが、日本で驚いたことというのはコンビニで商品の受け取りができるようになっていたこと。

 どうやらアマゾンが直接発送するものに限られるらしいが、全国のローソンやファミマを受取先に指定しておけば、自宅に誰もいない時でも最寄のコンビニに配送してもらうことができ、都合の良い時に受け取りに行けばいい仕組みになっていた。

 しかもこの方式の場合、なんと配送料が無料になる。

成田国際空港第一ターミナル

成田国際空港第一ターミナル

 この件は後程また書くと思うが、例えば海外にいる我々が帰国してすぐ必要なものを予め成田空港のローソンに着払いで配送しておいてもらい、到着時に受け取るなんて芸当も可能になっていた。

 今回の一時帰国ではこれを知ったので、思いっきりフル活用させてもらい、短期の日本滞在でも驚くべきほど合理的に濃縮された買い出しができた。
(まあお金もかなり使ったが)。

うーん、便利すぎるアマゾン恐るべし。