春節明け初日の上海、銀行も休みだった

 一応、昨日の2月3日で中国の春節が明けたことにはなっているが、以前も書いたように、一般企業の営業開始は2月9日まで見送られている。
 そんななか、銀行の手続きがしたくて銀行は営業しているかもしれないと淡い期待を抱いて空港の異動途中で街に出てきたが、市内はがらんとしていた。

 向かう途中、地下鉄に乗るが、ひとつの車両に数人が乗車している程度で、とても休みが明けたような雰囲気に放っておらず、まだ春節が継続しているような印象である。
 コンビニやファーストフードなど、本当の大手チェーン以外は、基本的に店舗などは営業していない。

 コンビニもマスク着用を義務付けられているが、マクドナルドでは入店時にまず額に体温計を向けられ、高熱ではないかの体温チェックを受けることを求められる。

 店によっては両手の体温チェックも受けさせられる。

上海のマクドナルド店内

入口で店員が体温チェック

 さらに、内部に設置している消毒液で両手を消毒することを求められ、さらにこれらをパスすると携帯電番号を書き記すことを求められるのである。
 そうやって、ようやく店内に入ったが、店内はがらんとしていて2人ほどの先客がいるだけであった。

 ほぼ開店休業状態であり、中小の飲食店であればとてもこの状態で営業は出来ないであろう。
 またオフィスビルへの入館もはばかられるようで、今日は出勤禁止だから入れないと言われる。

 荷物を取りに来ただけだと告げると、しぶしぶ通してくれた。

 そして、本来の目的である銀行に向かったが、その支店はやはり開店しておらず、本来やりたかった手続きは出来なかった。

 基幹業務は動いているというような話だったが、銀行の窓口は対象外だったようである。
 仕方なくATMで手持ちの現金の入金だけ行なった。
 ATMは正常に稼働しているようである。

 また別の用事で別の建物に入ろうとした際、やはり体温計が額に向けられたが、寒い中を歩いてきたおかげで額が冷え切っており、検温エラーとなってしまった。
 発熱しているよりはよほどマシなのだが、これはこれで面倒であり、検温できる範囲まで温度が上がるように懸命に額をこすった結果、5分ほどかかってようやく検温にパスしたのである。

 かのように上海の街はほぼ活動が停止している状態であり、公共交通機関はそれなりに動いているものの、人の気配が薄い街になっていた。
 そんな上海の状況を背にして空港へ向かった。





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