中国の衛生管理認識への不安が増大

 相変わらず、新型コロナウィルスの報道がマスメディアで続いており、まだおさまる気配がない。
 そんな中、ついに60代の日本人の新型コロナウィルス患者らしき方が亡くなったとの報道が出た。

 非常に残念であり、ご冥福を祈りたい。

 そういった報道の中で、数日前にこの新型ウィルス患者を収容できる新病院がわずか10日間で完成したとの報道があり、日本でも内部公開の様子などが報道されていた。

 あの映像を見る限り突っ込みどころ満載であり、本気で治療体制を確立する気があるのか、中国の衛生管理体制の基礎認識を問いたいような中身である。

 第一に、病室が個室ではなく2人一部屋の構造となっており、隔離が必要な患者の収容場所とて適切ではないだろうというように見えたのである。
 まあ、あそこに運ばれてくる時点で既に重篤な状態であるという前提に立てば、改めてウィルス感染防止措置を保つ必要はなく隔離状態に置かなくても良いという発想なのかもしれない。

 しかし、他の感染症の感染を防ぐ意味でも、一人一人を隔離する体制が必要だという気がする。

 また、あの病院の外観を見ると、エアコンの室外機のようなものが一部屋に一台ずつ設置されているようだったが、果たして室内の空気がそのまま外へ排出される恐れはないのかが気になる。

 テレビ取材で訪れたレポーターは、ふかふかの布団で、各部屋が快適なエアコン付きですなどと部屋の快適さを強調して伝えていたが、それは健康な人にとって過ごしやすい設備というだけで、患者にとって良い診療設備とは言えないはずである。

 ただ、この病院はまだマシで、学校の体育館のような場所につくられた臨時病院は、何十人もの患者が隔離されもせず一つの大きな空間に留め置かれている。

 無菌テントまで望まないまでも、せめてビニールテントなどを設置して、各患者をしきって隔離すべきだろう。

 さらに映像を見ていると、病院関係者はともかく、手袋をせず素手で携帯電話を待っている診察待ちの患者や、患者の家族が沢山映っている。
 多くの人がマスクに気を取られすぎていて、手のケアがおろそかになっている印象だが、多くの情報を総合すると、マスクより手のケアが大事で、手袋や手洗いが重要なのであるが、日本を含めて手への注意が疎かになっている印象が強い。

 結局多くの人がウィルスへの恐怖を騒ぐ割には、相変わらずマスクだけを求めているのが現状なのである。
 
 ところで今回亡くなった日本人男性は、新型コロナウィルスに感染したことが濃厚とは言われているが、感染したとは確定されていない。
 報道によると、発症から既に2週間以上が経っているようだが、それでも原因が判明していないということに不安を覚える。

 つまり、これだけの時間を経ても重篤者が感染しているかどうかを特定できずにいるのが現地の医療事情なのであり、この間にこの日本人の方はどういった治療を施されたのか非常に気になる。

 一方で日本で感染したとされる奈良県のバス運転手は間もなく退院になるとの報道もあり、一概には比較できないが、もしかすると現地の医療体制がもう少しまともならば、救える命がもっとあったという気がするのである。
 
 今回の新型コロナウィルスは、要因としてはウィルスなのかもしれないが、拡大を招いたのは中国の医療水準の低さという気がしており、ウィルスより医療事情や衛生環境に対して改めて不安を感じる今の状況である。





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