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鶏のレバ刺しと生卵かけごはんを堪能

一昨日に久しぶりに東湖路の「鶏ノ巣」に行ってみた。

家から遠くなってしまったので、なかなか気軽には行けなくなったが、それでも店長のキャラクターもあってなかなか居心地の良いお店で、定期的に通っている。

 そしてこのお店の名物の一つが鶏レバ刺しである。

鶏レバ刺し

鶏レバ刺し

 上海に日本料理多しと言えども鶏レバ刺しがあるお店は私はここしか知らない。

 しかも、日本では例のレバ刺し中毒事件以来、レバ刺しという料理に逆風が吹いている。

 しかし、レバ刺しにどんな逆風が吹こうとも、レバ刺し好きにはたまらないのがあの味わいである。

 もちろんこの日も例外なく、レバ刺しを注文。

 生姜とごま油、更に塩やニンニクでたべると非常にうまい。

 アメリカの禁酒時代に隠れて酒を飲んでいた人の気持ちが分かるとっても素晴らしい味わいである。

 そしてこのお店に来たときは、締めに生卵かけごはんを食べる。

卵かけご飯

卵かけご飯

最近でこそ、松屋などで生卵を出すようになったが、衛生状態の悪い中国では生卵なんぞご法度だった。

 しかし、この店長のお店では以前のお店から結構生卵を出している。

 やはりこれも禁をやぶっているという背徳感的なものも手伝って非常にうまいのである。

卵かけご飯

卵かけご飯

 鶏と卵、親子丼ではないが両方を生で食べられる幸せ、小さいころからの習慣的に食べていた私にとってはかけがえのない楽しみの一つとなっている。 

 まあこればっかりは外国人にとやかく言われたくない食習慣である。

花火映像は合成で少女は口パクだったらしい

オリンピックの開会式で派手に打ち上げられたテレビの映像は実は合成だったというニュースが伝わっている。さらに革命歌を歌った少女が口パクだったという。
さすが映画監督の張芸謀というか、世界の映像配信 への配慮は怠らなかったというか。。。

 嫌味としては言わせてもらえば、開会式当日の「鳥の巣」付近への立ち入り制限は、花火の合成が本当であったなら安全上の問題ではなく、「演出上の理由」ということになるだろう。

 開会式演出を見ているときから、基本的に映像を通して観ている世界の人だけを意識していて、会場の人間に対する演出的配慮が一切無いなとは感じていたが、ここまで「映像だけ」にこだわった内容だったとはさすがに思わなかった。オリンピックのこの舞台でのこの大胆さはさすが中国というべきか?

 CCTVの国際映像を握っているので世界の人にバレないとでも思っていたのだろうか?
 それともばれてもやらなければならない程のプレッシャーが中国にあったのだろうか?

 過剰な開会式の演出を求める観衆にも責任はあるが、小手先の技術で世界を欺いたこのやり方は、開催決定以来、世界に叩かれながらも何とかようやく開幕まで準備をやり遂げたと思わせた世界の人々をのっけから裏切った形になっていると思う。

入場行進で美女をトラックに並べるなんて悪趣味

開会式の入場行進を見ていて思ったことだが、トラックの周囲や通路の両脇に若い女性を並べていた。
女性一人ひとりは美しいのだが、オリンピックの舞台上の風景としてあの状況はどうなんであろうか?一見非常に美しいように見えるが、これは裏返してみれば男尊女卑の非常に女性を馬鹿にした男性的な視覚的演出のようにも見える。

そこらのクラブやKTVの入り口のようで非常に不自然で、オリンピックの舞台としては非常に気色悪さを感じる。何故女性だけをあのような場所に配するのだろうか?非常に男性的な感覚での人員配置である。

 演出している人々はそういうことを意識せず、気づかずやっているのだろうが、世界最高のオリンピックの舞台にあの光景を持ってきて、恐らくあれを美しいと感じている人々の前近代的な感性は非常に悲しく、この国がまだまだ発展途上にあるという感覚を持たざるを得ないと思う。
 オリンピックを開催する国の感性として非常に悲しいことである。

「鳥の巣」のモデルは「鳥の巣」ではなかった!

北京オリンピックのメーンスタジアムとして準備が進んでいる通称「鳥の巣」ではあるが、私はこの建物の外観はその名の通り、中国自然文化の象徴として「鳥の巣」を模してデザインされたものだとばかり思っていた。しかし現実はどうやら違うようだ。
 この建物はスイスの建築家、ジャック・ヘルツォークさんとピエール・ド・ムーロンさんという方がデザインしたものらしいが、なんと中国らしさを全く意識せず、いやむしろ中国らしさという考えかたを全く排してデザインしたものらしいのだ。どうやら「鳥の巣」の愛称はあとから中国人がつけたもののようだ。

 これには全く驚かされた。

 そのくらい、この「鳥の巣」という愛称はあの外観に対してしっくりくるし、あらゆるニュースで耳にし、中国っぽくていいデザインだなと感じていた。
 私は「鳥の巣」という自然を模した中国人のデザイン感性を素晴らしいと勝手に勘違いして賞賛していたのである。
 が、現実はデザイナーはスイス人で、モデルは「鳥の巣」でも何でもなかったのであり、事実を知ってちょっと小っ恥ずかしくなった
 

ただもしあのスタジアムに「鳥の巣」という愛称がつけられなかったら、どういった印象で世間に受け入れられていたのかを考えると非常に興味深い。もしかすると単なるアバンギャルドで無機的な現代建築としての印象でしか受け取ってもらえなかったかもしれない。
 結局そこに「鳥の巣」という愛称をつけ、自然のイメージを与えた中国人の感性がやっぱり素晴らしく、その愛称はあっという間にメーンスタジアムの代名詞となり、今やオリンピックを控えて、北京のメーンスタジアムは世界が認める「鳥の巣」になりつつある。
 あと2ヶ月で「鳥の巣」はオリンピックの本番を迎えることになるが、本物の鳥の巣のように、ここで新たな命が育まれ、ここから世界中へ羽ばたいていくような場所としてのオリンピック大会が開かれることを祈りたいし、あのスタジアムを「鳥の巣」と名づけることのできる中国人の命への感性を是非信じたい。