1964東京オリンピックから生まれた「花~すべての人の心に花を~」

 先日、2020の東京オリンピックのエンブレムについて、招致ロゴが良いというブログを書き、SMAPの「世界に一つだけの花」が似合うようなことを書いたが、もっと以前に同じような感覚でオリンピックの存在を捉えている人の存在を知った。

 それは沖縄の歌手喜納昌吉さんであり、彼のバンド「喜納昌吉&チャンプルーズ」で発表した大ヒット曲「花~すべての人の心に花を~」は、実は1964年の東京オリンピックの影響を受けていたというのである。

 ウィキペディアによると、喜納さんは1964年の東京オリンピックの閉会式の中継で、選手たちが各国入り乱れ肩を組むなど、国境や人種といった人類の垣根を越えた「平和の祭典」の姿が映しだされた時に、涙がこみ上げる感動を覚え、その時聞いた実況のアナウンサーの、「泣いています・・・笑っています」という言葉が非常に印象に残り、後にかの歌に反映されたということらしい。

 つまり歌に歌われるあの花は、世界各国から集まった選手たちの平和を象徴する意味が投影されており、私がSMAPの歌に感ずる前のはるか以前に、彼はやはりオリンピックは平和の花・人が集まったような状況であると感じていたということになる。

 もちろん沖縄返還前の話であり、本土復帰を望んでいただろう喜納さんたち沖縄の人たちにとっては取り分け印象的なシーンだったに違いない。 

そして今回の2020年の東京オリンピック招致に際して、使われた招致ロゴが花を題材にしたものだったことを考えると、かの招致ロゴが何の関連性も脈絡もない単なる偶然でしかなかったとしても、1964年のオリンピックからの必然の流れが実はそこにあるのではないかと感じてしまう。

 実際この「花~すべての人の心に花を~」は世界60か国以上で非常に多くのアーティストにカバーされていることを見れば世界の心を捉えた歌になっていることがわかる。

 つまり喜納昌吉さんが1964年の東京オリンピックの時に感じた国境を超えたという感銘がそのまま歌の歌詞に載せられ世界に伝わっているのではないかという印象である。

 そしてSMAPの「世界に一つだけの花」もまた花をテーマにした曲でもまた花がテーマとなっている。
 まあ今の時点ではこの曲はオリンピックと直接結びついているわけではないが、先日某音楽番組が先日発表した「世界に誇るニッポンの歌」では、「世界に一つだけの花」が1位に選ばれており、多くの国民が国際的に普遍性の高い歌と印象を持っており、オリンピックのテーマと親しい面があるのは確かなようである。

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 こうやって考えていくと、2020年に東京で行われるオリンピックは、件の花ロゴのエンブレムへの使用の可否は別としても、平和の祭典であることを含めて『花』というのは大事なテーマなのではないかという気がしてくる
 そういえば、滝廉太郎作曲の隅田川の美しい風景を描いた曲も題名は『花』であり、江戸・東京にとって『花』は枕詞のように切っても切り離せないテーマなのかもしれない。

 喜納昌吉さんの「花~すべての人の心に花を~」は現在では沖縄の民謡のようにしか扱われていないが、実は東京にとっても大事な曲であったわけであり、2020年の2回めの東京オリンピックを控えた現在、改めてその歌の意味を皆で考えてみても良いのではないかと言う気がするのである。



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