北京人は交通カードを二度鳴らす

北京でも上海でもプリペイド方式の交通カードが普及してて、小銭の準備を必要とせずバスに乗り降りできるのでとても便利だが、その利用方法は北京と上海で若干違うようだ。

 上海では均一料金のバス以外は、乗車時に切符売りの人に行き先を告げて、所定の金額を引き落としてもらうのだが、完全に自己申告制であり、多少ごまかして乗り越してもほとんどばれることはない。
それに対し北京のバスは、乗車時と下車時にそれぞれ交通カードを読み取り機にかざす方式をほとんどのバスがとっている。料金は機械が自動的に判断してくれるので、この方式であればバス会社が料金を取りっぱぐれる可能性は極めて低くなる。非常に合理的であり本来ならば上海もこうすべきなのだろうが、上海のバスは混みすぎており、かつ車体に余裕が無いため二度も読み取り機にかざす空間的余裕もない。

北京のバスのカードリーダー

北京のバスのカードリーダー

そういえば北京は主な路線はほとんど連結バスに置換わっておりバス一台あたりの容量に非常に余裕がある。混雑時でも乗降口が四箇所もあるので読み取り機にかざせないということはほとんどない。バスの本数も非常に多い気がした。
 その余裕からだろうか?料金も12Km以内ならほとんどが1元で済む。電気を使ったトロリーバスも普及しており街中の空気は想像以上に綺麗だった。

 早く上海にもこの方式が採用され、バスの乗り降りが楽になってくれることを願いたいが、上海の幹線道路は北京に比べ狭く、連結バスの運行はちょっと難しそうだ。北京のバス環境がとってもうらやましい。





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