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グアムが独立投票を実施するらしい

 日本のラジオでグアムが11月にも独立投票をするらしいとのニュースを耳にした。

 どうやらグアムはアメリカの領土でありながら、大統領選挙に参加できないような国政参加権の無い地域であり、アメリカ国民としての市民権を得られない植民地的待遇に不満を持っているらしいとのこと。

 急いでグアムについてウィキペディアで政治状況を調べたが、グアムは自治を行うための議会や知事は置かれているが、完全な自治権を持たない状況で、国会では非自治地域に指定されているという。
 また連邦議会の下院に議員を一人送れるものの投票権を持たないものとなっており、グアムの土地自体もアメリカ軍が収容権をもっているようだ。
 つまり言うなれば、グアム島民はアメリカの国民としての権利を与えられてないばかりか、土地を軍に自由に使われている状況となっている。
 この21世紀において迫害のようなことこそないものの、アメリカの領土でありながら参政権が認められていないというのはこれは結構驚くべき状況と言ってもいい気がする。

 そういえば、先日FIFAサッカーW杯のアジア予選にグアムが単独で参加しているのを見つけ驚いたことが記憶に残っているが、今回こういう状況を知るとアメリカチーム参加ではなく単独チームであることに妙に納得した。
 歴史を振り返っても、もともと住みついていたチャモロ人に対してスペインが植民地化し、その後アメリカに移譲された後、一時日本の占領下になったが戦後再びアメリカ領となるなど、大国の都合で振り回されてきてどこかに帰属意識が高い場所ではないようである。
 そんなグアムが参政権も得られていないアメリカから独立の是非を問う選挙を実施するのは、それほど不思議ではなく寧ろ必然の流れという気もする。

 これまで、日本の沖縄の基地問題においてグアムに移してしまえば良いという意見を持っていたが、万が一グアムが独立してしまえばそんな計画も白紙になり、日本の安全保障上に大きな影響を与える独立となる。

 そうすれば、普天間基地移転や辺野古の埋め立て問題なども、今まで予想しなかった全く違った展開になる可能性もあり得るのである。

 しかしながら、まあ現実的にはグアムはたった18万人の島民しかおらず、独立したとしてもアメリカに軍事や外交の面で頼らざるを得ないのは明々白々で、経済の上でもアメリカ軍に大きく依存しているので、国家として独立してもそうそうアメリカと距離をおけるものではないというのは島民も知るところであろう。
 それ故に、例え独立したとしてもパラオのように自由連盟に参加し、外交内政は自国で行い国連加盟権を持ち、軍事はアメリカに依存するような形になるとされ、現状とそれほど大きく変化する状況にはならないと予想される。

 とはいえ、グアムが国家として独立するとなれば、やはり日本からの海兵隊の基地移転などの事項については影響がないと言えず、さらに沖縄独立論なども再燃する可能性もあり注意して推移を見守るべきこの投票となっている。

やはり腹案はグアムだった。なのに何故?

先月末に政局がバタバタ動いていることが連日日本から報道されている。

 普天間基地移転について、鳩山首相から辺野古案で発表され、閣議で署名を拒否をした社民党の福島党首が罷免され、さらにその社民党自体が連立与党から離脱することになったのは報道によって知らされている通りの状況である。

 世間の報道は鳩山さんの指導力の無さに対する批判ばかりが目立ち、実現不可能な大ぼらを吹いてきた嘘つき総理大臣である的な論調が大勢を占めているが私としてはこの結果にどうにも腑に落ちない点がある。

 実は、ラジオの間接的情報だが、鳩山さんの腹案とはグアムだったとの情報を耳にした。

今回の政権離脱で国土交通副大臣の職を辞した社民党の辻元議員がテレビのインタビューの中で、鳩山さんに直接腹案の件を質問したら「グアム」だったとの答えが返ってきたと答えていたとの情報である。

つまりこの「腹案」という言葉が出てきたのは3月31日なので、少なくとも鳩山さんはこの時点まで腹案としてグアム移転を考えており、沖縄の負担軽減を真剣に考えていたことになる。

 しかしである。

 この腹案は実現せず、辺野古移転案などという鳩山さん自身にとって一番都合の悪い案で発表せざるを得なくなった。

 もともと徳之島だの辺野古だの国内移転案では大反対を受けるのは目に見えていたし、そのほかの国内にそんなに簡単に受け入れ先が見つかる状況ではなく、グアム移転の腹案がある意味最良の選択であったろうに関わらず、その判断が覆った。

 この2ヶ月足らずの間に何があったのか?どんな情報が鳩山さんの腹案を実現させなかったのか?実はここが一番大事であるのにも関わらずどこも報じていない。
ここを報じず鳩山さんばかりを悪者のごとく報じている。

 何故グアムではなく国内だったのか?

 詰まらない政局ごっこを批判する前に、マスコミはここをきちんと調べていただきたい。

 やはり仮想敵国の存在を言葉に出すのがそんなに難しいということなのだろうか?

逃げ出すよりマシ

 期限といわれる5月末を目前にして、普天間基地問題で急にバタバタし始めた鳩山首相。

 この問題は昨年の就任当初からあった問題なので、今までのこの半年以上の間は何をやっていたのだろうかと呆れる面は確かに大きい。
 日本国民もそう感じているようで、内閣支持率もやはり下がりっぱなしである。

 しかし、鳩山さんを無理やり擁護すればそのみっともない姿をさらしながらでも問題解決に向けて必死にもがいている姿は評価できる。

 今の状況では大見得を切って言っていた5月末の期限に間に合わないかも知れないが、それでも問題解決に対しては不器用ながら前向きに取り組んでいる。

 考えてみれば前政権の二代の首相は続けて無責任に椅子を放り出したといわれ、それと比べれば今の姿は例え夏休み最後の宿題の追い込みのような姿でも、責任も果たさず逃げ出してしまうよりよほどマシであるといえる。

 実はこの問題がこの段になってバタバタしてしまった背景には、この問題を鳩山さんが某側近を信用し全権委託して解決を図っていたが、その側近が問題を解決の具体的な進展がないにも関わらず首相に対して「大丈夫だ、間に合う」と言い続け、それを鳩山さんが信じた結果、この時期になって実は何も出来ていないことがわかり、慌て始めたのではないかと、ある人がラジオで言っていた。

 故に、急に鳩山さん自身が動かざるを得ない状況になってしまったのではないかということらしい。

 この推測を信じれば、解決能力のない人間に仕事を委託してしまった鳩山さんに人を見る目がなかったとしか言いようがないが、逆にそれでも投げ出さず責任を感じ、自ら沖縄や徳之島に足を運び出向き、問題を解決の道を探る姿勢は評価できるような気がする。
 
 この問題の現在の状態は、決して褒められた結果を出せていないかもしれないが、鳩山さんが今後投げ出そうが投げ出すまいが、いずれ誰かが解決しなければ片付かない問題である。

 ならばどんなに格好悪く、どんな時間がかかろうとも問題解決に向けて、間断なく責任を果たそうとする姿がある限りにおいては支持しても良いような気がする。

リーダーに判断を預託する国民としては、逃げ出さられるよりよほどマシである。

 原文