「ほうれんそう」の基本

社会人の新人が会社に入ってまず教え込まれるのが、「ほう」「れん」「そう」の基本である。

「ほうれんそう」とは言うまでもなく「報告」「連絡」「相談」のことで、つまりまめに状況を報告せよとのことである。

 特に状況が悪いときほどこれを欠かしてはいけない。小さな変化であれ、堤防の一つの穴が堤防全体を壊してしまうこともあり早めに対処しなければ間に合わないかも知れないからである。

 つまり状況が悪いときは、何らかの手を打ってアクションを必要があり、故にその状況報告は早いほどいい。それは社員→会社だけでなく、会社→社員の方向でも同じことであり、必ずしも社員側にだけ要求されるものではない。

 会社側も不利な状況ほど社員に明確に開示しないと、いざというときに社員の協力を得られなくなるし場合によっては不信感を生む。

また客先に対しても同様のことが言え、待ち合わせ時間に遅れたり予定納期に間に合いそうも無いときずるずる報告もなく遅れてしまえば、あっという間に信頼を無くしてしまう。
 もちろん遅れないことが第一だが、事前に状況さえちゃんと報告できれば、客先にも対処のしようがあり、ドミノ倒し的な遅れの連鎖を防ぐことができるので、こちらの報告が相手の被害を最小限にくいとめることができる。

 故に自社の仕事の遅れの報告は確かに格好悪いが連絡はするべきなのである。

 こういった日本では当たり前の「ほうれんそう」の基本だが、ここ中国ではまだまだ時間観念がルーズのためあまりきちんと実行されない。

 それを強く感じるのは飛行機が遅れたときの空港係員の対応である。

 明らかにチェックイン時には遅れの状況が発生しているであろうにも係わらず、定刻表示され登場口について初めて飛行機の遅れを知り、そこで長時間待たされる。

 空港間あるいは航空会社内部の連絡がうまくいっていないのか、或いはその空港の案内がルーズなのか、或いは客が逃がさないための「意図的」なサボタージュなのかわからないが、毎度毎度同様の対応で腹が立つ。

 搭乗時に遅れの状況がわかれば、別の便に振り替えることができたかもしれないのに、搭乗口まで来てしまっていたのでは基本的にお手上げである。
 飛行機の遅れは日常茶飯事の出来事とはいえ、状況によっては泣きたくなる場合もあり、そんな時空港係員の対応ぶりには苛立ちを覚える。

 全てに通じる「ほうれんそう」、人の振り見てわが振り直せ、自分も初心に立ちかえって忘れないように気をつけたい。



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