春節でも働いている人が沢山いる

 春節に上海に残って見て気が付くのは、思いのほか店が沢山開いているということである。

 もちろんシャッターを閉めている店もかなりあるが、飲食店などサービス業系はかなり店が開いており、特に駅の周りなんかはかなり飲食店などが開いていて、私のような居残り組にとってもそんなに不便は感じない。

 スーパーなんかも、生鮮品に多少の品薄感はあっても買えないわけではない。

 まあありがたいことではある。

 ただ、ありがたいことではあるが、こうやって春節でも便利になった分だけ、春節に休まず働いている人がいると思うと実に申し訳なく思う。

 「世間は休み」と思っていても、社会を見渡すと街がただ動くだけで働いている人がかなり大勢いるのである。

 交通機関や飲食店、警察、報道機関、電気・水道・電話などのライフライン管理、街の清掃員に公衆トイレの管理人など法律で社会が休みであっても、ただ街が存在するだけでもそれをキープするのに想像以上に多くの人が働いている。

 もちろん彼らにとってもお金を稼ぎたいという名目はあるだろうが、春節くらい休めるものなら休みたいはずである。

 でも誰かがやらなくちゃいけないことならと仕方なく引き受けた人も大勢いるだろう。

 私も学生時代に一度だけ年越しコンビニバイトを経験したことがあり、割増はいくらかもらったが、かなり寂しかったことを覚えている。

 このように正月でも自分が便利でいられることは、誰かの努力で成り立っているわけで、それに気が付くと働いている人に感謝したい気持ちでいっぱいになる。

 まあ中国ではそういった配慮からか春節の3日間の賃金は3倍となる法律があり、例え休みを他の日と振替えたとしても同様の割り増し分がもらえるようだ。

 経営側から考えれば高過ぎるという声もあるようだが、まあ貧乏くじを引いた人を納得させるにはこのくらいの配慮が必要だろう。

 そういえば日本でも最近では正月営業のスーパーや百貨店が増えているが、ここまでの割り増しはもらってはいまい。

 利益が上がると思って正月開店をするなら、日本の正月出勤者にももう少し優遇があっていいと思うし、日本の経営者や法律には正月に働いてくれる人に対する感謝が足りないような気がする。




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