Monthly Archives: 3月 2015

成田空港の検問がなくなったらしい。

 昨日のニュースで聞いたところによれば、成田空港の入場時に行われていた検問が廃止され、ビデオチェックなどの方法に切り替わることになったとのこと。
 これまでは車で入場する場合は検問で止められ、トランクやパスポートのチェック、電車の場合も税関同様にパスポートの提示と、場合によってはトランクを開けてのチェックが行われてきたが、これがどうやら廃止されたようなのだ。
 まあ最近成田に行くようになった人にとっては9・11以降の措置のように思われるかもしれないが、実はこれはほぼ昭和53年の開港直後から行われている措置であり、成田空港に反対する過激派による管制塔占拠事件から端を発したもので、実に37年間も続けられていた。

成田空港第2ターミナル出発ロビー

成田空港第2ターミナル出発ロビー

 しかし、世界を見渡しても、搭乗客に対するチェックではなく空港入場客に対して検問をしている国はあまり例がなく、中国でも警官による警戒やX検査機による荷物検査はチェックは時々あるが、あそこまで厳重な検問はなかった。
 今回、ビデオチェックに切替えられるとのことだが、恐らく顔認識システムの技術進歩によるところが大きいと思われる。
 つまり、確かに検問される煩わしさはなくなったが、チェック方法が変わっただけで、警戒を緩めたという訳ではなさそうだ。
 もちろん、搭乗時のハイジャック防止のセキュリティチェックなどは従来通り続けられるわけで、そこの厳しさは変わらない。
 まあこれらの警備のおかげでハイジャックなどは近年、ほとんど聞かれなくなったように思うが、残念ながら先日起きたような副操縦士の故意的墜落と疑われるような事件もあるわけで、人の社会で100%の安全というのはなかなか得にくいというのが結局のところだという気がする。

成田空港に駐機中の日本航空機

成田空港に駐機中の日本航空機

沖縄県と山口県の戦い

 選抜高校野球真っ最中の時期だが、残念ながら高校野球の話ではない。

 沖縄県の普天間基地の辺野古移設を巡って、国と沖縄県の間で溝が深まっていると報じられている。

 沖縄県知事が工事に関して許可を出していない部分の作業停止命令を出したものを、行政不服審査法などという本来国が使うために設けられた法律ではないものを持ち出して、知事の作業停止命令を無効にしたという事態になったようである。

 行政不服審査法とは本来国民が生活を守るために行政による強制立ち退きなどを止めさせるために使う法律なのだが、それを今回国が工事をごり押しするために使ったのである。

 法律的にややこしい状況だが、要するに県が工事を停止させようとしたものを、農水大臣がひっくり返したという構図になっている。

 何とも無理矢理な処置であり、辺野古移設が良いかどうかはともかくとして、どうも国側の強引な手法が目立つ。

 しかも何故か今回この防衛施設関連の問題に農水大臣の権限を使ってストップがかけられた状況になっている。

 よくよく調べてみると、この現在の農水大臣は林芳正氏という山口県出身の参議院議員であり、彼は代々続く地元の名士だが、どちらかというと防衛畑の方であり、あまり農水大臣に似合わない経歴の方である。
 しかも歴代の農水大臣を振り返ってみても、東北とか北関東など農業政策に重要な課題を抱えている県から任命が多かったように思うが、失礼だが山口県は日本の中でも農業の盛んな地域ではないのに山口から選出された林氏がなぜか農水大臣に任命されている。

 この林氏が任命されたのは今年の2月で、献金問題で辞任した前任の西川氏の後を受けてピンチヒッター的な就任で、確かに経験者ではあったが、やはりどうも傍から見れば適任とは思えない任命なのである。

 ところがである。

 今回このような沖縄を巡る防衛政策の問題で、農水大臣権限で工事停止が阻止されたとなると、ひょっとすると今回のようなことを見越しての農水大臣任命だったのではないかという疑いがもたげてくる。

 しかも、現在の日本の農業はTPP交渉など重要などが課題が山積している時期であり、手を抜けるような状況ではないはずにも拘わらず畑違いの方が任命された。

 つまり農業政策より国防を優先のために防衛畑の議員をわざわざ農水大臣に置いたのではないかと考えられるのである。

 さらにこの農水大臣が首相と同じ山口出身となると、現政権が沖縄に対してやっていることは国防政策を看板にしてはいるが、実情は首相を含めた山口県の防衛族による政策を沖縄へ押しつけ、つまり地域間の利権戦争のようにも見えてしまうのである。

 ところで辺野古移設に関して、専門家に言わせれば戦略的な意味で言えば沖縄に海兵隊がいる意味はほとんどないと聞く。
 何故なら、現代では空軍による先制攻撃が主たる戦略で、普天間にいるような海兵隊は最前線にいる必要がないとされており、グアムに移転しても差し支えないのが現実だとのこと。

 故に米軍は海兵隊はグアムに移転しても構わないと考えているが、日本は「日本の都合」で辺野古に移転させようとさせているのだと言われている。

 「日本の都合」とはつまり防衛利権の都合であり、そのために山口出身の首相と大臣によって、沖縄はいま振り回されているというのが現実のようなのである。

上海版花粉症?

 昨日からどうも鼻の中がむずむずしてくしゃみばかり出てている。
 先日、日本に一時帰国した際には、あっという間に花粉症の症状が出てくしゃみ連発となったのだが、上海ではさすがに症状がおさまっていた。
 ところが昨日から明らかに花粉症のような症状が出て、つらい状態になっている。
 なぜこうなったかについて、まず日曜日に天気が陽気になり春めいて、花が沢山咲いていたことがあげられる。

日曜日に咲いていた花

日曜日に咲いていた花

 また、その日に布団干しなど一斉に部屋の中の環境整備などをおこなったので、埃や花粉を部屋の中に取り込んでしまった可能性があり、寝ている間に鼻などに取り込んでしまった可能性が考えられる。
 いずれにしても、症状としてはモロ花粉症のようであり、鼻がムズムズするのである。
 この状況に仕方なく、第二世代の抗ヒスタミン薬と呼ばれるアレルギー薬(ロラタジン)を買って症状を抑えたが、まだ鼻の中がムズムズする。

上海で買ったロラタジン

上海で買ったロラタジン

 ただこれ以上強い薬を使うと、眠さが異常になり、気力もそがれるのでこの程度の薬がちょうどよく、まあしばらくはこれで乗り切るしかない。
 と、今日地下鉄に乗っていたら、くしゃみをしている人が大勢いた。
 天気も良いのでPM2.5が原因じゃないと思われ、やはり花粉か何かのアレルギー症状だろうと推測される。
 ひょっとすると、今後上海でも花粉症が流行する状況がやってくるかもしれない。
 そこまで日本の真似をしなくてもいいじゃないのにと思うが、、、。

上海の日本人が1万人転勤になるという噂

 先日、私の知り合いが言っていた話だが、この3月で上海から1万人の日本人が転勤となるという噂があるらしい。
 まあきちんとした統計機関があるわけではないので、確証のある数字ではないようだが、引っ越し業者の反応や日本人学校の生徒数の動向などから推測するとどうも1万人転勤という数字が導き出されるようだ。

 もちろん3月・4月というのは毎年人事異動のある時期であり、1万人が日本に戻って以後上海にまるっきり日本人が来なくなるということでもないらしく、入れ替わりで来る人もそれなりいるので、単純に1万人減ることにはならないらしい。
 ただ、その中身においてこれまでは家族帯同が主だったものが、単身赴任が多くなるなど、駐在の中身に差があり、来なくなった家族の穴の影響が非常に大きいということのようだ。

 この日本人が減る状況についてやはり経済的理由が大きいと推測され、円安による家族滞在費の増加、さらには輸出コスト高による事業体制の見直しなどで、工場を主としていたメーカーの撤退が相次いでいるのはニュースで伝わっている通りである。
 さらには世代的な問題もあり、日本経済をけん引してきた団塊の世代が60歳台半ばに達し、社内的に定年年齢に達し引退の時期を迎えたり、ビザ取得の壁にぶちあたり、滞在を断念するようなケースも増えてきたのだと思われる。
 こういった上海における日本人の減少は、これまで日系企業を支えてきた日系企業向けサービス産業にも影響を与えている面があり、フリーペーパーや不動産関連、夜の娯楽産業などもかなり影響を受けていると聞き、成り立たなくなった業態にかかわる人もまた日本に帰国したり別の業種に転職したりしている。
 まあ今後為替がまた円高に振れれば、上海の日本人状況も変わってくるかもしれないが、潮目が変わらなければさらに日本人が減るトレンドは続くのではないかと推測される。

サービス業に「つくり笑顔」は必要か?

 先日成田空港に降り立たったときに、おなかが減っていたのと日本円が手元になかったので、某コンビニエンスストアに立ち寄った。
 で、現金を引き出しつつ食べものと飲み物を少々調達したのだが、その際のレジのお兄さんの接客態度が非常に気になった。

 気になったというのは、態度が悪いから気になったのではなく、むしろ丁寧すぎることに気持ち悪さを感じ、気になったのである。
 普段、上海のコンビニの接客などに接しているとぶっきらぼうな態度の店員に出くわすことも少なくないが、まあ愛想はなくても粗雑にされるのでなければ、それほど気にならず、かなりそんな上海の接客にも慣れてきている。

 そんな環境からいきなり、日本のコンビニのバカっ丁寧な対応に接してしまうと、やはりちょっと気持ち悪いのである。

 しかも、マニュアルをなぞらえた言葉の使いまわしで、無理やり作ったような不自然な笑顔を投げかけられても、どうにもこちらとしては気持ち悪かった。

 おそらく接客テストのようなテストを実施すれば、彼は満点の成績となってしまうのかもしれないが、あのような接客が客にとって本当に好印象なのかは甚だ疑問である。

 そんなことを考えているさなか、あるところで接客サービスに関する指導を行っている人の話を聞く機会があったが、「笑顔の作り方」とか「美しい歩き方」などが高級サービスには必要であるかのような主旨の話を聞いて私は考え込んでしまった。

 本当にサービスには「つくり笑顔」が必要なのだろうか?

 確かに、仏頂面など私的事情を仕事に持ち込まれて接客されたのではたまらないが、「作り笑顔」のような「お面の笑顔」を見せられても、客としてはやはり嬉しいどころかやはり不快なのではないかと思うのだ。
 「つくり笑顔」というのは、よほど上手な人ではない限り、ふつうに見ればすぐに見分けられるのである。

 まあ「つくり笑顔」のできる人材を育てられれば、マナー教育ビジネスとしては成功なのかもしれないし、依頼した側も満足を得るのかもしれないが、それは本当にお客の満足度につながるのかはやはり疑問である。

 「つくり笑顔」のつくり方より、お客に対する心的態度を学べば、それだけで好感をもたれ、自然と笑顔のコミュニケーションがとれるのではないかという気がする。
 先日のあの成田のコンビニの店員は、相当心にストレスを抱えて仕事をしているのではないかと心配になる「つくり笑顔」であり、何かサービスの概念が間違っているのではないかという気がするのである。