先日、餃子に対する中国人と日本人の認識の逆転について書いたが、今日コンビニで「マカロニサラダ」を見て、ああこれもそうかと気が付いた。
イタリア料理の上でマカロニもスパゲッティも同じパスタに区分されるというのは最近日本人の間でもかなり知れ渡って来ているが、そうは言っても日本人にとってのマカロニは今のところ完全な主食扱いではない。
まあスパゲッティなどのロングパスタなら麺類の一種として捉えらることが出来るが、マカロニに限らずペンネやフジッリなどショートパスタ全般は日本人にとってはどうも料理に対する添え物といった印象がある。
しかも日本人はそのスパゲッティでさえ、添え物として副食にする場合もあり、焼きそばパンともにスパゲッティパンなどもあったりするから、どうも完全な主食の扱いとはなっていない。
現に日本のお弁当などではどうどうとスパゲッティやマカロニサラダが副菜として添えられているケースが多々ある。
しかしである。
餃子は皮が主食である理屈から言えば、小麦粉で出来たパスタもまた主食であり、その例に漏れすマカロニ達もまた主食ということになる。
あの小さなマカロニを主食として捉えることは日本人としてはちょっと抵抗があるが、小麦粉をつかったでんぷん食という意味からいえばマカロニはやはり主食であり、マカロニサラダは本来はサラダマカロニでなくてはならないのがイタリア料理的立場ということになろうか。
最近ではサイゼリアなど安いイタメシ屋の普及もあってパスタを主食として食べるケースも増えてきたため、日本人にとってもマカロニを含めたパスタを主食として捉えることに抵抗感はなくなりつつあるが、そうは言っても私にとってはまだマカロニを主食とするには、どこかまだ頼りない印象が残るのである。