Monthly Archives: 11月 2007

フェリーで黄浦江を渡る

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以前から乗ってみたいなと思いつつ、なかなか機会を見つけられなかったのだが、今日久々に外灘まで出向いて、挑戦してみることにした。外灘の観光客相手の豪華な仕様の客船と違い、こちらは完全に庶民の足として利用されている、いわゆる「渡し舟」である。
 乗り場も大通りから少し引っ込んだところにあり、バスの起終点ともなっているようで完全に市民の足のネットワークに組み込まれている事がわかる。
切符はバスの始発駅のような鉄格子に囲まれた販売所で売っているが、私は交通カードを持っていたので改札口のようなところを通過する時に、バスに乗車する時と同じ様に、カードをかざせば通過できる。ただしここで注意が必要なのは、バイクなども同じ渡し舟に乗るので、それぞれに読み取り機が別に設置されており、かざす機械を間違えてしまうと高い料金が加算されてしまうので、よく確認してからカードをかざした方がいい。大人一人0.5元!安い!

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そして、実際の船はいたって簡単な構造で、屋根付のタグボートとのような、何の敷居もない人とバイクと荷物が混在するような空間が存在するだけの船であった。その空間の端にお年寄りなどの身体的弱者のための気持ちばかりのベンチはあるが、それ以外は何にもない、ただ立った状態で向こう岸に着くのを待つしかない空間である。まあお世辞にも綺麗な空間とは言い難い。
ここへ来る前は、香港の香港島と九龍半島を結ぶスターフェリーのようなものを期待していたが、見事に期待を裏切られたというか、ある意味想像通りというか中国的な渡し舟以上のものではなかった。
船に書かれている定員をみると1000人と書いてある。実際1000人が乗る事はないであろうが、ここに1000人乗った状態を想像すると、とても恐ろしい状況だ。遭難船から避難したボートの状態よりひどいかもしれない。
出航ベルがなると、自動ドアならぬ自動鉄格子ががーっと音をたててしまり、さながら奴隷船のイメージが先にたってしまう。

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こんな船だがやっぱり黄浦江を渡る時間は川面を渡る風が心地よい。近くに外灘と浦東の空間が見え、黄浦江を行き来する貨物船の姿もよく見える。反対岸まで10分にも満たない短い時間だが上海の都会にあって、貴重な心地よい時間である。
あっという間に反対岸に船が着くと、乗った側と反対側の鉄格子が開き、桟橋をわたってバイクと人があっという間に下り、ゲートを出た先に待つバスなどに人が散っていく。
こちら側でも市民の足に完全に組み込まれている。今後トンネルや橋の整備で淘汰されていく運命にあるこの渡し舟であろうが、今しばらくは市民の足として頑張ってほしいものだ。というかそれまでの間であってももう少し綺麗に欲しいものです。。。

オリンピック期間中は北京に住めない?

最近北京に住み始めた知り合いが、アパートの一年契約をしようとしたら六月までしか契約しないと言われたらしい。どうやらその大家はオリンピック期間中の相場を見て、値上げするかホテルとして貸し出すことを目論んでいるらしい。確かにオリンピック期間中はどの開催国も開催期間中はホテルの価格が高騰する。だからある程度の値上げは目をつぶろう。しかし一般住民のアパートまで値上げされたらたまらない。オリンピックがあろうが無かろうが北京に住む人間の生活は変わらず存在し、オリンピックがあるからといって収入が増えるわけではないので、家賃が払えず住み続けられない人が北京を捨てるかもしれない。都市機能というのは役所の人間から掃除のおばちゃんまで非常に複雑な社会構成の上で成り立っている。だから家賃の値上げによって北京から貧しい人が住み続けられないような状況になれば、実は北京という街そのものが機能しなくなるかもしれない。そうなればオリンピックどころではない。

そういえば先日行なわれた、北京マラソンへの周辺住民の無関心振りが、日本でも話題になっていた。オリンピックとマラソンの単独大会では規模が違うとはいえ、翌年オリンピックが行なわれる都市とは思えないほどスポーツそのものには盛り上がっていない。
 チケット販売のニュースを見ていても、買える金も持たないのに転売目的のために申し込んだ人が多数いたらしい。どうやらこの国には北京オリンピックを金儲けの契機としかみていない人が大勢いるらしい。
 オリンピックが終わったら住む人が減ってしまって街が廃れてしまったなどということがない事を願いたい。

ブレーキを握らない中国人

街で、ぶつかりそうになったおばちゃんは自転車を止めるのがとても不得意そうだった。
自転車王国中国なのに、なんでそんなに下手のかなと疑問を感じて、他の自転車を観察していると驚くべきことを発見した。自転車に乗っている人の半分がブレーキに手をかけてないのである。つまり、とっさの時に止まれないのである。もともと中国の自転車にはブレーキがついてなかったという話は聴いた事があるが、最近の自転車の大半はブレーキがついている。なのに、未だに乗る人間の半分の習慣は昔のままだ。危険性を感じてないのか、危険に遭遇してからブレーキを握りなおせばすむと思っているのか、このあたりが中国人の意識変化の度合いが如実に現われている状況のように思う。自転車は急に止まれない。
街を歩く時はお気をつけあれ