微信(Wechat)のパスポート情報更新はちょっと大変だった。

 先日、飲食店で微信(Wechat・ウィーチャット)を使って、費用決済をしようとしたところチャージ金額がほとんどない状態に気づいた。
 慌ててその場で銀行口座からチャージをしようとしたところ、身分証明書情報が更新されていない旨の表示が出て、チャージができないと書かれていた。

 幸い、銀行口座からの直接の支払いは可能だったので、支払いができないなどという赤っ恥はかかなかったが、何らかの手続きはしなくてはならないようだ。
 実はこの春にパスポートを更新したのだが、従前のパスポートの期限が9月1日だったため、その日付が過ぎて登録されているアプリがアラートを出して、有効な身分証明書情報が無いと通知してきたようである。

 中国語的に言うと実名認証の更改が必要ということになる。

さて、このまま放置して微信(Wechat)の支払いが行えなくなるのは生活に多大な影響が発生するので放置するわけにはいかず、早速手続きを始めた。
(先日支付宝は更新済みではあるが)

で、まずは何の情報も見ないで自力で処理をしようとしたが、ちょっとわからず行き詰ったため、結局は中国語のネット情報にたどり着いて、何とか処理をすることができた。

 微信アプリの場合、身分証明書を提示した実名登録を必要とするのは、どうやら電子マネーウォレットの安全性を担保するための処理の意味合いが強く、ウォレット周りの処理が主となる。

従って、

① まずウォレットの残金をゼロにする必要がある。
 口座に残金があっては手続きができないので、銀行口座への引き出しなどで、全額を引き出して、口座の中をゼロにする。

 ②残高がゼロになったら、銀行カードの登録を解除する。

 「Pay」のトップページから「ウォレット」-「カード」の順で登録されているカードを表示させ「解绑银行卡」で各銀行のカード情報を解除する。

微信銀行カード管理画面

微信銀行カード管理画面

③ 新しいパスポートの情報を登録する。
銀行カードの情報を削除したら、「Pay」のトップページから右上の三つの点をクリックして「パスワード管理の画面」で実名認証の処理を選択し、一番下の更換実名をクリックし、新たなパスポートの情報などを登録する。

微信のPAY画面

微信のPAY画面

 さらに銀行認証があるため、銀行口座情報を入れて、確認コードが登録携帯電話に送られてくるので、それらを入力したら切替完了である。
 私は上記の旧銀行カード情報の削除のところに気が付かず、何度もやり直しをしてかなり苦労した。

 また恐らく注意しなければならないのは、銀行側へのパスポート届け出情報も、きちんと手続きしておかなければ、この認証は成功しないのではと思われるということ。

 私は既に銀行へのパスポートを情報更新を終えていたので、すんなりいったが、銀行に届けられているパスポート情報と今認証させようとするパスポート情報が一致しないとうまくいかないことが予想されるからである。
 このあたりは何度も実験してみるわけにもいかないので、一応一回の経験からしか記すことかできないのだが恐らくうまくいかない可能性が高いだろうに思う。

 なお今回の切り替えにあたって、音楽配信サービスや配車アプリへの支払いリンクなども全て解除してしまったのでこれらもサービスの紐づけが再度必要になると想像されるが、リンク作業自体は難しくないので、その場その場で対応できるのではないかと考えている。

 諸所参考にしていただければ幸いである。





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“微信(Wechat)のパスポート情報更新はちょっと大変だった。” への4件の返信

  1. お陰様で長い事ほったらかしで、時々気になっていた問題が解決しました。有難うございました!

    • たけし様

       コメントありがとうございます。
       お役に立てて幸いです。

       上海ワルツ

  2. 私も今同じ状態でして、とても助かりました。
    いくつか教えて欲しいです。
    もともと、銀行からウォレットへチャージしてから、微信で支払いを
    実施されていたのでしょうか。
    影響は、銀行からウォレットへのチャージのみとの印象でしょうか。

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