NYヤンキースからメールが来た。
もちろん入団のオファーではない(当たり前だ!)
まあチケットの発売を知らせるメールだったのであるが、なんでこんなメールが来たのかと言うと、今日行われたMLBオールスターゲームの出場者の最後の一枠を決める「FINAL VOTE」という投票に投票してその時にメールアドレスを登録したからである。
その時はボストンレッドソックスの上原投手が候補に残っていたので、是非選ばれて欲しいと投票に興じたのである。
まあ残念ながら上原投手は選ばれなかったが、投票に参加できたのは面白い体験でありいい経験だった。
もちろん投票する時にEメールアドレスの登録が必須で、それ故の今回のDMの受信となったわけで、投票時にアドレス登録するとこういうメールが来るのだろうなということも予想しており案の定のメール到来となった。
まあ今上海にいるのでヤンキースの試合を観戦しに行く機会は当面来ないと思うが、ちょっと面白いのでメールは拒否せずこのまましばらく受信しようかなとも思っている。
ところで中国では、驚くほどに野球に関する話題が少ない。
もちろん、国際大会にナショナルチームは出て来るわけだから競技人口が全くいないというわけではないだろうが、サッカーやバスケに比べると雲泥の差である。
同じ中華圏の台湾などは野球好きが多いと聞くが、それに比べても中国ではほとんどと言っていいほど話題にならないのである。
ファッションとしてヤンキースのあのNY帽を被っている人は時々見かけるが、実は野球という競技を知らないで被っているのではないかという気もする。
まあ中国人がチームワークが苦手なのは昔からよく言われることで、チームの和が必要とされる野球に中国人が向かないのは理解できることではあるのだが、アメリカ人と中国人の性格が似ているといわれる面から考えると、野球ももう少し流行っても良さそうだとは思うが、どうもそうはなっていない。
でも13億人もいる人口を思えば、人口の1%でも野球に興味を持ってくれれば、結構それなりの市場が生まれるとも思え、MLBのみならず日本のNPBにもチャンスがあるという気がする。
サッカーの英プレミアリーグを夢中になって見ている中国人が大勢いるように、自国の競技レベルは高くなくとも、観戦者人口を増やすことはできるのである。
まあそれにはボールに自分の名前を刻んで喜んでいるようなお飾りのコミッショナー程度では到底無理で、私の様な外国人にオールスターの投票をさせ、DMをバンバン配信するMLBの戦略を見習うような積極的な人材登用が必要だろう。
NYヤンキースから来たたった一通のDMからでも学ぶべきことは多いのである。