JR東〇本の詐欺的行為

日本のニュースで山手線が線路切替工事に伴い、大規模に区間運休になっているということを耳にした。
件の「高輪ゲートウェイ駅」の新設に伴う工事だという。

あの駅名については、いろいろ論議を呼んでおり、長ったらしいとか、カタカナ名は古臭いなどいろいろ評価がある。

私も、あんまりいい名前ではないと感じている一人ではあるが、今回の駅名決定において一番不満を感じているのは、駅名決定のプロセスやその背景の姿勢である。
かの新駅は、駅名決定にあたりインターネット上で公募が行われ、その中から選ばれることになっていた。

一応選考要項には必ずしも最も人気のあった名前から選ばれるわけではないという断り書きがあり、過去にも東海道新幹線の列車愛称募集において、1位ではなかった「ひかり」が選ばれたこともあったため、投票1位が必須ではないことはある程度理解されていたとは思う。

 しかしである。

 実際に決まったのは「高輪ゲートウェイ」という駅名で投票数たった36名順位130位という遥かに下位の名前である。
 実はこの駅周辺で行われている再開発企画が「グローバルゲートウェイ品川」と名付けられており、JR東〇本が社運をかけたプロジェクトとして投資が行われていて、それと周辺地名の高輪を組み合わせた名前と説明されている。

この状況を見る限り、駅名公募選定は実は出来レースであったのではないかという疑惑が持ち上がってくる。

つまり公募企画で募集したようなフリをしながら、予め決まっていた自社プロジェクトの名前が入った駅名に決定したという疑惑がある。

 そもそもあんなプロジェクト名を織り込んだ駅名に決定するのであれば公募企画などせず、JR東〇本が勝手に自社権限で命名すればよかったのであるが、わざわざ大々的に公募という手法がとられたのである。

 何故にそんな遠回りをする必要があるのかを推測すれば、公募企画によって社会の耳目を集め知名度をあげるとともに、その知名度によって不動産評価額のつり上げを狙ったのではないかという疑惑が出てくる。
つまり公募に応募した一般人が価格つり上げのための注目度を上げる詐欺企画の片棒を担がされたような状況になっている。

 そう考えなければ、駅名としてセンスのないあの不合理な名前が公募結果から選ばれることは考え難く、公募企画に応募した人はみなJR東〇本に騙されたと考えるのが妥当ではないだろうか?
投票のあった36票というのは、おそらく一応応募があったという実績をつくるためにプロジェクト関係者が応募したのではないかと察する。

併せて、今回の工事による山手線の工事運休という手法にも疑念が湧く。
かなり穿った見方になるが、山手線という東京の大動脈をわざわざ大規模に止めることによって、その原因となる「高輪ゲートウェイ駅」の存在が印象づけさせられている疑いがあるのである。

つまり印象づけのために、日中の運休というわざわざ利用者に迷惑がかかる方法が選択されたのではないかという疑いである。

これまでも鉄道の線路切り替えなどの工事は度々行われてきたが、たいていは深夜の終電が終わった後の夜間に行われ、せいぜい始発電車と終電を多少調節する程度で工事が終わる。
記憶に新しいところでは、小田急線の下北沢駅付近の地下化や東横線の渋谷駅乗り入れ部分の地下化などが行われた際に、大規模にルートの切り替え工事が行われたが、日中の利用客の足にほとんど迷惑をかけることなく深夜に終わっている。
故に今回の山手線と京浜東北線においてもそこまで切り替え工事に時間がかかるのかと疑問が湧く。

しかし実際の切り替え工事は、日中に大規模な1日がかりの運行休止を伴う形で工事が行われた(ことになっている)。

そして、この工事運休についてテレビやラジオ報道で度々情報がアナウンスされ、そのたびに「高輪ゲートウェイ駅」設置が理由である旨が伝えられていた。
これにより恐らく大変な宣伝効果が得られたはずであり、これをスポットCMに換算すれば莫大な金額になるであろう。

つまり公共交通機関の運行休止という「報道」のスタイルを借りたために、ほぼすべて無料で宣伝されたことになっている。
結果として「高輪ゲートウェイ駅」の認知度もさらに上がり、恐らく「品川グローバルゲートウェイプロジェクト」の知名度も上がって販売価格や量の押し上げに一役買うことになったのだろうと察する。

 要するにJR東〇本が、こっそりやる夜間工事ではなく、日中の一般利用客にわざわざ迷惑をかけることによって新駅の存在を印象づけさせ、更にマスメディアを引っ張り出し、自社の利益のための宣伝を報道という手段を使ったという図式が浮かび上がるのである。
 先の駅名公募もやはり報道というスタイルでマスメディアの力を無料で利用し、応募を検討した人にも宣伝していたのであり図式は同じである。

これらの公共交通機関という立場を十分に利用して不動産価格上昇に結びつけようしていたと察せられる手法は、あまりにもあまりにもアコギな手法ではないのだろうか?

市民やマスコミに迷惑をかけてまでニュースを利用した情報の流布行為は詐欺的手法だと言わざるを得ないのである。
先週の山手線の運休報道を見るにつけ、JR東〇本の会社としての姿勢を疑わざるを得なかったのである。


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