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五輪期間の北京の飲食費はガイドブックの2割増

ガイドブックコーナーの書棚

ガイドブックコーナーの書棚

 折角北京を訪れたので美味しいものでも食べて帰ろうと、日本の友人に送ってもらったガイドブックを片手に一人飲食店を訪れた時のことである。
 店に入って、出されたメニューを見て驚いた。ガイドブックに出ていた価格よりワンランク高いのである。メニュー名とか店の名前を出すと営業妨害になってしまうかも知れないので、ここでは詳しくは書かないが、某ガイドブックに出ていた某店の40元の名物メニューがなんと48元にもなっていたのである。出版社調べの20%UPである。
 持って行ったガイドブックは北京オリンピックをターゲットに作られた本らしく、それほど古いものではない。つまり集めたデータもそれほど古いはずはなく、短期間でこんなに値段が変わっていることは通常の時期ならば考えがたい。
 やはりオリンピック景気を狙って最近値上げしたものであることは想像に難くない。しかもこの現象はこの一店舗だけでなく、ガイドブックを見て訪れたほとんどのお店が、本に書かれた値段より1~2割高くなっていた。元々中国は食品の値段が高くないとはいえ、2割も違ってくると旅の予算が変わってくる。特にガイドブックに載っているような高いお店で値上げがあると、その差額は大きくなる。

 まあこれは、オリンピック開催という特殊な期間のことなので、仕方ないのかもしれないが、もしかすると五輪終了後も便乗値上げ継続で、値段が下がらずそのままということも考えられなくもない。
 今後しばらくは、ガイドブックを見て北京周辺への旅の計画を立てるのなら、五輪終了後に状況が落ち着いたあと監修されたガイドブックが出るまでは、ガイドブックに出ている値段の2割くらい上積みして予算を立てることをおススメする、というか覚悟が必要というところである。
 ただ、ホテルや不動産の状況を考えたら、飲食の値段が2割増しで済んだならよしとすべき状況であるのだが・・・。

1元の不思議、何故か北京はお札で上海はコイン

中国人民元 1元紙幣と1元硬貨

中国人民元 1元紙幣と1元硬貨

中国の通貨の人民元(RMB)であるが、1元の通貨は硬貨と紙幣の両方が存在する。上海で生活していると一元札に遭遇する機会はあまり多くなく、ほとんどが硬貨で、たまに紙幣を受け取ると大抵はあまり綺麗な状態ではなくボロボロになっていることが多い。
 しかし、今回北京に行って気がついたのだが、北京で流通している1元は明らかにお札のほうが多い。バスに乗るときは大抵一元なので、今回多用させてもらったが、ほとんどがお札である。
 これは何を意味しているのだろうか?本当の理由は調べても結局分からなかったのだが、推測するに上海でお札より硬貨が普及しているのは一つに気候の影響が大きいように思う。ご存知のように上海は高温多湿で紙にも良い影響を与えず、扱いを丁寧にしなければすぐボロボロになってしまう。なので耐久性の高い硬貨を利用していると考えられる。
 

従って南の事情に合わせるならば、全国の1元を硬貨で統一すればよかろうと思うが、北京で紙幣が大量に流通しているところを見ると、そうは簡単な事情ではないようである。
 ご存知の通り北京は中国の首都なので中国各地から大勢の人が集まってきており、その割合は上海のそれよりも高いと思われる。上海や北京の大都市こそ今では非常に経済が発達し、労働者の賃金が高騰しているが、地方の田舎では1元も高額紙幣の一つとして流通していると思われる。
 田舎では1角(1元の1/10の価値)のさらに下の「1分」の硬貨も流通し、普通に通用しているらしい。それが証拠に日本円を銀行で両替すると1分硬貨を受け取ることがあり、先日も何枚か受け取った。会社の中国人の訪ねたところ、1分では買えるものはないが田舎に行けば5分出せば買えるものがあるという。
 

 また人から聞いた話であるが田舎で子供にお小遣いとして、1元を渡すと気前が良すぎるようで1角で十分だという。つまり1角やそれ以下で買えるものが存在するということである。上海で生活している限りは1元未満のものなど、ほとんど想像できないが、それだけ上海や北京の大都市と地方の田舎の農村では経済格差が存在する。つまり田舎では1元札は高額紙幣なのである。従って高額紙幣であるからには大量に持ち歩く必要もあり、硬貨では数えるのも持ち歩くのも少々都合が悪い。さらに製造コストもかなり異なるらしいい。首都であるが故に地方との結びつきが上海よりも強い北京ではコインではなくお札が1元という通貨の主流なのであろうと思われる
 以上は私の勝手な推測であるがこのコインとお札の違いは、中国の経済事情を考えるにはとても面白い材料である。

原文

北京での食事場所探しは苦労する。

 出張で訪れた北京だが、オリンピック前ということもあるのか、大通りに整備され2年前に訪れたときに比べ見違えるほど街が綺麗になった。
しかし今回街をおとずれて一つ問題が発生した。食事を出来る場所があまり見あたらないのである。行動した範囲が中心部ではなく、三環路四環路近辺の周囲を回ったので比較的郊外目の場所であった影響もあるのかもしれないが、私の印象では、 以前なら食事をできる小吃の屋台やレストランが、通りのそこここにあった気がする。しかし今は、オリンピックを気に一掃されてしまったのか、ほとんど姿を見かけない。衛生面で厳しい規制強化があったのも影響しているのだろう。

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 場所によっては、それなりに安い食堂がいくつも存在する地域はあるのだが、数としては非常に物足りない。
 レストランが特定の場所に集中しているため、街中どこでも気楽に食事できるような状態ではなくなった。水一本買うのにも非常に苦労する。日本のようにコンビニがあちこちにあるわけでもなく、また自動販売機もほとんど存在しない。ケンタッキーなどのファーストフードも普及しつつあるが、まだまだ数は少ない。
 
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この辺りはいつでもどこでも食事にありつける環境の整った上海から来た私にとっては、別の国ではないかと思うほど環境が違う。北京での食事場所探しは非常に苦労する。
オリンピックや、その後の観光で北京を訪れる方は、食事場所に関してきちんと計画を立ててから行動することをおススメしたい。