上海で日本人のコロナ感染者の判明とそのモラル

ここ数日、上海の日本人の間で 新型コロナの感染者が観察期間中に色々と動き回っていたとの情報が流れている。
これを受けて私の周りの日本人界隈でも大騒ぎの状況になっている。

巷に出回っている情報によるとこの日本人は上海市内のホテルに宿泊し2週間の隔離措置を経た後の一週間の経過観察期間に外出し、飲食店やカラオケ店を訪問したとのこと。
さらにバスに乗ってゴルフコンペに参加し、その後に新型コロナの陽性が判明したとのこと。

よって、これらの歩き回った飲食店はもちろんのこと、それぞれの飲食店の客や従業員も全て濃厚接触者として判定され、その居住先の各住宅のエリア・・・いわゆる団地のような小区と呼ばれるエリアが全て封鎖された。
もちろん訪れた飲食店自体も閉鎖された。

また一時は閉鎖された店舗と似た名前の店が疑われ予約キャンセルが出るなどの風評被害が出ていたようだが、これは誤解であると別の連絡が回ってきて、誤解は解かれたようだ。

この封鎖のとばっちりで数日後に帰国を予定していた方が身動き取れなくなり帰国できなくなったような情報も伝わってきた。

この結果一部では犯人探し的にカラオケ店入店時の動画や企業サイトから切り取ったような写真が出回っているが真偽の程は確かではない。
 実はこの疑われている人が本人ならば私は知っている方なのだが、動画の人物とは違うような印象なので軽々な決めつけは出来ない状況になっている。

まあ中国のこの経過観察というのはそれほど厳しい隔離がされているわけではないようだが、この期間も原則として自宅ないしホテルで自主隔離するべき期間ともされていたはずである。(私は出入りをしてないので詳細を把握していないが)

このため この日本人の方の取った行動は残念ながらやはり非難されるべき対象となってしまっている。
まあ今後吊るし揚げ的に公に晒されるようなことはないと思うが、やはり既に日本人の間で顰蹙を買っている印象だ。

上海

上海

 もちろん感染自体は仕方ないことではあるとしても、ルールを尊重しなかった行動は褒められたものではなく、防疫に奮闘している現地から見ても困った行動となる。
上海に住む日本人から見ても、現地の中国人に対して申し訳ない気持ちである。

またこの方が元々中国で既に働いていた方か、たまたま日本から来た方かはよくわからないが この方の行動を見ると、日本国内の危機意識が甘くコロナ対策がやはりずさんなのではないかという想像も沸いてしまう。
こちらとしては日本の状況はニュース報道程度でしか伺い知るしかないのだが、今回の事件でやはり日本国内の危機意識が低いのではないかという印象を持ってしまうのである。

どういう認識でこの方がこういった行動をしたのか分からないが、一人の人間の軽率な行動が周囲へ与える影響は非常に大きいことを知っていただきたいと切に思う。





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