格段に便利になったか?「上野東京ライン」

 今日、日本で東北本線の上野・東京ライン(東北縦貫線)が開通し、地元の常磐線もなんと品川駅まで乗り入れることになった。
 これまで私が生まれてこの方、長らく上野終着が当たり前だった状況からすると、この乗り入れはちょっと衝撃的な変化であり、軽いカルチャーショック的な出来事である。

 ただこのニュースに関して報道各社で冠せられている「都心へのアクセスが格段に便利になる」といった表現には少々違和感を覚える。

 確かに東京や品川まで乗り換えなしにはなったし、到達時間も短縮されることになった。

 しかし、乗り換え回数が減った幅としてはたった一回であるし、到達時間の短縮も10分程度である。

 まあ東京や品川から東海道新幹線や羽田空港に乗り継ぐには便利になったには違いないが、これまでも上野つまり山手線までは接続しており、そんなに不便を感じていたというほどではなく、緩行線の千代田線も含めて乗り入れを考えれば、今までそんなに劣悪なアクセス状況だったわけでもない。
 そこへ「格段に向上」と言われてもあまりピンと来ないのである。

 また上野発の始発電車が減らされ東京駅発ではなく品川発になることにより、座って帰りたい通勤客にとっては意外と不便な状況になったと言える。

 つまり乗換え回数の減少は実は着座機会の減少を意味し、必ずしも歓迎されるべき状況ではないような気がするのである。
 今回直通開始という劇的変化が起きたことにより、利用客側も通勤パターンの試行錯誤を繰り返しながら都合のよい方法を探すことになるだろうし、今後1~2か月は落ち着きのない通勤シーンが繰り広げられることになるであろう。

 ゆえに本当に便利になったかどうかはそれからの評価になるという気がするのである。



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