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ネットショッピングの最大の欠点

 上海に来てから結構ネットショッピングを利用するようになったが、いつも不便に感じているのは配達待ちの時間である。

 注文したはいいが、配達される時間がなかなかわからず、それに合わせて待機しなければいけないケースがしょっちゅうだからである。

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 私の場合は概ね勤務先を配達先に指定しているのだが、業務上の都合でなかなかひとところに安定して滞在していないケースも多く、同僚も含めかなりの割合で外出してしまうので、事務所を空にしてしまうケースも少なくない。

 とはいえ自宅を配達先に指定するともっと滞在時間が短いのでさらに受け取りは困難であり、代理受け取り業な店が同じ住宅エリアにないわけじゃないが、預かり料を取られてしまうのと取りに行くのがやはり面倒なので、結局勤務先の方がまだ確率がいいことになる。

 アマゾンあたりだと概ね配達時間を指定できるのでまだマシなのだが、最近は品揃えの面で若干不満もあり、京東など他のECサイトを利用するケースが増えた。
 しかしこれらのサイトは配達時間に確約が無いので、ネットで運送状況を確認しながらの待機調整となるのである。

 しかもネットで表示される配送状況には嘘が多いというか、ごまかしも多いのが現状であまりにアテにならない場合も多い
 一例をあげると、商品を受け取ってもいないのにデータ上では配達済みのデータ入力が勝手に行われていて、既に受け取ったことになっていたりするので発送元に抗議してもきちんと聞き受けられないようなケースが時々あるのである。

 そうかと思えば、昼12時まで申し込めば当日夜19時までに配達しますといったような商品情報を信じて注文してしまうと、輸送追跡データ上は18時ころに配達開始となっているが、19時に配達員の携帯電話に連絡すると、今日は遅いから明日にしてくれなどと言われたケースもあった。

 宣伝文句で無理なことをPRするくらいなら、確実に配達してくれる日時を表示してくれればいいと思うだが、業者間のスピード競争や社内の時間管理が厳しくどうしても、実態に合わない無理な広告や虚偽報告が横行してしまうのだろう。

 こうやって考えていくと、配達待ちのイライラをなくすには本来は実在店に買いに行くのが一番いい方法なのだが、便利になった上海とはいえ、品揃えという点ではECサイトに全く敵わず、目的にあう商品を手に入れるにはインターネットで探す方がやはり圧倒的に有利なのである。

 この中国の状況を見ていると、日本の宅配システムがいかに優秀かがよくわかるのだが、そうは言っても私は今上海にいるのでこの環境に変わってもらうしかないのである。
 こちらネットショッピングがもう一段上の物流体制に代わることを是非期待したいものである。

すぐ壊れる洗濯バサミ

 上海で生活していて、生活用品の質の差にはよく直面するが、その中でも最近その差を顕著に感じたのは洗濯ばさみである。

 どこにその差を感じたのかというと、使い始めて幾らのも経たないうちにすぐに壊れてしまったのである。

 私の実際の例で言えばワンパック10個入り10元前後の洗濯ばさみをローカルスーパーで購入し、使い始めたのだが、なんと1ケ月以内にまず1個が壊れてしまったのである。

 洗濯ばさみの取っ手の強度と挟み込みを行なうリング金具の強度がマッチングしておらず、写真のようにプラスチックの取っ手の部分が壊れてしまったのである。

上海で買った洗濯バサミ

上海で買った洗濯バサミ

 そしてその後も定期的に10個パックの洗濯ばさみは次々に壊れ続け、およそ1年持たずに全滅してしまった。

 一個だけ壊れるならともかく、パックが全滅するというのは明らかに製造時点での強度不足というか、耐久性不足である。

 この強度不足に呆れた私は、その10個パックが2~3個壊れた時点で、日本の100円ショップ向け商品のような物を扱っている「一伍一裕」という10元ショップで、洗濯バサミを買い直すことにした。

 日本にいた時はどんな安物で1ヶ月で壊れるようなことはなかったはずなので、日本向けの品質レベルを信じることにしたのである。

 そこで買った洗濯バサミは値段もローカルスーパーで買い求めた物とほとんど変わらず、10元前後だったような気がする。

 で、使ってみて1年以上経つが今のところ壊れたものは一個もなく、さすが日本向け輸出品質というか、たかが洗濯バサミながらも優秀な商品である。

 が、よく考えてみると恐らくこの10元ショップで買った洗濯バサミも、ローカルスーパーで売っている洗濯バサミも、恐らくどちらも中国で製造された物だと思って間違いなく、しかも売値もほとんど一緒だったと思うので、コストにも差がないのではないかという気がするのだが、品質には明らかに差が出てしまっている。

 どこでこの差が生まれてしまっているのだろうか?

 幾つかネットで調べてみても明確な回答は見つけられなかったが、購入状況を勘案して推測するに、同じ販売価格であってもコスト内訳が違うということは十分考えられるという気がする。

 ローカル製品の方がその品質から言って製造原価自体は安く抑えられ品質管理コストがかけられていないのは明らかで、それにもかかわらず販売価格に差が無いということは、その分だけ物流コストが嵩んでいるようなことは十分考えられる。

 「一伍一裕」とローカルスーパーの物流コストの差を調べてみると何か答えが見つかるかもしれないという気がする。

 たかが洗濯バサミだが、社会を考えるには面白い一つの材料だという気がしている。

売り場が分かりにくいカルフール

昨日、古北のカルフールに久々に行って買い物をしたのだが、何やら売り場を整理している最中らしく、少々雑然としていた。

 その中でも困ったのが、何がどこに売っているのかさっぱり分からないということであった。

 今回買おうとした物の一つにインスタントコーヒーがあったのだが、売り場が分からずウロウロしてしまったのである。

 日本のスーパーであれば、この棚の通路にはインスタント食品がありますよとか、丁寧に列ごとに標示がしてあるはずなのだが、今回行ったときにはそれが無かったのである。

カルフール店内

カルフール店内

 目立つのは特価品の値段を示す数字の表示ばかりで、その値段表示でさえ何の特価価格なのかは近寄ってみないと分からない有様だった。

 結局10数本ある棚の通路のほとんどを回ってようやく目的のインスタントコーヒー売り場を見つけた。

 まあいずれ売り場の整理が完了すればもっと分かりやすい表示になるのかも知れないが、これでは商品売り場に辿り着く前に疲れてしまう。

 改装後はもちろんのこと、改装中もこういった売り場表示は手を抜いて欲しくないという気がしている。

 以前から繰り返し書いていることだが、どうも中国の物流業というのは、売り手側の意思表示ばかり強くて、買い手側からの視点で見るという作業を忘れてしまっているように感じる。

原文