日本では、現任の菅首相の意向もあって、スマホ料金の値下げのドミノ倒しが始まっており、以前よりマシな料金体系が始まるようなニュースが流れている。
そういった流れの中で実は上海にいる私も結構恩恵を受けている。
いつだったがこのブログにも記した記憶があるが、私は中国に来て以降も日本の携帯番号を維持している。
携帯キャリアは何度か変更しており、数年前から楽天モバイルを利用している。
理由は年に1~2回の帰国した時にしか使わないので、基本料金を抑えたいということであり、可能な限り低料金で維持したかったからである。
以前はMNVO(仮想移動体通信事業者)としての楽天モバイルの契約だったが、昨年からはMNO(移動体通信事業者)の楽天モバイルとなった。
まあ多くの方はご存知かと思うが、楽天は通信料使い放題2980円/月を設定しつつ、最初の1年は無料という大キャンペーンを張った。
これは電話番号を維持するだけの私にとってはありがたいキャンペーンで、基本料金を1年だけとは言え、払わずに済むのはとても助かった。
もちろん1年後に月額基本料金が2980円になってしまう可能性は有ったが、その時はその時で、1年も先となればまた社会の環境が変わり、もっと都合の良い手段が登場する可能性もあると考えたのである。
で、その予測通りに状況の変化が現れ、先日楽天モバイルから発表された新プランは、まさに私にとって都合の良いものだった。
即ち従量制的課金体形となるとのことであり、月の通信使用料が1G以下なら月額基本料金は無料になるとのこと。
つまり端末を中国に持ち込んで手元に置いている自分にとっては、日本に帰国しない限り通信料は原則発生せず、半永久的に維持費が無料で済んでしまうことを意味する。
さらに昨年にMNOに切り替えてから気づいことなのだが、楽天モバイルのLINKというアプリケーションを使用して日本に電話を掛ける場合は、国際通話料が無料になっている。
まあ、中国側でwifiなどの通信環境を用意し、さらにVPNなどの環境を用意することが前提となってしまうようだが、とにかく日本国内の一般電話に対しての通話料は日本全国どこでも無料となるようだ。
結果として、日本に帰国した時以外は維持費が無料(今は一年無料期間中)、上海から日本への電話代も無料でありながら、電話番号契約をキープできるというサービスの恩恵を目一杯受けた状態となっている。
もちろん現代においてはLINEやWechatなど、国際間を飛び越えて無料通話できるSNSツールも多く、私の現状としては日本の家族以外とはそんなに話す機会もないため、得する機会自体も多くない。
しかしSNSツールは連絡先をお互い承認した相手に対してでしか問い合わせ出来ないのに対して、一般電話にも無料で通話できるというのは、やはりありがたい。
将来においてこのサービスルールが変わらないで、今のルールが続くことを祈りたいが、とりあえずは楽天モバイルのサービスの恩恵を大きく受けている。