Tag Archives: ショップ

まだまだ貧弱な浦東空港のソフト面

 中国の交通設備全般に言えることだが、拠点となる空港などの設備は立派に作るが、足回りなどのソフト面に関してはまだまだ貧弱に感じることが多い。
 見かけは大きく立派な建物だが、実際のサービスとしては「使えなさ」をあちらこちらで感じるのである。

上海浦東国際空港T2ターミナル

上海浦東国際空港T2ターミナル

 上海の玄関口の浦東空港もその一つのような気がしている。

 その貧弱さの一つがまず売店などのバリーションの少なさである。
  成田や関空などの日本の拠点空港と比較すれば一目瞭然なのだが、最近でこそようやく浦東空港にもコンビニが出来始めたが、どうもようやく出来たという感じでしかなく質の面や品ぞろえの面で、およそ満足できるものではない。

 また圧倒的に違うのが医薬品やデジタル家電の品揃えである。
 海外に出かける人はおよそ、カメラなどが必需品で本体を買い忘れたり、壊れたりして急遽買い求めたくなることも少なくない。
 さらに昔ならフイルム、今ならメモリーカードや充電器、変換プラグなどアクセサリー商品が必須なのに、浦東空港でこれらを探して買い求めるのは困難になっている。

 医薬品なども多少はあるがとても充実しているとは言い難い。
 その代り高級な洋服や宝石品などばかりが売られ、富裕層目当ての出店とはいえ、どうも旅行者のニーズを全く捉えられていないような店舗や品揃えなのである。

 そして、食に関してもやはり貧弱である。
 味千ラーメンや中国ローカルのファーストフードチェーンが出店していて、価格がリーズナブルで安心と言えばその通りだが、味のレベルの面ではそれなりでしかなく、まあお腹は取りあえず満たせても満足にはちょっと程遠いレベルのお店しかない。

 むろん外国旅行をするような人々にとってはちょっといただけないレベルのお店ばかりなのである。
 もちろんこれらのリーズナブルな店があっても悪いことはないが、せっかく丸金も沢山いる空港なのだから、もう少し質の高く雰囲気の良いレストランが2~3店舗あっても良い気がする。

 成田ではマックやカフェテリアから寿司店まで、予算に応じた食事が選択できることを考えれば、浦東空港のレストランでの選択肢の幅が狭すぎて空港で美味しい物を食べようと考えても選択肢に困ってしまう時が多々ある。

 そして足回りの面である。
 数年前にようやく地下鉄が出来たとはいえ、市の中心から各駅停車でトコトコ揺られる道のりはやはり遠すぎるし、一般の乗客に混じってスーツケースを運ぶのは楽ではない。

 リニアにしても、龍陽路止まりではとても市内に乗り入れたという印象にはならず、どう見てもまだ街の外れで、そこから結局地下鉄かタクシーで市内に入ることになる。
 今のところリムジンバスが一番便利だと思うが、路線が少なすぎるし本数も少ない。
 主要拠点には最低でも30分に1本は有るべきだと思うし、日本の感覚からいえば松江や嘉定、外高橋・崇明島あたりも直通バスがあってしかるべきだがまだまだ利用客の面で地域的偏りがあるようだ。

 結局はタクシーが主役の空港ということになろうか?
 
 まあタクシーの運賃が他国に比べ安いことが救いであるが、空港の足回りがタクシー便りでは他のローカル空港と環境が変わらないのではないかとも言える。
 いずれ第3ターミナルも建設する予定らしいが、どうにかこの辺りは改善してほしい気がする。

インターネットは見た目ほど単純じゃない

 世界に窓口が繋がるという意味で、気軽にインターネット事業に飛び込む人がいるが、まあどんな世界でも同じだと思うが、実は成功するためにはその見た目ほど単純じゃないのがインターネットの世界である気がする。

 インターネット空間というのはバーチャルな世界であるが故の簡便性も存在するが、その構成要素というか配慮すべき要素は想像より遥かに複雑である。

 例えばインターネットショップを開店して儲けようとすることを考えた場合、私から見ればリアル店舗をオープンさせる方がよほど簡単だという気がする。

写真はイメージ

写真はイメージ

 もちろんリアル店舗は営業許可証やら店舗の準備やら何やらでそれ相応の投資が必要とされ、準備に多大な労力を要する。

 それに比べネット店舗はページ作成にまずそこそこの費用はかかっても、リアル店舗を開店することに比べれば遥かに容易にスタートすることができる。
 故に誰しもネットショップなら気軽に始められると思ってしまう

 しかし問題はそこからである。

 リアル店舗であれば店をオープンさせた時に立地さえよければ何もしなくても客を掴むことができ、例えば流行っている店舗の隣に店をオープンすることが出来れば全く広告宣伝しなくても客は入ってくる可能性がある。

 それに対してネット店舗というのはまずその存在を知ってもらうことが難しい

 当たり前の話だが、物凄いお金をかけて立派なサイトを構築しネット上に店舗をオープンしたところで広告も何もしなければ全く誰にもその存在を知ってもらえないのがインターネットの世界である。

 例えばそのネット店舗のページの同じサーバー内に、アクセス数の非常に多い超人気のサイトがあったとしても、ページ名がたった1文字違えば全く違うURLとなり、見つけてもらえないことになる。

 そのためネット店舗では、まずその存在を知ってもらうためにひたすら広告宣伝の努力が必要となる。

 費用をかけてのリスティング広告バナー広告、そしてリアルなテレビラジオ、はたまた新聞を使ったり人海戦術で名刺ビラに刷り込んだりしてとにかくその存在やURLを告知する必要がある。

 ひょっとするとその告知のための時間と労力はリアル店舗の開店を上回る場合だってあるかもしれないと私は感じる。

 そして大事なのはSEO対策と呼ばれるGoogleなどの検索エンジン対策で、その基本は何といっても他のページや自サイトのページどうしが繋がっていることになる。

 SEO対策にはいろんな諸説があるが、とにかく基本は意味のあるページとより多く繋がっていることであると私は思う。

 より多くの繋がり、つまりより多くのリンクの構築がユーザーの直接的誘導はもとより、SEO対策的にもサイトの価値を積み上げることになり有効な対策となるはずである。

 それ故SEO対策を主眼におけば、逆に一度作り上げたサイトは途中の都合で構造を換えたりすることは極力避けて、既にある繋がりを壊さないように注意する必要もある。

 例えばリアル店舗では例えお金がかかるにしろ店舗の移転や拡大・縮小などを行なうことによって店舗のコストパフォーマンスを容易に調整することが可能だが、ネット上のWEBサイトでは事はそう単純ではない。

 もし同じような外科手術をネットのサイト上で安易に行ない、URLの構造を変化させてしまえば、99%SEO対策などにマイナスの影響が出るの当たり前で、よほど緻密にやらなければアクセス数がプラスの状態になることは有り得ないのがネットの性質である。

 またリアル店舗において多用される店舗縮小や事業転換のリストラ的発想も、ネットの世界ではほとんど無意味で、マイナス方向の切り捨てをしてもハードディスク上のスペースがほんの僅かに空くだけでほとんどコスト削減には繋がらず、寧ろリンクの繋がりの消滅によるSEOのマイナス要素が大きい。

 故にもしサイト上にほとんどアクセスのない非アクティブなページがあったとしても、よほど間違っている情報などが載っていない限りは無理に削除したりせず、寧ろそのまま放置した方がサイト全体にはプラスに動くのがネットの発想である。

 そして例え1PVでもあればアクセスはアクセスであり、それをいかに束ねて1万PV、100万PVに持っていくリンク構造を構築するかがサイト構築のポイントで、1PVのアクセスを切り捨てない発想がネットで成功する基本のような気がする。

 もちろんサイト上で扱うコンテンツが人を惹きつける魅力的なものであるべきということは改めて言うまでもないことであるが、まあ、傍から見るほどインターネットの世界は単純じゃなく、無数の見えない繋がりによって価値が決まっていくので、リアル世界の発想はまず捨てるべきだという気がする。