中国再入国の壁を乗り越えて

 中国へ再入国した。
 チケット代の都合で天津入境を選んでしまったので、5日間の隔離中である。
 あと一か月我慢すれば隔離がなくなるというニュースを目にしたが、既にチケットを購入してしまった後であり、キャンセル料が50%ほど取られそうだったのでチケットの変更は諦めた。

 2か月ぶりの中国入国だが、日本へ一時帰国した際には、一か月ほどで中国に戻ろうと目論んでいた。

 ところが、現在のコロナ禍においては色んな複雑な条件を一つ一つ順番に潰していかなければ、中国への再入国が難しいことが分かったため結局この時期になってしまった。
 その大きな原因となってしまったのが、居留証更新のタイミングで私は体調を崩してしまったため、工作証(労働許可)の延長更新は完了したものの、居留証(滞在ビザ)に関しては帰国中に有効期限を過ぎてしまい失効してしまったのである。
 従って労働許可自体はやり直さなくても良いが、再入国に際しては、改めて入国ビザを取得する必要があった。
 日本にて渡航するビザについて調べていくと入国ビザ手続きのためには、日本国内での新型コロナのワクチン接種証明が必要で、当然ずっと中国国内にいた私は日本で承認されたワクチンなど打っておらず、改めて日本国内で接種を受ける必要があった。

 そのワクチン接種はご存じの通り2回の接種が必要で、かつ3週間以上の間隔を空けなければならない。
 しかも問い合わせた病院では週一回の指定の日でしか受けられないとのことだった。
 仕方なく最短で接種が受けられる日を探して、最短の日で接種したのが10月31日。
 そして2回目を予約したのがその3週間後の11月21日だった。
 ビザを取る前段階だけであっという間に1か月オーバーである。

 そしてやっとこ2回目の接種を終えて、接種証明書を手にした。

ワクチン接種証明書の案内

ワクチン接種証明書の案内

 これを含めて次は必要書類をビザ申請の代行会社に書類を送ったが、なかなか反応が鈍い。
 そもそも自分で手続き出来る手続きと考えていたが、中国のビザセンターのWEBサイトがどうにも言うことを聞いてくれず、スムーズにデータ申請が出来なかったため、諦めて代行会社を頼ったのである。

 一応代行会社に連絡を入れてから書類を送ったが、届いたはずの日(宅配便の公式サイト情報により)の翌々日になっても連絡がないため、こちらから電話を入れてみると、何と「まだ見ていない」と釣れない反応。
 どうやら日本語の出来る中国人スタッフたちが対応しており、久々の中国式サービス感覚に怒る気にもなれず、よろしくお願いしますとだけ念押しをした。
 そしてようやく連絡が来て翌週に申請を行うということになり、11月29日に東京お台場の中国ビザセンターを訪れて申請を行なった。

東京ビッグサイト

中国ビザセンターは東京ビッグサイトの真ん前である。

 この際にパスポートが返ってくる時期を訊ねたところ、現地担当者は翌週のような話しぶりだったが、再度電話で会社側へ確認するとその週末に発送するとのことだった。
 この確認を取り、早速航空券を探し始めたが、12月に入って月が替わった影響なのか、つい先日まで出ていた割安の航空券が姿を消していた。
 仕方ないが高額になった中から探すしかない。

今回荷物も少なくないので、荷物条件を頭に入れながらチケットを探す。
 経由便も厭わなかったが、中国入国に48時間以内のPCR検査の陰性証明の条件もあったので、あまり時間のかかるルートは使えない。

 結局、上海直行どころか、長江デルタも避けてスプリングジャパンの天津便を選択した。
 荷物追加の必要もあったため、代理店経由は条件がどうなるか分からず面倒くさかったのである。

 ただ直行便になったので事前PCR検査の陰性証明の取得も比較的余裕が出来て、時間を気にしないで済む。
 11月のルール改正で48時間以内に1回となったのも大きい。

 このPCR検査の費用は検査機関によってマチマチではあるが、保険適用外なので総じて安くなく、従来のように2回も受けるのはかなりの負担だったのである。
 今回たまたまネットで見つけた御徒町にある協和医院という病院が証明書代込みの1万円で対応してくれたのでそこを利用した。

PCR検査の指定医院

PCR検査の指定医院

 そしてようやく準備が整って当日成田へ向かい予定通りに搭乗し、無事天津についたので、現在隔離中の身となっている。





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