台湾人も中国医療を信頼せず

 先日、台湾人の友人が急病のため急遽帰国した。

 お腹が痛いというだけで詳しい事情はわからないが、手術をすると言っていた。

「そんな緊急の状態なのに飛行機に乗って大丈夫なのか?」
という気はするのだが、とにかく帰って行った。

 どうやら中国の病院は信用できないということで、意地でも台湾に戻って治療と手術を受けたかったらしい。

台湾・台北の自由広場

台湾・台北の自由広場

 台湾人でさえも我々日本人同様にやはり中国の医療を信用していないようだ。

 私も先日中国で手術を受けたが、まあ命のリスクは非常に低いだろうということで、怖い物見たさの好奇心が含まれていたことは間違いなく、中国の医療を本気で信用していたわけではない。

 連日、中国人社会の人命軽視というか、命への尊厳が分かってないなというニュースを見ると、医療の世界とてこの社会の一部と考えると日本のそれとはどこかずれているのだろうということは想像に難くない。

 故に台湾人とて同じものを感じて中国の医療を信用していないのだろう。

 何医学であろうがどうも中国で信用のある治療を探すのは大変な気がする。 

 中国の場合、医学の技術より、社会や人に問題があるからである。

 恐らく中国でも医大などで教える項目は日本とあまり変わらない可能性があり、医療のルールそのものはそれなりに厳格なはずであるが、そのルールを細かく守らないでもOKという中国社会の小さな手抜きの積み重なりが問題を起こしている。
 
  連絡一つ、仕事の締切り一つなど直接医療に関係ないルール違反に見えても、それを許容してしまう人や社会の資質は結局人の命にも影響を及ぼすことに繋がっているのである。

 ところで人の命の存在とはあやふやなものだ。

 この台湾人は、現在恐らく手術を済ませて安静にしている頃だと思うが、連絡もないためどのくらい重病なのかわからず、実際のところ今現在生きているか死んでいるか全く分からず、非常に不安な気持ちで成行きをを気にしている。

 便りが無いのは元気な証拠と思いたいが、実際連絡があるまではとっても不安だ。
 
 時間がかかってもいいから、また元気な姿で上海に戻ってきてほしいものだと切に思う。



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