すぐ壊れる洗濯バサミ

 上海で生活していて、生活用品の質の差にはよく直面するが、その中でも最近その差を顕著に感じたのは洗濯ばさみである。

 どこにその差を感じたのかというと、使い始めて幾らのも経たないうちにすぐに壊れてしまったのである。

 私の実際の例で言えばワンパック10個入り10元前後の洗濯ばさみをローカルスーパーで購入し、使い始めたのだが、なんと1ケ月以内にまず1個が壊れてしまったのである。

 洗濯ばさみの取っ手の強度と挟み込みを行なうリング金具の強度がマッチングしておらず、写真のようにプラスチックの取っ手の部分が壊れてしまったのである。

上海で買った洗濯バサミ

上海で買った洗濯バサミ

 そしてその後も定期的に10個パックの洗濯ばさみは次々に壊れ続け、およそ1年持たずに全滅してしまった。

 一個だけ壊れるならともかく、パックが全滅するというのは明らかに製造時点での強度不足というか、耐久性不足である。

 この強度不足に呆れた私は、その10個パックが2~3個壊れた時点で、日本の100円ショップ向け商品のような物を扱っている「一伍一裕」という10元ショップで、洗濯バサミを買い直すことにした。

 日本にいた時はどんな安物で1ヶ月で壊れるようなことはなかったはずなので、日本向けの品質レベルを信じることにしたのである。

 そこで買った洗濯バサミは値段もローカルスーパーで買い求めた物とほとんど変わらず、10元前後だったような気がする。

 で、使ってみて1年以上経つが今のところ壊れたものは一個もなく、さすが日本向け輸出品質というか、たかが洗濯バサミながらも優秀な商品である。

 が、よく考えてみると恐らくこの10元ショップで買った洗濯バサミも、ローカルスーパーで売っている洗濯バサミも、恐らくどちらも中国で製造された物だと思って間違いなく、しかも売値もほとんど一緒だったと思うので、コストにも差がないのではないかという気がするのだが、品質には明らかに差が出てしまっている。

 どこでこの差が生まれてしまっているのだろうか?

 幾つかネットで調べてみても明確な回答は見つけられなかったが、購入状況を勘案して推測するに、同じ販売価格であってもコスト内訳が違うということは十分考えられるという気がする。

 ローカル製品の方がその品質から言って製造原価自体は安く抑えられ品質管理コストがかけられていないのは明らかで、それにもかかわらず販売価格に差が無いということは、その分だけ物流コストが嵩んでいるようなことは十分考えられる。

 「一伍一裕」とローカルスーパーの物流コストの差を調べてみると何か答えが見つかるかもしれないという気がする。

 たかが洗濯バサミだが、社会を考えるには面白い一つの材料だという気がしている。





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