Monthly Archives: 8月 2008

ドーピング違反は本当に少なくなったのか?

 前回のアテネオリンピックでは24件ものドーピング違反があり、ハンマー投げのアヌシュ選手が検査拒否により金メダルを剥奪され、日本の室伏選手が金メダルに昇格したのは記憶に新しいところだが、今北京オリンピックをみると今までに違反件数はたった4件である。
 今オリンピックではアテネ大会以上にドーピング検査体制の強化が言われ、検査回数も検査項目を増やすといわれており、実際に検査回数は増やされていると報道されている。
 にも関わらずドーピング違反の件数は激減している。
 事前のアナウンスや、世界の主な競技大会の検査体制が強化されたことが効いて、ドーピングを試みる者が少なくなったという言い方もできなくはない。
 違反者がいないことは非常によいことと素直に解釈できれば良いのであるが、あまりにも優秀すぎると、世界を取り巻く環境からすれば、本当に今回の検査体制が有効であったか疑いたくなる。つまり検査精度が低いのではないかという疑いである。

 また、アテネのオリンピックの違反者の内容を見ると、違反者は東欧、アフリカ、ギリシャなどに集中しており、オリンピック強豪国のアメリカや中国からの違反者は出ていない。ドーピング検査の専門家によれば、ドーピング物質の開発技術は、検査技術の2歩も3歩も先に進んでいるといい、残念ながら現在の検査体制で全てのドーピングを見抜くことは難しいらしい。つまり現在の検査体制に引っかからないドーピングが行なわれている可能性は否定できないということだ。
 そうなると今回の金メダルラッシュの中国を羨む私としては、失礼ながら中国選手が全く何にもやっていなかったのかと疑いたくもなる。現在の規定の禁止薬物や禁止方法に違反しなければシロということになってしまうのかもしれないが、検査体制が追いついていない部分でのドーピングであってもルール違反であることには変わりない。
 開会式や餃子事件まで、いろんな場面で隠蔽体質を見てきたこの中国であるが、せめてオリンピックの競技の結果くらいは何も疑いもない金メダルラッシュであったことを願いたいが、こうもドーピング違反件数が少ない状況を見ると、検査員の買収や隠れドーピングはなかったのかなど、下種な思いがよぎり、一抹の不安を覚えてしまう。

今日のランチ あの「天丼てんや」さんで「天丼」

上海は非常に食が豊かな街になり。日本にあるもので食べられないものはほとんどない。
もちろん御当地ラーメンとか日本でも食べられる地域が限定されるようなものは駄目だが、それを除けば大抵のものが食べられる。
だから、上海の食ライフにほとんど不満は無いものの、あとは「てんや」が来てくれたらうれしいんだけどなぁと待望していた矢先に、あの味もとうとうやってきた。
日本にいたときは毎月一回は「てんや」に通っていたような「てんや」好きの私である。出店の話を聞いて、うずうずしていたのだが、なかなか行く機会が無く今日ようやく行くことができた。
 場所は人民広場から程近い西蔵南路と金陵東路の角のビルの一階である。地下鉄8号線の「大世界駅」からは地下通路でビルに繋がっている。
 店内の雰囲気は日本のてんやそのもの。さてメニューを開いてみるとスタンダードな天丼以外の天丼系メニューが日本に比べるとちょっと少ない。穴子天丼と野菜天丼があるだけである。どちらかというとそれ以外のサイドメニューが充実してて、若干上海の日本料理屋というスタンスが見え隠れする。食材の調達の関係もあると思われ、まずはメニューを広げずスタンダードな部分で勝負ということであろう。

 さて私はスタンダードな天丼(28元)を注文した。
で味は、、、まずお茶について語りたいが、日本のてんやで飲むお茶はちょっと独特なオリジナルブレンド的な味がするのだが、こちらは非常にスタンダードなこちらでよく飲むお茶の味であった。さすがにお茶まではオリジナルと同じというわけにはいかないようである。
 で肝心の天丼である。最初に食べた子持ししゃもが絶品であった。うますぎる!揚げ具合と柔らかさがとてもバランスよい。
入っていた具材の中では海老を差し置いてこのししゃもが一番美味しかった。
 海老も美味しいのだが、日本のものに比べると若干小ぶりのような気がする。またその他の具材も一つ一つが若干小さいような気がする。大胆さが好きな中国のてんやにしては、日本のものより小さいような気がするのは不思議だ。またタレも、日本の天丼に比べるとタレの量、濃さともに若干抑え気味である気がする。中国人の好みに合わせたのか、高級路線ということで抑え気味の路線ということか、はたまた私の舌や感覚が中国の料理に慣れ過ぎてしまって薄く感じたり小さく感じたりするのか?うーん、一番最後の意見が一番可能性として高いような気がしてきた。。。

 とはいえ、今回非常に満足で、夏バテ気味の体にも元気をもらった。私がいつでも通えるように、このお店をつぶさないようためにも、支店が増えてくれる為にも皆さんで通っていただきたい!(笑)

<天丼てんや 大世界店>
上海市黄浦区金陵東路500号亜龍国際広場1階101室
TEL 021-6373-7782/FAX 021-6373-7781

原文

かわいそうなマラソンランナー

今先程、男子マラソンを見終えた。優勝したのはケニアのワンジル選手。この酷暑の北京の中、フラットなコースが幸いしてかオリンピックレコードでの優勝である。
日本勢は残念ながら前半で大きく出遅れてしまい。メダルはおろか入賞県内にさえなかなか食い込むとは出来なかった。 かつてマラソン王国だった日本は一昔前の話になってしまった。まあ一人ひとりの選手は手を抜いているわけではないからそのことは責めるべくもない。
 今回マラソンの映像を見ていて非常に悲しくと思ったことがある。それは観客の声援がほとんど聞こえないことである、沿道にはそれなりに人数が出向いていたように思うが、声援としてはかなり寂しい。しかもゴールの鳥の巣の競技場に入ってきた優勝選手や後続の選手達に対する声援も驚くほど少なかった。
 確かに中国人選手は活躍してないし、TOPを走っているのは全く馴染みのないアフリカの黒人選手かもしれない。
 しかし、早朝とはいえ暑い北京の市内をフルマラソンを走るということは、そういう国籍云々を超えた人間として凄いことであり、観客からそういう偉業を成し遂げた選手への賛美の歓声がほとんど聞こえなかったのはとても信じられない。

 かつてマラソンの優勝者というのはオリンピックの一番の花形で、42.195kmを真っ先に駆け抜けてきた英雄であった。ゴールの瞬間は国籍を問わず暖かく競技場で迎えられたものであった。それが今回この有り様である。
 自国の聖火ランナーや自国選手の試合であれだけうるさいほど聞こえた「加油!」コールはどこに行ってしまったのであろうか?名も知らない英雄にも「加油!」コールをかけてもいいのではないか?
 競技場に集まった観客は閉会式の演出が目当てなのかも知れないが、それは本末転倒である。オリンピックでは競技者が賛美されるべきであり、開閉会式の演出などとというものはオリンピック全体から見ればほんのおまけでしかない。それを競技者への賛美を忘れてイベントに夢中になってしまうなんて集まった観客がいかにオリンピックに対して間違った理解をしているかがよくわかる。
 

 またマラソンのゴール後に競技場に、今大会のテーマ曲として使用されている『我和ニイ(you and me)』という曲が流れていた。
 私は今回の中国を取り巻く世界的環境を考えれば、この曲はあまりにも上っ面すぎる内容で、とても好きになれないというか、曲調も白々しすぎて非常に気持ち悪いのだが、もしこの曲のメッセージが本当に理解されるのであれば、マラソンの英雄に対して賛美の声援があるべきである。しかし実際のこの声援が少ない状況を見れば、いかに上っ面の精神であったかがわかる。

 オリンピックは開催国のためにあるわけではなく、競技者のために行なうものである。競技者を讃えるというオリンピック精神があったからこそ、この北京オリンピックは開催が守られたのであって、その精神がなかったら、もしかしてこのオリンピックはボイコットその他の状況で開催が潰れていたかもしれない状況を中国は忘れるべきではないと思う。

原文

右手を使わない上野選手のこだわり

ラジオの記者が伝えていた話だが、豪腕で日本に金メダルをもたらしたソフトボールの上野選手は、普段の生活ではほとんどその利き手である右手を使わなかったそうだ。
聞くところによると、会社のお偉いさんから握手を求められて右手を差し出されたときに、左手で差出し返したという。握手で下手に強く握られるなどしてつまらない刺激で右手の筋肉や指先の感覚を狂わされるのを恐れていたようである。

 それほどまでにして、守らなくてはならないほど彼女にとっての右手は大事で、つまりそれは彼女のオリンピックの金メダルへのこだわりの証であった。こういった日常の生活からソフトボール最優先で生活をし続けきた結果が結実して今回の金メダルとなったようだ。

そういう面では、比較して申し訳ないが日本の野球に関して言えば、決して手を抜いているわけではないが、熱さの面でソフトボール女子や対戦相手の韓国ほど、金メダルへのこだわりが足りなかったのが今回の結果のように思う。
 皆がオリンピックの金メダルを目指す中、やはり想う心が一番強い人やチームが、頂点に立つのだと思う。

そういう意味では、政治的な要因で世界から叩かれながらも、自国開催のオリンピックに純粋に集中してきた中国選手が、金メダルの数で圧倒しているのは至極当然の結果とも言える。
 この上野選手のこだわりがもたらした結果に我々にも見習うべきところがたくさんある気がする。

時差があるCCTVのネット放送

 今日、野球の日本の試合ををネットで観戦しているときに発見してしまったことであるが、CCTVのネット放送はライブと記されているが、やはり心配されていた通り時間差遅れの報道を行なっているようだ。

 実はYHOOのテキストライブと平行して状況を観戦していたのだが、明らかにYAHOOのテキストライブのほうが進行が数分早い。テキストライブで結果を知ってから、後追いでCCTVの画像が流れるといった具合だ。テキストライブでさえ、試合が動いたあとテキストに起こすわけだから、どんなに急いだとしても少なくても多少のタイムラグが元々あるわけで、それより画像が遅れてしまうということは実際より相当な時間の遅れをもって放送していると考えられる。

 CCTVは国際映像に関しては、こういったライブ放送の時差報道を行なわないと明言していたはずだが、どうやらそれは外国向けに限った対応のようで、国内へ発信する画像に関しては従来どおり、万が一不測の事態が起きたときにテレビ放送として国内に流れてしまわないように時間差報道をやっているのが実態のようである。

 従って、もし日本のNHKの衛星放送と中国国内のテレビ放送を並べて同時に同じ競技試合の映像を見たら、本来は衛星を使っているので時間に遅れが生じるはずの日本のNHKが先に進行し、CCTV側が後から同じ映像、或いは差し替えられた映像を見ることができるかもしれない。
 まあ遅れてようがいまいがライブ放送として臨場感があるのは、やはり画像のほうで、 どうしても画像優先で見てしまうのだがそこに人の意図が加わっている可能性があるのかと思うと何のためのライブ放送か考えさえられてしまう。