ハッタリ総理と嫌がらせ記者

 もう開催が決まった事なので、多少の事は書いても許されると思うが、先日のオリンピック開催都市選考のプレゼンを見ていて思ったのは、日本の総理は随分凄いハッタリをかますというか、世界中の記者の前でよくもまああんなに堂々と大ウソをつけるもんだなぁという事。

 汚染水に関して言えば、今現在どれだけの量があふれているかなどの数字は全くの推定でしかなく、その量について把握されていないのである。

 また汚染水が完全にブロックされているというのもほとんど不正確であり、希釈されながら海に少しずつ流れ出ているのが実態であり、そのことは日本国内で大きく報道されている。

 また、今まで被ばくの被害が全く出ていないような話も不正確だし、今後万が一、福島沖で地震が再発生したような場合に、原発が暴走しないような状況にまではまだ全くと言っていいほどコントロールされていない訳で、総理の言ったアンダーコントロールというのは酷いハッタリだということになる。

 ただ、こういった一国の首相が海外メディアに向かってハッタリをかます一方で、今回日本招致団に対して、汚染水の質問を執拗に投げかけていたのは実はトルコとスペインの記者だけだったということが伝わっていて、海外メディアの質問とされていた中身はライバル国のメディアによる嫌がらせというか足の引っ張り合いだったようである。

 つまりキツネとタヌキの化かしあいではないが、ハッタリ総理と嫌がらせ記者の神経戦があの場で行われていたようである。

 まあ嘘も方便というか、こんな経過のハッタリで勝ち取ったオリンピックであるが、ハッタリのメッキがはがれぬうちに、つじつまが合うように本当の意味での汚染水管理に全力をつくして欲しいという気がしている。



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