Monthly Archives: 10月 2007

F(訪問)ビザ「労働者!」はご注意を

 上海で友人が、ビザ不備で働いていたため罰金となり国外退去になった。幸い再入国の権利までは取り上げられなかったらしいが、一万元の罰金と一時国外退去命令である。
彼は以前働いていた中国の会社も、F(訪問)ビザしか申請してもらえなかったようで、それもあって彼は今の会社に転職したのだが、新しい会社では一応Z(就業)ビザの取得は約束されていたようなのだが、会社は前の勤務先でFビザで問題なかったとの認識で、有効期限がまだかなり残っていたこともあり、その会社はそのままビザの手続きをせずに彼を働かせはじめた。
 彼自身は入社後に会社に対しビザの手続きを何度も打診していたらしいのだが、結局延び延びになり、Z取得の手続きをしないまま、この夏に一時帰国し、再入国後はノービザで15日間、そしてL(観光)ビザで一ヶ月過ごし、そしてさらにまたFを申請しようとしたところで、変な申請経歴だぞということで入国管理局の目に留まり御用となったらしい。
 もともとFというのは外国人が商用などで、一時的な長期滞在をする時に申請するもので、例えば建設会社社員が中国の工事を受注した時に監督として一時滞在するような場合に与えられるもので賃金は母国の会社から支払われるのが普通である。

これに対し、通貨を問わず現地で賃金が払われる雇用形態の場合は原則としてZビザが必要になる。
 しかしながらZビザ取得には3000元程度の費用が必要で、手続きが煩わしいのと、現地採用者の定着率が必ずしも高くないので、無駄な出費を抑えたい企業は、採用際にZビザの取得を約束していても試用期間が終わってから申請するなど手続きを渋るケースが多い。
 ひどい場合は友人の以前の勤務先のように1年以上Fビザで引っ張る場合も少なくない。
1ヶ月であってもFビザでの労働は違法であることに変わりはない。3千元を渋ったために1万元の余分な支出である。1万元といえば現地採用の一か月分の賃金に相当する
 目先の支出を渋って、結局大損するのは中国人の失敗するパターンの典型である。
そのパターンで失敗する中国の日本人が最近増えつつある。
中国は経済発展にともない法律関係も世界標準に近づきつつあり、今までグレーゾーンで見逃されていた部分にも規制がどんどん強化されるケースが増えてくる。
 これまで中国だからということで、日本に比べ適当に放置してきた部分はそろそろ見直さないといずれツケがまわってくる。

納豆で環境対策?熱帯魚もラクラク管理

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一人暮らしの友人が上海で熱帯魚を飼いたいが、管理する手間を考えるとなかなか手を出せずにいるという話を聞いた。水槽を管理する上で一番手間がかかるのは水の交換である。
熱帯魚が出すフンやえさの食べ残しであっという間に水が汚れるので結構こまめに水を換えなければならない。ましてや中国の水質事情である。日本以上のマメさが要求されるかもしれない。
 そんな水交換回数を悩みを減らしてくれるのがこの商品である。この商品、私も最近知ったのだが、なんでも納豆菌の力で雑菌を分解するので水を交換する頻度をかなり抑えられるというのだ。しかも排水も自然に負荷をかけないという。
 この技術は湖沼や河川の水質改善にも実際効果を上げているらしく、まさに地球にやさしいエコロジーな商品だ。
 納豆大好きな私だが、この商品の効能をみて、改めて納豆という食品も見直した。
中国に来て、食べる回数が減ってしまっているが、納豆だけになるべくマメに食べるようにしたい。

A380ようやくSQ社に初号機引渡し、ブームは来るか?

延びに延びになっていたエアバス社の一号機がようやくシンガポール航空に引渡しされることになった。ヨーロッパの雄エアバス社が社運をかけたA380がようやく日の目を見ることになり、その実力が世界にさらされる日がやってきた。航空機ファンにとっても待望の機体である。
A380は、F・B・Eの3クラス制の仕様ならば、555人の収容能力を持つ超大型旅客機であり、そのメインデッキの床面積はジャンボ機と呼ばれるボーイング社の747-400の約1.5倍もあり、座席数も35%多くなっている。さらにこのメインデッキのほかに複数通路座席の客室が総二階建となっており、これまでの旅客機の常識を打ち破るような巨大さだ。また床下フロアには休憩所、ビジネス・センター、バーなどをはじめ乗客が楽しめるスペースをオプションとして確保することもでき、さながら空の豪華客船の様相を呈しており、より快適でより魅力的な空の旅を期待できる機体となっている。

 この1号機は今月28日からシンガポール-シドニー線で営業を開始する予定で、その実力が果たして看板通りに機能するか、その活躍を見守りたいところではある。こちら中国では中国南方航空が5機を発注しており広州-上海や広州―北京など多客が期待される路線に導入が期待され、中国に住む我々の方が日本より一足先にこの巨大機体を体験できるかもしれない。中国の経済発展においては13億の人口と広大な国土を網羅するには航空ネットワークの不可欠であるのだが、現在の中国の航空業界は過密な航空ダイヤに悩まされているといわれ、こういった大容量の航空機の登場は中国の航空業界にとっても朗報ではないかと思われる。南方航空や導入航空会社での評価が上がってくれば、中国での導入が増える可能性は大いにある。
 なお、残念ながら小型分散化を図る日本の航空業界での導入計画は発表されていないが、
A380には日本の最先端技術が多数導入されており、A380の成功は日本のハイテク業界にも間接的に成功を与える存在であるため、ジャンボ機登場のときのようなブームの到来を是非願いたい。