先日私自身の食料が底をつきそうと言うことをこのブログに書いたが、どうやら食糧に困ってるの私だけではないようだ。
私の居住地(小区)の住民間において、ウィーチャット内で幾つものグループチャットができており、グループが成立した途端に食品の団体発注を募る募集が乱立している。
例えば野菜や肉、パン、乳製品の団体購入などの希望者が募られ注文が集められている。
中にはマクドナルドの団体購入とかもあり、それぞれ申し込みが殺到している。
ただ足下を見た利益目的の市場価格より割高の募集とかも見受けられており、普段なら買わないような内容でも背に腹は変えられない面もあって申し込まれている方もそれなりにいる。
しかしながら一定数の申し込みがないと、購入が成立しない場合もあり、ここにも小さな市場経済原理が働いていて、あまり足下を見た募集は淘汰されているようだ。
さらに本当に来るかどうかの怪しい募集もあり、少々警戒も必要な詐欺かもしれない集団購買もありそうな匂いも漂っている。
しかしながら総じて私のいるこの居住地(小区)の皆さんは上海市全体のロックダウン開始時期より長い期間の隔離状況を受けている状況であり食糧を欲する声は大変強い。
やはりロックダウンを受けてから封鎖された地区よりはより食料不足が深刻なような印象である。
もちろんそれぞれの家庭でネットスーパーなどを駆使してそれなりに食糧を買い揃えている方もいるようだがやはり、皆大なり小なり食糧に困っている。
つまり困っているのは私1人ではないようなのである。
またネット上の別の居住地区に住んでいる人たちからもやはり食料が不足し始めている様子が伝えられ、冷蔵庫のストックなどがだいぶ苦しくなってきてるといったような言葉がポロポロと漏れ始めている。
それでもデモなど起こさず窮乏に大人しく耐えている。
このような状況は上海市政府においても概ね情報を掴んでは理解してるだろうが、実際には有効な対策はほとんど聞こえてこない。
行政府としては自助努力してくれという本音なのかも知れないが、これだけ強制的に移動を制限しているのだから、やはり命を守るための政府のサポートは必要に思う。
重症化リスクの低いとされる今のオミクロン株の感染防止において餓死者が出たのでは本末転倒でシャレにならないのである。