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QQソフトの暴走

中国にいて、中国人達と交流する中ではどうしてもQQへの加入を要求されてくる。

 しかしながら私はこのQQがどうも苦手である。

 苦手というか信用しておらず、QQに限らず中国製ソフト全般を基本的に信用していない。

 悪意のある内容が含まれているかどうかは別にして、非常にお行儀が悪いというのが私の印象である。

 勝手に通信をしたり、ソフトやファイルをダウンロードしているような場合もあるし、選択する自由を与えず勝手にお気に入りに鎮座したり、どうも中国人の古き悪いイメージ同様にPC内での強引な自己主張が目立つ気がする。

 そういった危惧が先ほど一つ現実的に発生し、夕方にPC内のファイルが次々に連続稼働する暴走を起こし、メモリとCPUを占用する結果となり最終的にパソコンがダウンするトラブルが発生した。

 再度立ち上げた際にも同様の暴走が発生したが、原因となるファイルを探し確認したところ、騰訊関連のアップロードフォルダにあったセットアップファイルであることが分かり、それを削除したところようやく暴走は停止した。

 このファイルが、既存のPC内のプログラムによってダウンロードされたものか、あるいはWIFI回線などの別のルートを使ってウィルス的に侵入してきたものかは分からない。

 また暴走の原因も、バグによって暴走したのか暴走するよう仕組まれたプログラムだったのかもよく分からないが、とにかく騰訊関連つまりQQの会社のソフトを名乗るファイルの暴走によりPCが暴走させられダウンしたことになる。

 まあファイル自体が本物かどうかも分からないので騰訊社だけを疑うわけにはいかないが、どうにも印象の悪い中国のソフト達であり、極力自分のPCにはダウンロードしたくないという気がしている。

中国製PCはマルウェアをプリインストール?

 先日ある件でネット検索を行なっていたら驚くべき記事を目にした。

 その記事とは中国で生産されたパソコンに出荷時にすでにマルウェアがインストールされていた機械があったというのだ。
 
 マルウェアとは「悪意のある不正ソフトウェア」といったような意味で、これらがパソコン内に寄生することによって、外部からの遠隔操作などが可能になり、例えば成りすましのダミーとしてそのパソコンを利用し、他のパソコンやサーバーに攻撃仕掛けることが可能になる。

 昨年もこのマルウェアによって、「遠隔操作ウィルス事件」が発生し、ウィルスに感染したパソコンから犯行予告が書き込まれたなどの事実が発覚し大きな社会問題になった。

 通常これらのマルウェアはユーザーのインターネット閲覧行為やメール配信などによって拡散されていたと考えられていたが、今回の発覚は工場からの出荷時にインストールされていたというもので、通常出荷後にインストールされるセキュリティソフトでは発見できないという非常に深刻なものとなっている。

 そしてこの事件のさらに深刻なところは、このマルウェアがネット上の感染ではなく、工場の生産ライン上で意図的にマルウェアを仕込んでいたという状況が否定しきれないところにある。

写真はイメージ

写真はイメージ

 つまりサプライヤー自らマルウェアを潜まさせていた可能性があり、マルウェアを「悪意のある不正ソフトウェア」と呼ぶならば、サプライヤーのこの行為はまさに「悪意のある行為」に他ならない。 

 またこれが単なるある個人によってもたらされてものなのか、組織的に行われたかによってもその意味が大きく違ってくるので、どうにも見過ごすわけにはいかない非常に大きな問題となっている。

 これらの事件は昨年9月に発覚し、当時の日本や世界のPC関係業界では大きなニュースになっていた様だが、当の中国に住む我々日本人にとっては、この記事が掲載された時期はかの反日デモの真っ最中で、とてもPCのマルウェアなどに気を配れるような状態ではなかった。

 故に、きっと多くの中国在住の日本人がこのニュースを見落としていたと思う。

 しかし、こうやって改めてこの事件を知ると、これが事実であるならば非常に深刻な問題となって我々の生活やビジネスに襲い掛かってくることになる。

 つまりパソコンの購入に日本製は高いなどと言って、うかつに中国製のパソコンを買って使用すると知らぬ間にネット犯罪の片棒を担がされたりする可能性があり、あるいは無意識のうちに国際問題の担い手になってしまうかもしれないことになるからである。

 今回このニュースを知って改めてこの国の恐ろしさを知ることになり、とてもじゃないが今後中国製のPCやアプリケーションソフトは絶対買えないなと感じた。

 当然だが同僚の中国人達は中国製の無料のセキュリティソフトや国内専用のブラウザなどを当たり前のように利用しているが、外国人の私は今回それらを信用して使用しようとは思えなくなったのである。

 個人の情報が監視される程度ならまだしも、犯罪の片棒を担がされたのではたまらないからである。

 とはいえ現状ではタブレットPCやスマートフォンなど、ブランドは日本や欧米のものであっても生産地が中国製であることを避けるのは非常に難しい状況になっている。

 今回の事件がどこまで究明されるか分からないが、やはりものを買うときは生産地まで確認して、日本製で揃えられるものは可能な限り日本製で揃えたほうが安心なのは確かの様である。


業務改善は技術より意識

 最近、アプリケーションソフトの会社やコンサルト系の会社から売り込みの電話を受けたりするのだが、大体はあまり話を聞かず断わっている。

 もちろん費用が発生する話であるから財布を心配して渋るという理由もあるのだが、理由はそれだけではない。

 彼ら営業の話は、そこに有用な話が含まれていたり、世間の動向を伝えてくれたりするので、情報を仕入れるという意味では話を聞いたり、会ったりする事は決して無駄なことではない。
 しかも彼らが提案する内容が実現すれば、それなりの業務改善が出来るのであろうと思える場合も少なくない。

画像はイメージ

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では、何故断わるか?

 実は日本の会社にいたときも、今の会社になってからでも状況を好転させるための無数の仕組みや制度などを取り入れてきた。しかし見られた効果はごくわずかだった。

 それは何故か?

 実は優れた仕組みのソフト、システムを取り入れたにも関わらず、それを使う側の人間の意識が低く、その新しい制度や仕組みを面倒くさがって活用しないからである。
 それがきちんと活用されていれば、それなりの効果があったはずであろうと推測されるにも関わらず、ほとんど活用されずに効果もそこそこに終っている。

 つまり彼らの提案が悪くないものであっても、それを活用する人間の意識が低くければ、結局は宝の持ち腐れになる。

 しかも制度や仕組みを準備した苦労の分だけ骨折り損になっている。

 もちろん、取り入れた制度やシステムに使いにくい部分があるというのも一つの要因かもしれないが、活用して業務を改善しようとし意識が高ければ、その使いにくい部分を改善しようとするに違いない。その意見が出てこないということは結局は活用の意識が低いということにほかならない。

 にもかかわらず、そんな技術を活用しきれない人に限って、さらに業務改善のプレッシャー受けると技術的な部分に答えを求めようとする。
 でもそれではやはりうまくいかない。

 そんな事例を沢山見ている。

 だから敢えて、新しい提案はとりあえず断わる。

 意識が追いついていなければ無駄金になるからだ。

 そんな金を払う前にやるべきこと、やれることは幾らでもある。

 業務改善は技術より意識の問題である。

ハコモノ行政 ハコモノ経営

 日本でアニメの殿堂と揶揄されている「国立メディア芸術総合センター」が今回の衆議院選挙で一つの話題になっている。

 この施設が本当に必要なのかは選挙中ということもあってここでは議論を避けるが、建物の建設が先に決まり中身が後から議論されるというのは日本の行政機関が伝統的にハコモノ行政と批判される部分である。

 本来はそこで動くソフト(中身)からの必要性の要求があって初めて建物が建てられるはずなのに、形を優先して建物の建設を先に決めてしまうので結局はソフト(中身)が空っぽで無駄な投資になってしまう場合が多い。

 よしんば充実した中身を詰め込もうとしても、建物の建設を先に決めてしまっては後から何を詰め込んでも、建物の大きさに対して辻褄あわせに詰め込んだような陳列棚にしかならなく、その建物がそのソフトに対して本当に機能的な存在になるとは思い難い。

 必要や要求に応じて形をつくるのが本当のハコとしてのあり方のように思える。まあ少なくとも日本の民間企業はそんな無駄なことはほとんどやるまいと思うが行政ではそんなことが繰り返される。

 ところが、「ハコモノ」は日本の行政ばかりではない。中国における経営者の意識も一種のハコモノ行政に近いものがあり、言うならばハコモノ経営である。

 つまりどういうことかというと、以前から何度も出す例であるが、中国人経営者が会社を作ると、まず立派なオフィスを用意する、飲食店ならまず立派な厨房を用意する。

 やれアメリカ製の机だ、日本製の調理器具だというものを準備して仕事の中身や、どんな料理にするかはあとから考えるのである。
 日本料理店の場合、立派な内装のお店と、高い食材、日本人調理師がいればそれだけで店が繁盛すると思っている。

 つまりハードだけで商売が成り立つと考えている。

 本来はこういうことをやりたい、こうすれば利益が出そうだ、この料理人のこの美味しい料理をお客様に提供したい、そういう理念と要求があってオフィスや店が出来るべきなのに、先に「ハコ」を準備してから中身を考える。

 結局ハコにあわせた中身になるので、会社やお店がどうにも機能的でなくなり魅力が薄れる。本当に儲かる商売とは自らハコの機能を要求して、ハコを形作っていく。

 つまり他人が作った商売モデルの概念に、見よう見真似で乗っかってみて、取ってつけのハコを用意したところで、所詮モノマネの2番煎じでしかなく、ハコの形の意味するところやその中身がわかってなければうまくいかないのである。

 本来は世の中にある不足や要求を見極めて、商売どころに狙いをつけてビジネスを始めるべきなのに、どうにも中国人は形(ハコ)から入りたがる。

 ビジネスの中身よりまず経営者になり立派な会社をもつために、ハコをもつ。そんな人がとっても多い。

 ビジネスはそんな金儲けだけの単純ゲームじゃないから面白いのと思うのだが、次々に起業する中国人たちにはまだそれがわからないらしくハコモノ経営が繰り返される。

音楽データが復活!

先日のパソコンクラッシュ以後の作業の一連の中で、結局ファイル復旧データを導入することになったのだが、その導入が思わぬ副産物を産んでくれた。

実は日本から中国に来るとき、日本で買い溜めた大量のCDをどうすればよいか悩んだのだが、かの音楽と離れてしまうのも寂しすぎるので結局250G という大型の外付けハードディスクに入れて持ってくることにした。渡航前の一ヶ月は延々とその取り込み作業が続いていたことを記憶している。
 で、なんとかCD数百枚分のデータを取り込んで中国に持ってくることができた。
ところがである!
 中国でその音楽を再生していた時のことである。電圧の問題で、コンセントとの間に入れていた変圧器が容量不足でダウンしてしまい、その煽りをくってなんとハードディスクのほうもダウンしてしまった。
何度つないでもパーテーションを認識しないのでデータを呼び出すことができなくなり、あの一ヶ月の作業がほぼ無駄になってしまった。
故に音楽を聴くこともできず諦めざるを得なかった。

 いれてきたハコは大容量のハードディスクなので、有効活用のために再フォーマットすることも考えたが、音楽への希望を諦めきれず、いつか復活できる日を期待しそのままにしておいた。

なんだか漫画ブラックジャックの話の中に出てくる冷凍人間の技術にも似た将来への期待感である。現在の医療技術では不治の病だが将来技術が進歩したときに治せるかもしれないから、それまで冷凍で保存しておくというあの話である。

そしてとうとう、今回見事、かの復旧ソフトを使うことにより、音楽データを復旧させることができたのである。
 こんなことであるが私にとっては涙が出るほど嬉しかった。中国に来て以来、音楽への欲求を解消するために日本への帰国の度に少しずつCDを持ってきてはいたのだが、手荷物制限重量との戦いで一回に10枚程度がやっとであった。
上海の現地で手に入れようにもロクなCDも売っていない。そんな音楽的に貧しい環境の中で2年間過ごしてきた自分が思い出される。

 さて今回改めて取り出してみると、我ながら非常に幅の広いバリエーションである。大好きなクラシックはもとより、童謡や津軽三味線まで入っている。今すぐ結婚式や運動会などどんなイベントにでも対応できそうなくらいの曲がある。
 うーん、これだけ曲数、自分だけで聞いているのはもったいないの誰かどこかでイベントやらないかなぁとか思ったりするのだが、まあなかなか難しいだろう。

 とにもかくにも音楽データ復活万歳である。