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中華料理店症候群

すき焼き鍋

すき焼き鍋

前回の牛丼チェーンのすき焼きで気分が悪くなった件を、ネットで調べていくと、

中華料理店症候群

という言葉にぶつかった。

ウィキペディアの説明では、別名「グルタミン酸ナトリウム症候群」とも言われていて、一般的にはグルタミン酸ナトリウム(MSG)が原因とされているが、因果関係は科学的には証明されていないとのこと。

ただ、個人的には例で挙げられている症状はかなり思い当たるフシがあり、吐き気顔面紅潮、動悸などは、毎回現れていたことである。

「すき焼き」や「しゃぶしゃぶ」などに限らず、某大手の会社で販売されている粒状の和風出汁の人口調味料を大量に使って作った味噌汁などでも同様の症状にぶつかった記憶があり、症状をもたらすロジックは不明であるがMSGが誘発原因であるのは状況的に見て間違いないという気がするのである。

とはいえ世の中の誰もが同じ症状に陥っていないことにことから考えると、個人の体質的問題なのか、直前に食べたものとの食べ合わせの悪さなのかわからないが、一定の条件がそろったときに発生するようであり、MSGが万人に悪影響を与えるものとしてレッテルを貼るのもまた早計なようである。

 中華料理店症候群という名称も、中華料理にMSGが多く使われていることから言われているだけで、何も中華料理が酷い食べ物ということにはならない。
寧ろ私個人に限って言えば「和食症候群」と言ってもいいくらい体験対象は和食のときに起きているわけで、中華料理店症候群という名称もまたいかがなものかという気がするが、共通名称として浸透しているのがこの名前になっている。

まあ兎にも角にも、おおよそMSGが原因物質或いはトリガー物質であることは間違いないのに、明確な因果関係が科学的に証明されていないことは残念であり、鍋料理に呼ばれる度にビクビクしなければならない状況から脱出できる日がやってくることを切に願うばかりである。。


上海でムカつく料理の原因は化学調味料

 今日、上海に進出してきている某牛丼チェーンで、すき焼き鍋が安く出ていたので、注文して食べてみたところ、ムカついてしまった。

 ムカついたといっても腹が立ったわけではく、胃が気持ち悪く刺激され吐き気を感じてしまったのである。

 その時点で鏡を見たわけじゃないが、顔も恐らく青ざめ気味になっていたはずで、冷や汗もタラタラのいたたまれない状態になってしまった。
 一応気持ち悪くなった瞬間から食事を止めたので大事には至らなかったが、胃の気持ち悪さは尾を引いた。

 まあ日系チェーンの提供する商品であり、ぱっと見ではあったが食材が悪いということでは無さそうだったし、味もうまいとまでは言えないが、味で気持ちが悪くなるほどではなかったのでそれが原因とは思えるような状態ではなかった。
(ちょっとしょっぱかったが)

 では何が原因でムカついたのかを察すれば、恐らく化学調味料なのではないかと私は推測している。

 私はこの化学調味料、特にスープなどに使われているグルタミン酸の類がとても苦手であり、これらを飲むとすぐに胃がもたれ、ムカついてしまうのである。

 振り返れば日本時代も同様の状況でやはり気持ち悪くなることが多々あった。

 実は日中問わず、割安な外食チェーンを掲げるお店では結構スープの調味料としてグルタミン酸などが使われている。

 例えばしゃぶしゃぶなどもその一例で、よほどの高級店ではない限り、しゃぶしゃぶの鍋の湯には化学調味料が使われ味付けがされており、食べ進むうちに胃が気持ち悪くなり、受け付けなくなるのである。

 そういったお店で食事をするたびに胃がムカつき、顔が青ざめるほど体調を崩すようことになったわけで、最初はアレルギーや自らの体調不良を疑ったが、特定の店舗や料理で起きる現象であったため、調べてみたところスープに原因があることを知ったのである。

 これが昆布などできちんと出汁を取るお店であれば、そういう気持ち悪さは発生せず、おいしく食事がとれるのだが、やはり価格の安い店は総じて化学調味料に頼っており、胃がムカついてしまうのである。

 また上海に来て以降も、そういったスープで気持ち悪くなる体験は何度もしており、最初はやはり体調不良を疑ったが、同じ店の特定の料理で気分が悪くなったことから、調味料を疑うようになった。

 例えば、上海ではしゃぶしゃぶのほかに、デリバリチェーンの「●祥餛飩」のワンタンや、焼き餃子の●海遊龍の酸辣湯など、これらは本来好きな料理なのに何度食べても気持ち悪くなったのである。
 これらは後から冷静に分析すればやはり化学調味料がたっぷり使われたスープだったようなのである。

 逆に、同じように割安であっても、近所のローカルの小さなお店などは、スープを飲んで胃がムカついたような経験は記憶になく、衛生面の心配は多少あっても化学調味料の大量使用ということは無いようである。
 つまり化学調味料に大きく頼らず意外と真面目に料理の味付けをしているようなのである。
(もちろん店によると思われるが)

 こういったことから考えると、上海でも日本でも同じことが言えるが、出汁が主体になっているスープや料理は十分気を付けて店を選ぶべきで、特にチェーン店系のお店は、コスト面から化学調味料の使用が疑われ、気を付けなければならないのである。

 ムカついてからでは遅いのである。

中国人はスキヤキ好き?

 上海にある日本料理屋の中国人向けの広告やメニューを見ていると、日本人にとってはちょっと意外なメニューが人気だったりする。

 その一つが「すき焼き」であるような気がする。

 もちろん、日本人にとってもすき焼きはそれなりに好まれるメニューではあると思うが、日本国内のレストラン事情を考えた場合、そうそう簡単に食べられる店を見つけられるわけではない。

 少なくとも私の地元で、外国人に「すき焼き」を食べられる店を紹介してくれと頼まれたら、すぐには思い浮かばないのである。

 ネットで検索すると2~3店舗が出てきたが、そんなものである。

 あとはファミレスにメニューとしてあるかも知れないが、確実にあると言える程の自信はなく、日本人にとってそれほどすき焼きは日常の食事のレパートリーのレギュラーとは言えない食事であるような気がする。

 家庭でも同様で、年に何回か何かの家庭内のお祝いがあったり、あるいは肉の特売があった時に食べる特別なメニューで滅多に食べる機会がないというのが私の印象である。

 もちろん年がら年中すき焼きを食べている家庭もあるかもしれないが、恐らくレアケースという気がする。

 そういった日本料理と言いながら、日本国内では食べる機会のそれ程多くない「すき焼き」だが、上海の日本料理屋では中国人に人気があることを把握しているようで、看板メニューの一つとしてランチセットに「すき焼き(牛肉火鍋定食)」などがあったりする。


 (写真は和民のメニューのチラシ)
 さらに驚くことに、あの牛めしの松屋でさえ、すき焼きをレギュラーメニューとして30元程度で提供しており、中国人客たちは夏場でもこれらを喜んで食べているのである。

 日本人だって食べている人はいると思うが、流石に夏場に人気があるメニューとはとても思えないのだが、中国人達は好んで食べている。

 こういった中国人達のすき焼き好きの背景には、中国人独特の火鍋と呼ばれる鍋文化があり、基本的に火の通った温かい物を食べる中国人たちは夏でも好んで熱々の羊鍋や牛鍋を食べていて、その延長線上に日本料理的な味付けのすき焼きが位置づけられているのだという気がするのである。

 それが証拠に上海に昨年にできたお店の中には、色んな割り下の味付けで鍋が食べられることをウリにする鍋料理専門店も出来ており、麻辣スープ、白湯スープ、すき焼きスープなどの種類の中から味を選べる形態になっているようなお店も登場していて、火鍋料理の1レパートリーとしてすき焼きが位置づけられているようだ。

 また比較的辛い物が嫌いで甘い味付けを好む上海の人間の味覚にもすき焼きはマッチしているのかも知れない。

 そう考えると上海でのすき焼き人気の公式がそのまま他の都市にも通用するとは限らないが、少なくとも上海では大人気の日本のすき焼きである。