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引っ越しは完全犯罪?

 故あって、またまた引っ越しすることになった。
 私は転勤族でもないのに生まれてこの方、非常に引越の多い人生となっていて、果たして人生何度目の引越だろうと数えるのも面倒なほど引越をしている。

 こんなに引越をしていると、さぞかし引越のベテランになったと他人から思われそうだが、まあ引越をしたことのない人よりは慣れているかもしれないが、自分としては何度繰り返しても慣れないのがこの引越である。

 で、ここ数日は引越をするための準備に追われているのだが、引越とは部屋から自分の痕跡を消し去る作業だという気がする。

 つまり、借りる前の状態になるべく近づけて返す必要があるわけで、自分がこの部屋にいた痕跡を可能な限り消してから、大家さんに明け渡し次の人に借りてもらうようにする努力をするわけである。

 まあ所詮貸家なのであまり気を遣いすぎるもどうかと思うが、次の人が入って来た時に、前に住んでいた人がどんな人かというのを想像させては非常に申し訳けないような気がするのである。

 そのため台所やトイレを誰かが使ったとは思われないような状態まで綺麗にしてから退出することになる。

  自分のいた痕跡を消し姿を消す、言うなれば完全犯罪に挑戦しているような気分になるのが、この引越前の準備作業である。

 この痕跡を消す作業、自分がいた証拠を一定の時間を暮した部屋から消すのはちょっと悲しい面もあるが、借家を転々とする限り避けがたいことではあり、借りる人同士のお互いのルールであるとも思うので、仕方ない。

 そんなことを考えながら今日も黙々と掃除を続けている。

夜中の大ショッピング街

昼間だけこの道を歩いている人はもしかすると全く知らない出来事かもしれないが、上海市の長寧区水城路には夜中に大ショッピング街が登場する。

 水城路を延安西路から北の虹古路方面へ向かって少し奥に入り、かつて和平広場があった場所より先の仙霞路との交差点付近までのわずか200mほどの歩道に、みっしりと露店が立ち並ぶのだ。

 ラックに洋服のハンガーをかけただけの簡易なお店から、テントまで用意した本格的な構えで売る店までたくさんのお店一斉に集結する。

歩道を占拠する屋台

歩道を占拠する屋台

 売っているものも様々で、洋服や靴、本、時計、カバン、巨大ぬいぐるみ、女性向けアクセサリーなど品数だけならそこらへんのデパートにも負けないくらい多い。

 そしてここの主な客層は、周辺の築20年程度のアパートに住んでいる庶民であり、この辺りの住人はクラブや一般飲食店で働いている女性などが多く、そういう人たちが沢山集まってくる。

屋台に並ぶ洋服

屋台に並ぶ洋服

 そして人が集まればお腹も空くということで、屋台の食堂もどこからともなく集まってきて、路上のテーブルで焼きそばや串焼きなどを食べている姿を沢山見かける。

 まるで台北で見た夜市を思い出すが、あそこまで公式に認められたものではなく、当局も存在は知っていると思うが、元締めがいるのか目をつぶってもらっているような雰囲気である。

ハンガーも並べられている

ハンガーも並べられている

 大体、夜9時過ぎからぞろぞろとお店が集まり始め、およそ3時4時までこの真夜中の臨時ショッピング街は続き、朝になって夜が明けるころにはほとんどが撤収し、ちょうどその頃から清掃員のおばちゃんたちが掃除して回るので通勤時間帯には綺麗になっている。

 もちろん多少ゴミが残っているところもあるかもしれないが、ここは中国であり、元からそんなに綺麗な状況でもないので、そのゴミが夜中のショッピング街のゴミであるかどうかは分からないかも知れない。

 故に、この水城路を昼間にしか歩かない人は、この夜中の大ショッピング街の存在は知らないかも知れない。

 中国には昼と夜で違う表情を見せる街が沢山あり、昼だけでは分からない顔がある。

 

中国版100円ショップ「10元ショップ」

中国のほかの都市の事情はわからないが、上海では基本的な生活アイテムに関してはほとんど東京と変わらないものがそろう。
但し、質の面から言えば流通しているローカル製品はまだまだ日本の品質に程遠く、使っていると不満を感じることも少なくない。
また、日本で使っていたちょっとした工夫で便利になっているアイデア商品などはまだまだ手に入りにくい。
例えば米の計量カップなど、ありそうでなかなか見つからないのが中国である。

10元ショップ店内

10元ショップ店内

 そんな時重宝するのがこちらの10元ショップである。
 私がよく利用している店は中山公園のプランタンの地下3階にあるお店で、どうやら上海市内の他のプランタン各店に併設されているようである。
 内容としては日本の100円ショップそのままで、このお店はすべて日本からの輸入品をうたっている。まあ日本の工業製品市場を考えれば、実は日本仕様というだけで生産自体は中国で行っているものが多く混じっているのではないのかと推測するが、まあとにかく日本で買っていたような便利な商品がたくさん売っている。

 例えばソファーのごみを取るための粘着ローラーや、フローリングの床用掃除道具など、生活する上でかゆいところに手が届く商品が並んでいる。
日本では結構当たり前に買えるこれらの商品だが、一般市場でこれらの商品を探そうとするとなかなか見つからない。日本商品を取り扱う某有名店でも買えることは買えるのだが、完全に輸入品扱いになるので値段がやたらと高い。上記の粘着ローラーを、数百元で買ったと友人は言っていた。それが10元ならばすこぶる安い。
もちろん10元=140円として計算してしまうと、日本の100円ショップより割高に感じるが、そこは外国ということでこの程度の差は仕方あるまい。
 とにかく買い物が楽しくなってしまうような10元ショップである。